ルーシー・カークウッドのオリヴィエ賞受賞戯曲『チャイメリカ Chimerica』日本上演決定、演出は栗山民也

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2018.6.1
栗山民也 (C)白鳥真太郎

栗山民也 (C)白鳥真太郎

 

話題のイギリス人若手女流劇作家ルーシー・カークウッドによる社会派現代戯曲『チャイメリカ Chimerica』が、2019年2月に世田谷パブリックシアターで上演される。演出は栗山民也。世田谷パブリックシアター&パソナグループ共同制作。

『チャイメリカ Chimerica』は、1989年の天安門事件で戦車の正面に立ちはだかった非武装の男を近くのホテルから撮影していた米国人フォトジャーナリストが、男のその後を追跡調査しつつ、現代アメリカの問題を浮き彫りにする社会派演劇作品だ。タイトルは、2007年に歴史家ファーガソンが当時の米中相互依存関係を表した地政学的造語(チャイナ+アメリカ)に基づく。

本作は2013年にロンドンのアルメイダ劇場で初演、2014年の英国ローレンス・オリヴィエ賞においてベストニュープレイ賞(ルーシー・カークウッド)、ベスト演出賞、ベスト照明賞、ベスト音響賞、ベスト舞台装置賞の5部門を受賞する快挙を成し遂げた。

作者ルーシー・カークウッド(Lucy Kirkwood)は1984年ロンドン生まれ、現在34歳の気鋭女流劇作家。他の作品としては『チルドレン』が最も有名であり、2016年ロンドン初演、2017年にブロードウェイ進出、今年2018年のトニー賞演劇部門にもノミネートされている。同作品も『チャイメリカ Chimerica』同様に栗山民也演出により、2018年9月に世田谷パブリックシアターで上演が予定されている(製作はパルコ)。日本でもカークウッド旋風が巻き起こりそうだ。この公演の出演者など詳細は今後随時発表される。

公演情報

世田谷パブリックシアター&パソナグループ共同制作『チャイメリカ Chimerica』

■作 ルーシー・カークウッド
■演出 栗山民也
■時期:2019年2月
■会場:世田谷パブリックシアター
■問合せ:世田谷パブリックシアターセンター
03-5432-1515(10:00~19:00 年末年始を除く)
■公式サイト:
https://setagaya-pt.jp/

■主催:公益財団法人せたがや文化財団 パソナグループ
■企画制作:世田谷パブリックシアター パソナグループ
■後援:世田谷区
■協賛:トヨタ自動車株式会社 東邦ホールディングス株式会社 Bloomberg
■協力:東京急行電鉄株式会社
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