乙一氏の長編監督デビュー作で飯豊まりえが映画単独初主演 「視線を逸らすと殺される」怨霊を描くホラー『シライサン』公開決定

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2019.4.25
 (C)2020松竹株式会社

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小説家・乙一こと安達寛高氏が監督をつとめる映画『シライサン』が2020年1月に公開を予定していることがわかった。

映画『シライサン』は、小説家・乙一こと安達寛高氏が監督・脚本を手掛ける映画。ジャンプ小説大賞を17歳の若さで受賞し、数多くの作品が映像化されてきた安達氏が、完全オリジナル作で長編監督デビューを果たす。

『シライサン』で描かれるのは、「視線を逸らすと殺される」という怨霊“シライサン”の恐怖。眼球が破裂するという、親友の不自然な死の真相を追い、大学生・端紀は“シライサン”の呪いに迫っていく。主人公の端紀を演じるのは、『暗黒女子』などの飯豊まりえ。飯豊は、本作で映画単独初主演を果たす。

飯豊、安達監督、武内健プロデューサーのコメントは以下のとおり。

 

飯豊まりえ (瑞紀役)

飯豊まりえ

飯豊まりえ

自分の中で初めての挑戦で、今は緊張しています。台本を読むだけでも、シライさんがどこかに居そうで怖かったです。そして、この作品に携われたことで、ホラーへの印象が変わるかもしれません。頂いた出会いと役を大切に、いまから心の準備をして真剣に、向き合って臨みたいと思っています!映画館でお会いできるの楽しみにしております。

 

監督・脚本:安達寛高(乙一)

初めて映画を撮ったのは二十四歳のときでした。今回、劇場用長編映画を撮ることになり、不安と期待が入りまじっています。長編映画を撮ることが夢でした。映画『シライサン』は、いわゆる『リング』や『呪怨』の系譜につらなるJホラーです。呪いにより次々と人が亡くなっていきます。僕が「怖い」と感じるものを作品に盛り込みました。観た人が、一生、トラウマとなって引きずっていくような映画にしたいです。

 

武内 健(プロデューサー)

10年ほど前に安達寛高監督の自主映画を手伝いました。その頃から監督・脚本でオリジナル作品をやりたかったのですが、本人はとても慎重で、自主映画で少し勉強をしたいと、なかなか腰を上げてもらえませんでした。そして、去年の年賀状に「映画をやりたいです」と一言。そこからすぐにこの企画が立ち上がりました。論理と不条理が入り交じり、恐怖と切なさで引き込まれる。こんなに面白い物語がつまらない映画になるわけがない!私自身が一番期待をしています。また、主人公・瑞紀は、ホラー映画のヒロインにありがちな悲鳴を上げるだけのキャラクターではありません。普通の純粋な女の子らしさと、自身の後悔や葛藤と向き合い、他者の悲しみや死者の想いをも洞察する思慮深さ、そして勇気と知恵をふりしぼり自己犠牲もいとわず恐怖に立ち向かう、力強い側面の持ち主です。この複雑な表現が求められる役を演じる女優さんについて、正直悩んでいました。そんな時に観た知り合いの監督の作品に飯豊さんが出演していました。その透明感と多面性、太い芯の通ったような意思の強さに心を動かされすぐに出演をお願いしたところ、OKをいただきました。また、ご本人がホラーを苦手としていることを後で知りました。大丈夫かなと少し不安になりましたが、台本にメモを取りながら監督の意見に耳を傾けているその真摯な姿が主人公・瑞紀とダブりました。なんだか勝手にこれは勝てる!と思ってしまいました。とにかくたいへんな意気込みをみせてくれている飯豊まりえさんに是非ご注目ください!

『シライサン』は2020年1月 全国公開。

作品情報

映画『シライサン』
 出演:飯豊まりえ ほか
 脚本・監督:安達寛高(乙一)
 配給:松竹メディア事業部
 
【ストーリー】
眼球が破裂した死体が連続して発見された。直接の死因は心臓麻痺だった。そして、死の直前“何か”に怯え取り憑かれたようだったという、奇妙な共通点があった。親友を目の前で亡くした大学生の端紀(飯豊)と、弟を失った春男。二人は共に事件を調べ始める。鍵を握る詠子を探し出すが、ほどなく彼女は「シライサン…」という謎の言葉を残し、眼球を破裂させ心臓麻痺で死亡した。事件に目を付けた雑誌記者の間宮も加わり、徐々に明かされてゆく“シライサン”の呪い…。核心に近づく三人の前に、理解を超えた、戦慄の事実が待ち受けていた。
 
公式サイト:http://shiraisan.jp/
 
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