村川梨衣、“アルバム”と“7色のサイリウム”に誰もが驚いた1stソロライブ

レポート
アニメ/ゲーム
2016.7.10
村川梨衣(写真提供:日本コロムビア)

村川梨衣(写真提供:日本コロムビア)

7月2日、村川梨衣のライブイベント「Rietion Session LIVE PARTY!!」が東京・科学技術館サイエンスホールで昼夜2回にわたって開催された。本稿では昼公演の模様をレポートする。

村川は「のんのんびより」シリーズの一条蛍役、「トリニティセブン」の倉田ユイ役などで知られる女性声優。6月1日に両A面シングル「Sweet Sensation / Baby, My First Kiss」でアーティストデビューしており、このたび個人名義のものとしては初のライブイベントを行った。

カウントを合図にドラマー、ベーシスト、ギタリストがセッションする中、ドレッシーなホワイトのワンピースにピンクのリボンベルトというスタイリングで現れた村川は、デビュー記念ライブで未発表曲を3連発。さらにタイトな8ビートに乗せてポジティブなメッセージを届ける「Anytime, Anywhere」、ハードロック仕立てのプレイを背に、自らが強くあることを激しく宣言する「Breath」を披露したのちには、これらの楽曲が現在制作中の1stアルバムの収録曲であることを発表して、抽選で選ばれた400人のオーディエンスをどよめかせた。

さらにゴシッキーな新曲「MaGiK」をシリアスに歌い上げて、400人をさらに盛り上げた村川だったが、MCになれば、ラジオ番組やアニメのステージイベントなどで見せる“りえしょん”のまま。初めて聴く新曲群にノリよくコールを返すオーディエンスに「さすがすぎない?」「そんなみんなには、りえしょんポイント、3ポイント差し上げまーす!」と笑顔を振りまいた直後には、「ここまでは新曲が続いたけど、ここからはおなじみの……」と、以降シングル曲でセットリストを構成することを予告しようとするも「『おなじみ』は言い過ぎか……」と突然謙遜を始めてみせる。しかしそのまたのちには「(レギュラーラジオ番組)『りえしょんぷり~ず』でもけっこう流してもらってるし、『おなじみ』と言っても過言ではないでしょう!」「はいOK!」とテンション高く1人で納得。そして“おなじみ”のシングル表題曲の1つ「Baby,My First Kiss」をパフォーマンスした。

「Baby,My First Kiss」の軽快なリズムにステップを踏みつつ、オーディエンスとシンガロングを繰り広げた村川の選んだラストナンバーは、もちろん、もう1つのシングル表題曲「Sweet Sensation」。“おなじみ”の楽曲だけあって、彼女自身堂の入った歌声を響かせ、オーディエンスも盛大なコールを返していたが、ここでも驚くべきできごとが。村川が「Sweet Sensation!」と曲紹介をするや、オーディエンスが列ごとに色の異なるのサイリウムを灯し、客席を虹色に染め上げる。これは彼女がレギュラーラジオ番組で「ライブのときのサイリウムの色の希望はレインボー」と語ったことを受けて、有志のファンが仕掛けたサプライズ。大盛り上がりの中「Sweet Sensation」を歌い上げた村川は「もう1回!(サイリウムを掲げて)」「これ偶然の出来事ではないよね?」と目を丸くしながら、何度も何度もオーディエンスへの感謝の言葉を繰り返していた。

村川梨衣「Rietion Session LIVE PARTY!!」
2016年6月2日 科学技術館サイエンスホール 昼の部 セットリスト

01. Anytime, Anywhere
02. Breath
03. MaGiK
04. Baby, My First Kiss
05. Sweet Sensation

音楽ナタリー
シェア / 保存先を選択