【訃報】大杉 漣さん 享年66
大杉漣さん(撮影:白鳥真太郎)
俳優の大杉 漣(おおすぎ れん)さんが2018年2月21日午前3時53分、急性心不全により亡くなったことを所属事務所ZAKKOが発表した。66歳だった。
2月20日、出演中だったテレビ東京局系ドラマ「バイプレイヤーズ」撮影後、共演者らと食事に行き、ホテルの部屋に戻った後に番組の仲間に腹痛を訴えた。すぐに救急病院に搬送されたが、21日、共演者たちに看取られながら亡くなった。
大杉さんは1951年9月27日、徳島県小松島市生まれ。1974年、太田省吾主宰の転形劇場に入団。1980年代には日活ロマンポルノや新東宝映画などのピンク映画に多数出演。1988年転形劇場解散後は、宮沢章夫作品や竹中直人出演作品などの舞台に出演。1990年代は北野武映画出演をきっかけに映画やテレビへの出演が急増。2017年より『ぐるぐるナインティナイン』レギュラー出演。2018年4月12日~5月13日に上演される新国立劇場 小劇場「1984 Nineteen Eighty-Four」に出演する予定だった。
「バイプレイヤーズ」の公式サイトによると、同番組の2月21日(第3話)は、遺族、事務所、キャストらの意向により、予定通り放送されたが、2月28日(第4話)、3月7日(第5話・最終回)の放送については現在検討中という。また、同サイト内で番組共演者から次のコメントが発表されている。
≪お悔やみの言葉≫
余りにも突然のことで、メンバー一同、まだ現実を受け入れられないでいます。「バイプレイヤーズ」という実名を晒した上でのドラマで、そのリーダーであり、精神的な支柱でもあった大杉さんが突然いなくなるという喪失感は計り知れません。 しかし最後の日まで、役者として現場に立ち、みんなを笑わせ続けていました。永遠に我々の目標であり、憧れでもある漣さんを、一同、心から誇りに思います。
お疲れ様でした。どうか、安らかにお休みください。
漣さん、ありがとうございました。
バイプレイヤーズ一同
遠藤憲一、田口トモロヲ、松重豊、光石研