宇宙を体感できる作品が目白押し!『宇宙と芸術展: かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ』の詳細が明らかに

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2016.5.18

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『宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ』が2016年7月30日(土)から2017年1月9日(月・祝)にかけて森美術館にて開催される。

本展では、歴史的な天文学資料から、現代アーティストによる芸術作品、宇宙開発の最前線に至るまで、宇宙に関する多様な出展物約200点が一挙に公開される。

注目は、国内外の現代アーティストによる宇宙を体感できるインスタレーションだ。宇宙にいるかのような浮遊感を体験できるチームラボの新作や、太陽の光の強度を音で表現したり、日時計の刻んでいく時間を感じられるインスタレーションなど、壮大なスケールの作品が展示される。

さらに、「宇宙開発の父」と称されるコンスタンティン・ツィオルコフスキーが描いたロケット理論のスケッチや、NASAが実施した火星住居設計コンペティションで最優秀賞に選ばれた未来の仮想住居《マーズ・アイス・ハウス》の模型など、いずれも日本初公開となる出展物も見どころのひとつ。

まるで「宇宙の入り口」に降り立ったかのような体験ができる注目作品が目白押しの展覧会となっている。

 

■注目の展示
◆チームラボ《追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして衝突して咲いていく - Light in Space》

本作は、テクノロジーとアートの境界を探る活動を行うチームラボによる本展のための新作インスタレーションだ。宇宙空間を縦横無尽に飛んでいくカラス達の中、観客は宇宙遊泳をしているような体験をすることができる。このカラスは日本神話に登場する三本足の八咫烏で、太陽の化身でもある。カラス達は観客をよけながら飛んで行くが、時々よけきれず観客にぶつかって色とりどりの花、すなわち「生命」を咲かせ、地球上の生命の営みの根源である太陽エネルギーを具現化している。

◆太陽の鼓動を体感!音と映像のインスタレーション​​ セミコンダクター 《ブリリアント・ノイズ》

太陽光の強度を音で表現し、何千本もの太陽活動の記録映像に重ねた3 チャンネル・ビデオ・インスタレーション。コの字型で観客を囲む3 面の大型スクリーンに、太陽の熱核融合で放出される巨大なエネルギー波が映し出され、それに合わせて音が変化する。そのため、まるで太陽の間近にいるような体験ができるのが特徴だ。

◆宇宙を仏教的観点から紐解く。多次元宇宙を表す古来の宇宙像「曼荼羅」

南北朝時代、室町時代に描かれた両界曼荼羅や星曼荼羅、方位に宿る神々を描いた十二天像、チベット曼荼羅などを展示。アジア的な世界観や仏教的観点から見た宇宙像を探る。

◆鉄の隕石から作られた伝説の刀「流星刀」

明治時代、富山県に流れ落ちた隕鉄と呼ばれる鉄の隕石から作られた日本刀「流星刀」が展示される。日本古来の刀から宇宙と地球の関係性を探っていく。

◆セクシーでメカニカルな女性を造形し、世界中のクリエイターから注目を集める空山 基の《セクシーロボット》

エアロスミスのアルバム「Just Push Play」でアルバムジャケットにも使用され、イラストレーターとして世界的に高く評価されている空山基の立体作品が登場する。

◆「宇宙開発の父」コンスタンティン・ツィオルコフスキーの描いたスケッチ(複製)

ロケット理論や宇宙航空学のパイオニアとしてロシアの宇宙開発に貢献し、SF小説家でもあった、科学者ツィオルコフスキーのインスピレーション溢れるスケッチを展示。

◆人間の未来の住居、火星での仮想住居《マーズ・アイス・ハウス》の模型

NASAが2030年代に、宇宙飛行士4名を火星に1年間滞在させて探索を行うという計画のために開催された火星住居設計コンペティションで一位に輝いた仮想住居が日本初公開される。

 

 

イベント情報
宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ

会期:2016年7月30日( 土) - 2017 年1月9日( 月・祝)
会場:森美術館 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53F
開館時間:10:00- 22:00|火10:00- 17:00
*いずれも入館時間は閉館時間の30分前まで *会期中無休
入館料:一般1,600円、学生( 高校・大学生)1,100円、子供(4歳~中学生)600円

詳細:http://www.mori.art.museum/contents/universe_art/index.html

 

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