響声優が大集結!豪華なトーク&バラエティショーと、ライブコーナーも行われたビッグイベントを堪能!~『響ファン感謝祭』レポート~

レポート
アニメ/ゲーム
2018.11.28
『響ファン感謝祭』

『響ファン感謝祭』

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2018年11月24日(土)、神奈川県川崎市のスポーツ・市民総合センター内にあるイベントホール「カルッツかわさき」にて、『響ファン感謝祭』が開催された。

本イベントは、声優のマネジメント、及び自社コンテンツであるウェブラジオポータルサイトの「響 -HiBiKi Radio Station-」の運営を行う「株式会社響」の10周年を記念して、同社の声優部門に所属する女性声優11名が登壇、昼夜2公演が行われた。

ミルキィホームズ』や『バンドリ!』『少女☆歌劇 レヴュースタァライト」』など、様々な人気コンテンツで活躍する声優陣が、トークやバラエティ企画、ライブなどを行う豪華な内容だ。

現地だけではなく、「FRESH LIVE」と「ニコニコ生放送」でインターネット生中継も配信し、多くのユーザーが参加&視聴するビッグイベントとなった。

今回は、14:30~まで行われた昼公演の様子をレポートする。

オープニングの自己紹介でまさかの事実。そしてトークコーナーは某有名番組をオマージュしたテーマトーク

公演開始前、可愛らしい声で諸注意を告知をしたのはこの秋、響に所属することになった新人声優の進藤あまね。なんと14歳の中学生だ。

初めての仕事ということで、「噛んでも許してください」と前置きしたうえで諸注意を読み上げるが、緊張のためか早速噛んでしまい、会場からは温かい笑いが……。14歳のまだまだ中学生ということで、最初は辿々しかったが、最後まで読み上げると会場からは大きな拍手が送られた。

会場が暗転すると、爆音のトランスミュージックをバックに各キャスト陣が登場。出身地と響に所属になった年とともに自己紹介。出演者は以下の通り。


橘田いずみ

橘田いずみ

橘田いずみ

三森すずこ

三森すずこ

三森すずこ


・佐々木未来

佐々木未来

佐々木未来

愛美

愛美

愛美

伊藤彩沙

伊藤彩沙

伊藤彩沙

西本りみ

西本りみ

西本りみ

尾崎由香

尾崎由香

尾崎由香

相羽あいな

相羽あいな

相羽あいな


・紡木吏佐

紡木 吏佐

紡木 吏佐


・遠野ひかる
遠野 ひかる

遠野 ひかる


全員の自己紹介が終わると、メンバーの中で一番の古株である橘田いずみもまだ9年目ということで、まだ10年目にはなっていないという事実が明かされる。「なので、来年10周年記念祭やりまーす!」と開始早々の次回予告に会場は盛り上がった。

まず最初のトークコーナーは「響から騒ぎ」。某有名番組のタイトルを彷彿とさせるタイトルで、イベントで話たいトークテーマをアンケートで募集し、そのテーマに沿ってトークを展開するコーナーだ。

最初のテーマは、「響の中でこれは誰にも負けない自信がある」。こちらのテーマをあげたのは佐々木未来だ。司会の橘田いずみから、自身の負けないことについて尋ねられた佐々木は一言、「酒かな」と呟くと、会場は大爆笑。

新人にも聞いてみようと指名された紡木吏佐は、得意の英語を披露。インターナショナルスクールに在籍した経験もあり、ネイティブな発音で挨拶をすると、会場からは大きな拍手が。「おざピュア」の愛称で知られる尾崎由香は、先輩陣から「ピュアさじゃない?」と言われると、「じゃぁ、ピュアさで!」と答えると笑いと共に歓声も上がる。伊藤彩沙は特技のダンスを披露し、こちらも大いに盛り上がった。

続いてのテーマは、愛美が提案した「ゾッとした話2018」。愛美自身のゾッとした話としては、昨今話題になった体のサイズを測れるゾゾスーツ を着てみたら、かなり体型がふっくらしており、去年の武道館でのライブから体重が8kgも増えていてゾッとしたとのこと。現在は、元の体型に戻せたようだ。

三森すずこは、アメリカで本当に体験した怖い話を披露。夜中、すべての電気を消して寝ようと思ったら、何故か風呂場の電気が点灯。センサー式の電気だったので、誰かいるのではと思ったが、結局そのまま就寝。その自分の鈍感さにゾッとしたというオチで、静まり返った会場が再び笑いに包まれた。

