京都の注目劇団「努力クラブ」が「最も気に入った話」を再演

ニュース
2015.10.26

画像を全て表示(2件)

ネガな笑いがクセになる「努力クラブ」、学生時代の自信作に再挑戦。

 最近、ヨーロッパ企画主催のイベントなどでちょくちょくその名前を聞く、京都の劇団「努力クラブ」。近年の若い劇団には珍しく、ブラック&ネガティブな笑いで異彩を放っている。コメディ劇団かと思いきや、前回公演『彼女じゃない人に起こしてもらう』では、さしたる理由もなく自殺を選ぶ若者たちの心情に、じっくり寄り添うドラマを展開。シリアスにせよコメディにせよ、観ている者の心に貼り付いてくるようなウェットさが強烈な印象を残す、間違いなく今後に注目しておいた方がいい劇団の一つだ。

努力クラブ『彼女じゃない人に起こしてもらう』( 2015年5月)

努力クラブ『彼女じゃない人に起こしてもらう』( 2015年5月)

 次回公演『船の行方知らず』は、主宰で作・演出の合田団地が大学3回生の時に書いた作品の再演。同棲していた彼女に、置き手紙を残して失踪された男をめぐる物語だそう。この説明だけだと陳腐な話に見えてしまいそうだが、合田いわく「自分の人生において、最も気に入ってる話」だというから、彼が描きたい世界が、現時点で一番明確に体現できた戯曲という可能性が高い。大笑いできてスッキリなんて世界とは真逆の、ネガな笑いが遅効性の毒のようにジンワリと効いてくる舞台。その毒はあなたにとって快感となるか、後遺症を招くようなものになるか? ぜひこの作品でお試しを。

イベント情報
努力クラブ『船の行方知らず』
■日時:11月6日(金)~9日(月) 6日=19:30~、7日=14:00~/19:00~、8日=19:00~、9日=14:00~
■場所:アトリエ劇研
■料金:前売1,800円 当日2,500円
■作・演出:合田団地
■出演:稲葉俊(劇団走馬灯)、川北唯(オセロット企画)、九鬼そねみ、熊谷みずほ(森林浴)、佐々木峻一、西マサト国王(B級演劇王国 ボンク☆ランド)、丸山交通公園(丸山交通公園ワンマンショー)、森田深志、横山清正(月面クロワッサン)
シェア / 保存先を選択