ブロードウェイのトニー賞などを受賞した哀しい喜劇、舞台『Le Père 父』の上演が決定 橋爪功、若村麻由美ら出演
東京芸術劇場と兵庫県立芸術文化センターの共同製作で、橋爪功、若村麻由美ほか出演の翻訳劇『Le Père 父』が、2019年2月2日(土)~24日(日)東京芸術劇場 シアターイーストにて、3月16日(土)・17日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて上演されることが決定した。
本公演は、フランスの気鋭の演出家・ラディスラス・ショラーによって2012年にパリで初演され、2014年にはフランス最高位の演劇賞・モリエール賞最優秀脚本賞のほか様々な賞を受賞した注目作だ。英語版に翻訳された後には、ウエスト・エンド、ブロードウエイのほか世界30カ国以上で上演され、トニー賞、ローレンス・オリビエ賞の主演男優賞など各国の主要な賞を受賞している。
本作の主人公で、認知症の症状にある父親アンドレを演じてきたのは、ロバート・ハーシュ、フランク・ランゲラ、ケネス・クラナムなどの各国の名だたる俳優たち。日本初上演となる本公演では、このアンドレ役を名優・橋爪功が演じる。
さらに、フランスオリジナル版を演出したラディスラス・ショラーが日本で初演出することも決定した。その他のキャストには、橋爪功演じるアンドレの娘・アンヌに若村麻由美、二人の周辺の人々を元宝塚歌劇団トップスターの壮一帆、進境著しい太田緑ロランス、そして実力派俳優として定評のある今井朋彦と吉見一豊が演じる。誰しもに起こりうる、まるでSFのような現実世界を演劇で表現する本作。時間とは記憶そのものであり、その記憶が混乱していった人の現実はどうなっていくのか。また、その人を取り巻く家族たちはどう向き合っていけばよいのか。少子高齢化が深刻化する日本においてますます増えていく認知症の問題を、極めて演劇的に突きつける。
<ストーリー>
80歳のアンドレが1人で暮らすアパルトマンに、娘のアンヌが駆けつける。若い看護師が泣きながら彼女に電話をしてきたため、父に何らかの異変を感じ、行くはずだった旅行を急きょ取りやめてやって来たのだった。アンドレは看護師を自分の腕時計を盗んだ悪党呼ばわりし、自分は1人でやっていけるから看護師の助けなど必要ないと言いはる。しかし、アンヌに指摘されると、その腕時計はいつもの秘密の場所に隠してあった。なぜアンヌは誰も知らないはずの自分の隠し場所を知っているのか……。
今自分が居るのは、長年住んだ自分のアパルトマンなのか? この女や男は誰なのか?
何が真実で何が幻想なのか?
自分自身の信じる記憶と現実との乖離に困惑する父と、父の変化に戸惑う娘。驚くほど無防備な愛の残酷さと忍耐の限界をユーモラスに描いた本作は、現代版『リア王』とも呼ばれ、記憶や時間が混迷していく父の視点で観客が物語を体験していく、という斬新な手法で描かれた哀しい喜劇(コメディ)。
80歳のアンドレが1人で暮らすアパルトマンに、娘のアンヌが駆けつける。若い看護師が泣きながら彼女に電話をしてきたため、父に何らかの異変を感じ、行くはずだった旅行を急きょ取りやめてやって来たのだった。アンドレは看護師を自分の腕時計を盗んだ悪党呼ばわりし、自分は1人でやっていけるから看護師の助けなど必要ないと言いはる。しかし、アンヌに指摘されると、その腕時計はいつもの秘密の場所に隠してあった。なぜアンヌは誰も知らないはずの自分の隠し場所を知っているのか……。
今自分が居るのは、長年住んだ自分のアパルトマンなのか? この女や男は誰なのか?
何が真実で何が幻想なのか?
自分自身の信じる記憶と現実との乖離に困惑する父と、父の変化に戸惑う娘。驚くほど無防備な愛の残酷さと忍耐の限界をユーモラスに描いた本作は、現代版『リア王』とも呼ばれ、記憶や時間が混迷していく父の視点で観客が物語を体験していく、という斬新な手法で描かれた哀しい喜劇(コメディ)。
公演情報
『Le Père 父』
作:フロリアン・ゼレール
翻訳:齋藤敦子
演出:ラディスラス・ショラー
美術:エマニュエル・ロイ
出演:橋爪功 若村麻由美 壮一帆 太田緑ロランス 吉見一豊 今井朋彦
公式サイト: https://www.father-stage.jp
【東京公演】
■公演日程:2019年2月2日(土)~24日(日)
■会場:東京芸術劇場 シアターイースト
■料金:一般 7,000円 (全席指定・税込)
65歳以上 6,000円/25歳以下3,000円/高校生以下 1,000円
■公演日程:2019年2月2日(土)~24日(日)
■会場:東京芸術劇場 シアターイースト
■料金:一般 7,000円 (全席指定・税込)
65歳以上 6,000円/25歳以下3,000円/高校生以下 1,000円
■一般前売開始 2018年 9月 9日(日)
■販売:イープラス http://eplus.jp/ (PC・携帯共通)
※65歳以上、25歳以下、高校生以下は、劇場ボックスオフィスにて取扱。(枚数限定・要証明書)
※障害をお持ちの方:割引料金にてご観劇いただけます。詳しくは、劇場ボックスオフィスまで。(要事前予約)
※障害をお持ちの方:割引料金にてご観劇いただけます。詳しくは、劇場ボックスオフィスまで。(要事前予約)
■主催 東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)、東京都/アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
■助成:文化庁劇場文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)、独立行政法人日本芸術文化振興会
■お問合せ:東京芸術劇場ボックスオフィス 0570-010-296 (休館日を除く10:00~19:00)
【兵庫公演】
■公演日程:2019年3月16日(土)・17日(日)
両日共に14:00開演(13:30開場)
■会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
■一般前売開始:2018年9月9日(日)
※芸術文化センター会員先行予約開始 9月8日(土)
窓口での販売開始は9月11日(火)より
■料金:7,000円(全席指定・税込)
■イープラス:http://eplus.jp(パソコン・携帯)
■主催:兵庫県/兵庫県立芸術文化センター
■お問合せ:芸術文化センターオフィス 0798-68-0255
【上田公演】
■公演日程:2019年3月2日(土)・3日(日) 14:00開演
■会場:サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター) 小ホール
■主催:上田市(上田市交流文化芸術センター)、上田市教育委員会
■お問合せ:上田市交流文化芸術センター 0268-27-2000(9:00~19:00 火休館日)
【高知公演】
■公演日程:2019年3月6日(水) 19:00開演
■会場:高知市文化プラザかるぽーと 大ホール
■主催:公益財団法人高知市文化振興事業団
■お問合せ:公益社団法人高知市文化振興事業団 088-883-5071
【松本公演】
■公演日程:2019年3月21日(木・祝)14:00開演
■会場:まつもと市民芸術館 小ホール
■主催:一般財団法人松本市芸術文化振興財団
■後援:松本市、松本市教育委員会
■お問合せ:まつもと市民芸術館センター 0263-33-2200(10:00~18:00)