最後のトークテーマは、尾崎由香が提案した「あの…皆さんとご飯に行きたいです!!  誘ってもいいですか?」という、テーマトークというよりは、尾崎自身が伝えたい事という内容。せっかく響声優に全員会える機会なので、この場で言えれば誘えるかもと思ったようだ。

橘田曰く、響では毎年クリスマスパーティーを行なっているようで、純粋に一緒に飲食という意味では、既に叶っているがプライベートではないようだ。

何をやりたいか聞かれた尾崎は「お鍋を食べたい!」と提案。何やらとりとめのない雑談に発展し、「このテーマ、広げづらいな!」と橘田も困惑気味だった。結局、みんなで行きたい場所というテーマにシフトし、遊園地の話題で盛り上がってトークコーナーは終了となった。

ゲーム対決は圧倒的な差からの大逆転

続いては、「チーム対抗!ご褒美争奪バトル !!」。5人ずつのメンバーに分かれて、様々な競技にチャレンジしていく。紅組は、三森すずこ伊藤彩沙西本りみ尾崎由香遠野ひかる。白組は、橘田いずみ相羽あいな佐々木未来愛美紡木吏佐となった。ランダムに決定したチームメンバーだが、比較的紅組の方に若手が集まり、「紅組の方が可愛くない?」とぼやく橘田。

紅組と白組にシャッフルで組分け

紅組と白組にシャッフルで組分け

意気込みを聞かれ、自信満々の白組最年長の三森につられて、「自信あります!」と話す尾崎に、紅組の相羽はかかってこい!とばかりに紅組を煽ると、会場から歓声が上がる。

最初の競技が「玉入れ」、そして次の競技は「パン食いリレー競争」だったのだが、ここでとある事実が判明。偶然にも白組には比較的背の高いメンバーが揃っており、「玉入れ」はほぼ拮抗して、1個差で白組の勝利だったが、「パン食いリレー競争」では、紅組が1人目・2人目が背の低さでパンに届かず、あれこれ苦戦しているうちに、白組はあっという間に5人全員がパンを取ってしまい、大差での勝敗となった。ここでも背の低さが紅組のウィークポイントとなってしまう。

玉入れゲームは背の高いメンバーが多かった白組が僅差で勝利

玉入れゲームは背の高いメンバーが多かった白組が僅差で勝利

背の低さでパンに口が届かなかった紅組は惨敗

背の低さでパンに口が届かなかった紅組は惨敗

圧倒的すぎる勝敗に、「最後の勝負は何点もらえるのかな?」と露骨に最後で逆転できる要素をねじ込もうとする紅組リーダーの三森。「可哀想だから、最後、勝ったら1億点でいいよ」という愛美だったが、「可愛くおねだりしてくれたら」との条件をつける。そこで、紅組はこの条件をクリアするために尾崎を抜擢。白組リーダーとなっている橘田に対し、尾崎が可愛いセリフでおねだりすると、メロメロになった橘田は「勝ったほうが1億点」を承諾。最後の競技となる「あっち向いてホイ」で勝負をつけることとなった。

総当たり戦の「あっち向いてホイ」は、某アイドルグループの「じゃんけん大会」と同じで、ステージ中央で拳を突き合わせた体制で勝負開始。

「あっち向いてホイ」は拳を合わせるタイミングが表情対決に

「あっち向いてホイ」は拳を合わせるタイミングが表情対決に

初戦の伊藤VS佐々木、続く伊藤VS愛美と伊藤が健闘し、紅組2連勝。慌て始める白組だったが、続く伊藤VS紡木でなんとか紡木が伊藤を降す。が、続く遠野VS紡木の同期対決で紡木が敗退。紅組残り4人対白組残り2人でピンチが続く白組。しかし、続く遠野VS相羽、西本VS相羽で相羽が2連勝し、2対2とタイまで戻した。続く、尾崎VS相羽で相羽が敗北し、いよいよ最後の橘田1人に追い込まれた白組だったが、尾崎VS橘田は見事に橘田が勝利。紅組も最後の1人である三森が登場。最年長2人組の頂上決戦は三森が勝利し、紅組に軍配が上がった。前の競技までとは比べ物にならない緊張感と、拮抗した勝負に会場は大いに盛り上がった。

3回戦の最終結果は、白組2点、紅組1億点で紅組の勝利。無事、ご褒美をゲットした紅組に対し、「1億点、OKするんじゃなかった」と悔しがる橘田に会場から笑いが起こり、コーナーは終了した。

