侍BRASS 西方見聞録 ジャンルを超えて集う、濃密&爽快な超絶ブラス

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クラシック
2015.8.17
侍BRASS 撮影:池上直哉

侍BRASS 撮影:池上直哉

ジャンルを超えて集う、濃密&爽快な超絶ブラス

 東京オペラシティの夏の人気風物詩・侍BRASS。トロンボーンの中川英二郎、トランペットのエリック・ミヤシロ(超絶ハイトーンは絶句必至!)といったポピュラー系の最高峰プレイヤーと、在京オーケストラの首席を中心とするクラシック系のトップ奏者が合体した、不動のスーパーアンサンブルの公演も、早10年目を迎える。

 これまでは漢字が並ぶ和テイスト曲が耳目を奪ってきたが、今年は「西方見聞録」と題して、ファリャの「三角帽子」などクラシック作品を聴かせるのが大きな話題。

 だがハイセンスな融合が魅力の彼らだけに、コープランド「市民のためのファンファーレ」のエリックのポップス・アレンジや、「アイネ・クライネ“SAMURAI”ムジーク」のタイトルにサプライズの予感が漂う。投票によるリクエスト曲を3曲披露する「入れ札三番立」で定番も味わえるし、侍BRASSが主宰するコンクールの受賞団体(うましかブラス)の演奏も新鮮な聴きもの。

 何より今年の演目はビギナーにも最適だ。テクニックは超絶的&ステージは楽しい、この最高のエンタテインメントで夏を締めくくろう!

文:柴田克彦
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年8月号から)

イベント情報
侍BRASS 西方見聞録

◆日時:8月30日(日)15:00
◆会場:東京オペラシティコンサートホール
◆出演: 侍BRASS(さむらいぶらす) ;
中川英二郎(トロンボーン・楽団長) エリック・ミヤシロ、辻本憲一、澤田真人、三澤慶(以上トランペット)
森博文(ホルン)、野々下興一(バス・トロンボーン)、齋藤充(ユーフォニアム)
次田心平(テューバ)、齋藤たかし(パーカッション)
共演:第3回侍BRASSアンサンブルコンクール最優秀賞受賞団体
◆予定曲目:
(第1部)
市民のためのファンファーレ(コープランド/エリック・ミヤシロ編曲)
バレエ音楽《三角帽子》より(ファリャ/高橋宏樹編曲)
アイネ・クライネ”SAMURAI”ムジーク(仮)(モーツァルト/石川亮太編曲)
鍛師の掟(高橋宏樹)※第3回侍BRASSアンサンブルコンクール最優秀賞受賞団体との共演
侍(中川英二郎)
(第2部)
ボヘミアン・ラプソディ(フレディ・マーキュリー/三澤 慶編曲)
入れ札三番立(候補曲よりファン投票によるリクエスト曲/3曲演奏予定)
西方見聞録(中川英二郎) 
お問い合わせ:東京オペラシティセンター03-5353-9999 
公式サイト: http://www.operacity.jp

  
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