安西慎太郎&横浜流星主演『もののふ白き虎』が開幕

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2015.10.2

 少年兵部隊“白虎隊”を題材にした舞台『もののふ白き虎−幕末、「誠」に憧れ、白虎と呼ばれた若者達−』が、17日、天王洲 銀河劇場にて開幕した。

会津藩校・日新館で武士の心得を学び、藩を守るため命懸けで戦った白虎隊の少年たち。彼らの友情、 “壬生狼(みぶろ)”と呼ばれた新選組へのあこがれ、それぞれの迷いや決意を描いた青春群像劇だ。

初日を前に行われた公開舞台稽古では、安西慎太郎が、語り部となる隊士・飯沼貞吉をみずみずしく好演。また、白虎隊一の剣の腕を持つ伊東悌次郎役の横浜流星が、見事な殺陣を披露した。土方歳三役の荒木宏文、斎藤一役の青木玄徳も、銃や槍を用いた鋭い殺陣で、少年たちに憧憬の念を抱かれる“強き新選組”を体現。少年たちの指導者で藩の家老・西郷頼母を演じた赤井英和は、元ボクサーならではの力強い演技で、情に厚い師を熱演した。

同日行われた囲み取材での主なコメントは以下の通り。

■安西慎太郎 飯沼貞吉役
僕自身、白虎隊といえば悲劇のイメージでしたが、この作品では“あこがれ”がテーマ。会津で剣の腕を磨いて、たくさん笑って、時には恋をする。そういった青春を描いているところが見どころです。

■横浜流星 伊東悌次郎役
脚本・演出の西田(大輔)さんをはじめ、キャストやスタッフの皆さんの力が合わさって、美しく、そしてはかない舞台になっていると思います。白虎隊の熱い友情や、一人ひとりの生きざま、激しくも美しい殺陣で、皆さまの心に何かを残せたらと思います。

■赤井英和 西郷頼母役
白虎隊を引っ張っていく西郷頼母という役でございます。恋愛、笑い、涙にあふれた舞台になっております。1回と言わず、2回、3回と観てください!

■青木玄徳 斎藤一役
(新選組として、白虎隊のみんなに)あこがれられる存在というのが照れくさかったのですが、稽古中にみんなでわいわいやっているうち、覚悟が決まりました。いい作品にしていきたいと思います。

■荒木宏文 土方歳三役
今の若い子たちが、昔の若い子たちの“死を覚悟して前に進む青春”を表現しています。熱く、志を高く持った姿は、観た方の心に残ると思いますので、たくさんの方に観ていただければと思います。

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