ロバート メイプルソープ写真展『MEMENTO MORI』が開催　"自然美と肉体美"、"束縛と破壊"に迫る

ロバート メイプルソープの作品展『MEMENTO MORI』が、2017年3月14日（火）～4月9日（日）にかけてシャネル・ネクサス・ホールにて開催される。

ロバート メイプルソープは、1946年に米国ニューヨーク州で生まれた写真家。社交界の名士や芸術家をとらえた肖像写真や、花に主眼を置いた静物写真を制作したことで知られている。

本展は、シャネル銀座ビルディングの設計を手がけた建築家・ピーター マリーノのプライベートコレクションから、メイプルソープが静物や花、ヌード、肖像などを写した作品およそ90点を展示するもの。同作家への理解を世界的に広めるプロジェクトの一環として開催される。メイプルソープの作品がこれほど網羅的に日本で一般公開されるのは、2002年以来初めてのこと。

Ken Moody & Robert Sherman, 1984 Gelatin Silver Print © Robert Mapplethorpe Foundation. Used by permission.

Tulip, 1984 Gelatin Silver Print © Robert Mapplethorpe Foundation. Used by permission.

本展の企画・構成にあたったピーター マリーノは、ネクサス・ホールの空間を3つの小展示室に分割。作品は、鑑賞者がギャラリーを進むにつれ、主題の強烈さが増していくようにグループ分けされているという。作品は一貫して、自然美と肉体美、束縛と破壊といったテーマに迫るものとなっている。

なお本展は、2017年4月15日（土）～5月14日(日）には『KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭』の一環として京都に巡回する予定となっている。

Watermelon with Knife, 1985 Gelatin Silver Print © Robert Mapplethorpe Foundation. Used by permission.