尾形光琳 筆「燕子花図屏風」が約100年ぶりに京都へ里帰り 『国宝展』への出品が決定

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2017.6.20
国宝 燕子花図屏風(右隻) 尾形光琳筆 江戸・18世紀 東京・根津美術館 11月14日~11月26日展示

国宝 燕子花図屏風(右隻) 尾形光琳筆 江戸・18世紀 東京・根津美術館 11月14日~11月26日展示

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京都国立博物館にて今秋開催される『国宝』展に、「燕子花図屏風」の出品が決定した。

「燕子花図屏風」は、尾形光琳(1658-1716)による屏風図。大正時代のはじめまでは、京都・西本願寺に所蔵されていたが、大正2年(1913)に売立に出されると、翌年には鉄道王・根津嘉一郎のコレクションとなった。やがて嘉一郎の所蔵品をもとに開館した東京の根津美術館では、「燕子花図屏風」を初夏に展示することが恒例となっていった。西本願寺からでてから「燕子花図屏風」が京都に戻ることはなかったが、本展に際して100年以上の時を経て初の里帰りを果たすこととなった。

本作は、11月14日~26日の2週間限定での公開となる。なお当該の2週間では、「燕子花図屏風」にくわえ、円山応挙「雪松図屏風」(東京・三井記念美術館)、与謝蕪村「夜色楼台図」も展示されるとのこと。こちらもあわせて見逃さないようにしたい。

国宝 燕子花図屏風(左隻) 尾形光琳筆 江戸・18世紀 東京・根津美術館 11月14日~11月26日展示

国宝 燕子花図屏風(左隻) 尾形光琳筆 江戸・18世紀 東京・根津美術館 11月14日~11月26日展示

イベント情報
京都国立博物館開館120周年記念
特別展覧会 『国宝』


会期:2017(平成29)年10月3日(火)~ 11月26日(日)
会場:京都国立博物館 平成知新館
交通:JR、近鉄、京阪電車、阪急電車、市バス 交通アクセス
休館日:月曜日
※ただし10月9日(月)は開館、10日(火)休館
開館時間:午前9時30分から午後6時まで(入館は午後5時30分まで)
※ただし会期中の毎週金・土曜日は午後8時まで(入館は午後7時30分まで)
http://kyoto-kokuhou2017.jp/

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