木村カエラ 新曲がアニメーション映画『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』エンディングテーマに
木村カエラ
木村カエラの新曲「ちいさな英雄」が、2018年8月22日(水)に配信リリースされることが発表された。
この新曲「ちいさな英雄」は、8月24日に全国公開となる映画『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』のエンディングテーマとして制作されたもの。映画『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』は、昨夏の話題作『メアリと魔女の花』(監督:米林宏昌)の劇場公開に続き、アニメーションスタジオのスタジオポノックが新プロジェクトとして発足した“ポノック短編劇場”の第一弾作品。3本の短編作品からなる映画『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』では、全体のエンディングテーマとオープニングテーマを担当する。
木村カエラは子どものころからアニメーション作品と親しみ、三鷹の森ジブリ美術館にも通っていたといい、今年の春にスタジオポノックから強い希望をもらった木村カエラが、子供から大人までが楽しめるアニメーション映画とのタッグを熱望し、念願の楽曲提供となったという。
米林宏昌監督をはじめとするジブリ出身の3人の監督が新天地・スタジオポノックで作品を制作するにあたり、映画チーム協力のもと楽曲のイメージをつくりながら、入念な打ち合わせの中で5月より制作がスタート。楽曲の中で子ども目線や周りの大人目線になったりする相互の感情の動きにも注目してもらいたい楽曲となっている。
サウンドプロデュースでは、木村カエラと数々の楽曲でタッグを組み、「TREE CLIMBERS」や「Ring a Ding Dong」など、キャッチーかつエッジの効いたサウンドを生み出してきた渡邊忍(ASPARAGUS)が約4年ぶりに参加。また、最新ビジュアルは、カメラマンにデヴィッド・ボウイやYMOなど数々のロックアーティストの写真を撮ってきた鋤田正義を迎え、撮影が行われた。
■木村カエラ コメント
この3作品を手掛けられた、米林監督作品や、百瀬監督、山下監督が関わった作品の大ファンで、いつか自分の曲も一緒に何かできないかとずっと思っていたので、今回お話をいただいて、夢が叶いとてもうれしく思っています。この映画のお話をいただいた時、短編劇場ですが、この映画の短い中にこめられた、それぞれの監督の願いや、映画チームの願いである、“子どもたちから大人まで楽しめるアニメーション映画を作りたい”という気持ちをひとつずつ感じながら、映画チームと何度も打ち合わせを行い、西村プロデューサーと作り上げていきました。
3作品のすべてをまとめるというエンディングテーマなので、映画の大きなテーマをもとに、この映画を観終わった人たちすべての人が笑顔で帰れるような楽曲をつくろうと思い、この楽曲を聴いた、子どもたちがのびのびと生きてほしい、育ってほしいと、私なりの目線で書かせてもらいました。
この作品がたくさんの人の元に届くことを願っています。
■西村義明プロデューサー コメント
物語も絵柄も作り手も異なる3つの作品を、「ちいさな英雄」というテーマで明るく包む歌が欲しい。声の中に笑顔が見える木村カエラさんの歌声なら、この無理難題に一緒に挑んでもらえるんじゃないか。その思いでエンディングテーマをお願いしました。後日、歌曲が完成したとき「緊張しすぎて泣きました!」と笑っていた木村カエラさんですが、こちらは思わず「すごい!」と唸りました。カエラさんの曲と真っ直ぐな声は、感傷や叙情を軽々と飛び越えて、劇場をキラキラと祝福で満たします。映画館からの帰り道、大人も子どもも思わず口ずさんで空を見上げるような、とても素敵な歌の完成に心から感謝しています。
「ちいさな英雄」ポスタービジュアル
リリース情報
2018年8月22日配信
映画『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』エンディングテーマ
上映情報
2018年8月24日公開
スタジオジブリから独立し、「メアリと魔女の花」の長編を昨夏発表したスタジオポノックの最新作。ポノック短編劇場「ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―」。
「メアリと魔女の花」の米林宏昌監督の自身初となるオリジナルストーリーとなるカニの兄弟の大冒険ファンタジー「カニーニとカニーノ」。高畑勲監督の右腕として活躍してきた鬼才・百瀬義行監督による、実話をもとに描いた母と少年の愛と感動の人間ドラマ「サムライエッグ」。
宮崎駿監督作品の中心を担った天才アニメーター・山下明彦監督が、見えない男の孤独な闘いをスペクタクルアクションで魅せる「透明人間」。3作品の奇跡の物語がこの夏、堂々と全国公開!
木村カエラはオープニングテーマと全体のエンディングテーマを担当。
※配給:東宝