萩尾望都・野田秀樹の共作した名作舞台『半神』を中屋敷法仁が演出。W主演の乃木坂46・桜井玲香×藤間爽子が悲運の双子役に挑戦!

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2018.5.1

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数々の名作を世に送り出してきた漫画家・萩尾望都の短編作品を原作に、劇作家・野田秀樹が原作者と共同で舞台脚本化した舞台『半神』が、乃木坂46の桜井玲香×藤間爽子のW主演で、2018年7月11日から東京・天王洲 銀河劇場、7月19日から大阪・松下IMPホールにて上演されることが決定した。

本舞台は1986年に劇団夢の遊眠社で初演されて喝采を浴び、88、90年にも上演、さらに99年には演出に大幅に手を加えNODA・MAPで再演されて注目を集めた作品だ。本作の主人公となる結合双生児姉妹役には、乃木坂46の桜井玲香と、日本舞踊家にして女優としてもTVドラマデビューを果たした藤間爽子が抜擢された。桜井は乃木坂46でキャプテンを務めるグループの顔で、テレビ・映画・舞台といった分野で数々の作品に女優としても活躍している注目株だ。16年に上演された舞台『嫌われ松子の一生』では主人公の松子役を演じ、高い評価を得た。
一方、藤間爽子は幼少より祖母・初世家元藤間紫、及び二代目藤間紫(祖父の二代目市川猿翁)に師事する若手日本舞踊家のサラブレッドで、昨年NHK連続テレビ小説『ひよっこ』では、白石加代子演じるキャラクターの若かりし芸者時代を演じ、女優としてもデビューを果たした若き逸材だ。藤間は現代舞台作品への出演は本作が初めてながら、生まれながらのステージセンスで悲運の結合双生児姉妹役に挑む。

醜い姿ながら、物覚えが早く高い知性をもった姉・シュラと、何をしても姉にはかなわないものの、他人の愛を一身に受ける美しい妹・マリアの結合双生児姉妹を主人公に、神話と現実が交差しながら描かれる舞台を演出するのは、劇団「柿喰う客」代表・中屋敷法仁だ。自らの劇団のオリジナル作品から、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」や舞台『黒子のバスケ』、舞台『文豪ストレイドッグス』シリーズなどの著名2.5次元舞台まで、数々の作品に脚本家・演出家として関わり頭角を現す注目の次世代クリエイターである。

少女漫画界を牽引し続ける萩尾望都と演劇界の巨星・野田秀樹が若かりし30年以上前に創作した舞台『半神』を、次代を担う才能が新たな解釈と演出で、若いキャストたちと共に現代の“人間”そのものを描いていく。

【あらすじ】
痩せこけて醜い容姿ながら高い知能を持つ姉のシュラと、誰からも愛される美しい容姿だが知能が低く話すこともできない妹のマリア。だが、2人の身体はつながっている結合双生児の姉妹だった。姉のシュラは、いつまでも愛らしく無邪気で周りの人々の寵愛を一身に集める妹が疎ましく思いながらも、マリアを支えつつ2人で生きていた。
しかし、10を目前にして2人の身体はその負担に耐え切れず衰弱してしまう。救う方法はただ一つ、2人を切り離すこと。果たして、2人のゆく先は……?


桜井玲香 コメント

『半神』を初めて読んだ時、1回では上手く消化出来ずそれはきっと公演が終わった後も、明確な答えは見つからないままなのかな……と思ったり。
それだけ多くのメッセージが各所に散りばめられた魅力溢れる作品です。
凄くやり甲斐を感じますし、自分達自身どんな双子に化けるのかとても楽しみです。
中屋敷さんには、化物になってくださいと言われているので、誰も見たことのない双子を自由に無邪気に演じたいと思います。

藤間爽子 コメント

この舞台『半神』のお話を頂いた時、驚きと嬉しさで大興奮したのを覚えています。
実は私、お芝居の舞台には一度も立ったことがないんです。しかも野田秀樹さんの作品を中屋敷さんが演出。今回が初舞台の私にとってこんな光栄なことはありません! 不安も大きいですが、先輩方に囲まれながら、マリアでいられる贅沢なこの時間を大切にしたいと思います。容姿も、これまで歩んできた道も、正反対な桜井さんと私がどんな双子の姉妹になっていくのか、私自身とても楽しみです。

中屋敷法仁 コメント

「わりきれない」ことが全く許されない時代となってしまった。善か悪か、右か左か、敵か味方か。私たちは短絡的な「答え」を他者に強く求めてしまう。しかし本来、人間とは、非常に複雑なわりきれない生き物だったはずだ。強引にわりきろうとするのは無慈悲で、機械的で、残酷な行為だ。わりきれなさにどこまでも苦悩する姿こそ人間らしさではなかったか。わりきれない私たちに必要なものは「答え」ではなく「救い」だ。わりきれなくても生きていてもよいという「許し」だ。『半神』の劇世界を生きる双子の姉妹たちの姿を通して、わりきることのできない私たちのそもそもの在り方を問いたい。無限の螺旋階段をぐるぐると巡り、わりきれない時代にこそ必要な、救いのある解法を探ろうと思う。

公演情報

『半神』
 
原作・脚本:萩尾望都 脚本:野田秀樹
演出:中屋敷法仁
出演:桜井玲香 藤間爽子/太田基裕/七味まゆ味 永島敬三 牧田哲也 加藤ひろたか 田中穂先 淺場万矢
とよだ恭兵 村松洸希 齋藤明里 エリザベス・マリー/福田転球 松村 武

公式サイト:hanshin-stage.jp
発売日:6月10日(日)
 
【東京公演】
日程:7月11日(水)~7月16日(月・祝) ※プレビュー公演 7月11日(水)
会場:天王洲 銀河劇場
料金:S 席 7,800 円 A 席 6,500 円(前売・当日共/全席指定・税込/未就学児入場不可)
※7/11(水) はプレビュー公演 S 席 6,800 円 A 席 5,500 円
 
【大阪公演】
日程:7月19日(木)~22日(日)
会場:松下 IMP ホール
料金:7,800 円(全席指定・税込/未就学児入場不可)
 
に関するお問い合わせ先:イープラス 0570-06-9919(10:00~18:00)
公演に関するお問い合わせ:ゴーチ・ブラザーズ TEL:03-6809-7125(平日10:00~18:00)

企画協力:NODA・MAP/株式会社小学館
主 催:<東京>ネルケプランニング/ゴーチ・ブラザーズ/イープラス
    <大阪>サンライズプロモーション大阪
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