1億点を獲得して紅組逆転優勝

1億点を獲得して紅組逆転優勝

勝利チームに商品目録を渡す、14歳の新人・進藤あまね

勝利チームに商品目録を渡す、14歳の新人・進藤あまね

趣味全開!自由な選曲のカラオケライブコーナー

最後のコーナーは、カラオケライブコーナー。セットもパーティールームをイメージして、ソファが並び、マラカスやタンバリンといった小道具も用意される。今回は、事務所や作品に絡めた選曲ではなく、それぞれのキャストが自由に選曲を行う趣味全開の内容となった。

1曲目は、佐々木未来相羽あいなの2人による「シャンパンゴールド」。男性声優による本格ラップで話題となっている企画、「ヒプノシスマイク」の人気楽曲で、最初からテンションアゲアゲのラップ曲を披露。

ソファセットでカラオケ大会。佐々木・相羽コンビは「シャンパンゴールド」

ソファセットでカラオケ大会。佐々木・相羽コンビは「シャンパンゴールド」

続く、三森すずこ橘田いずみは後藤真希のソロ曲、「愛のバカやろう」を披露。往年のアイドルソングを歌う2人は、曲中にまるでエチュードのような振りを入れたり、背中を合わせてポーズを決めるなど細かい演出を挿入、長年『ミルキィホームズ』で培われてきた息のあったコンビプレイを見せる。

三森・橘田コンビは感情入りまくりで「愛のバカやろう」

三森・橘田コンビは感情入りまくりで「愛のバカやろう」

尾崎由香西本りみの2人は、アニメ『ワンピース』の主題歌、「ココロのちず」を選曲。アウトロでは、作品中でも有名な「後ろを向いて拳をあげるポーズ」を決め、会場を盛り上げた。選曲理由を聞かれると、尾崎と西本は聞いている音楽のジャンルが全く被らず、尾崎が昔好きだったアニメの曲から、西本が知っている曲を選んだと言う。

尾崎・西本コンビはフレッシュに「ココロのちず」

尾崎・西本コンビはフレッシュに「ココロのちず」

4曲目は、遠野ひかる紡木吏佐による「初音ミク」の「いーあるふぁんくらぶ」が披露された。間奏では、怪しげなカンフーポーズをする動きで会場を盛り上げる。

遠野・紡木コンビはカンフーポーズ炸裂の「いーあるふぁんくらぶ」

遠野・紡木コンビはカンフーポーズ炸裂の「いーあるふぁんくらぶ」

ひときわ会場からどよめきが起きたのは、愛美伊藤彩沙による「ゆら・ゆらRing-Dong-Dance」だ。人気コンテンツ、『BanG Dream!(バンドリ!)』に登場するバンド、「Poppin`Party」のメンバーとして活躍する2人だが、この曲は同作品に登場する別のバンド、「Pastel Palettes」の楽曲。

愛美・伊藤は「ゆら・ゆらRing-Dong-Dance」というサプライズ選曲

愛美・伊藤は「ゆら・ゆらRing-Dong-Dance」というサプライズ選曲

「Poppin`Party」メンバーが「Pastel Palettes」の楽曲を歌うという、まさかのカバーで会場は大きな歓声に包まれ、ライブコーナーが終了した。

最後は、各メンバーからイベント全体を通しての感想が述べられる。三森が「事務所という形で集まれることがなかったので、みんな揃って楽しかった」と話すと、伊藤は「キャラが濃いです。個性あふれる事務所だなと。自分でも個性をしっかり出していかないと」とメンバーと事務所に対する思いを語った。

最後は「響サイコー」で締めくくり

最後は「響サイコー」で締めくくり

締めには、司会の橘田が提案するコール&レスポンス、ステージのメンバー全員が「響!」と叫ぶと、会場一体となっての「最高!」の大歓声でイベントは幕を閉じた。

取材・文=東響希

イベント情報

『響ファン感謝祭』
 
■日時
2018年11月24日(土)
昼の部開場:13:30 開演:14:30
夜の部開場:17:30 開演:18:30
■場所
カルッツかわさき(神奈川県)
■出演者
橘田いずみ, 三森すずこ, 佐々木未来, 愛美, 伊藤彩沙, 西本りみ, 尾崎由香, 相羽あいな, 紡木吏佐, 遠野ひかる、進藤あまね
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