女優・瀬戸かほが初のヌード&宇野祥平とのラブシーンも 越川道夫監督『愛の小さな歴史 誰でもない恋人たちの風景 vol.1』公開が決定
『愛の小さな歴史 誰でもない恋人たちの風景 vol.1』 (C)2019 キングレコード株式会社
映画『愛の小さな歴史 誰でもない恋人たちの風景 vol.1』(以下『愛の小さな歴史』)が、10月19日(土)より公開されることが決定。あわせて、劇中カットの一部が解禁されている。
『愛の小さな歴史』は、『海辺の生と死』、『アレノ』、『二十六夜待ち』などで知られる越川道夫監督の最新作。越川監督が、ある状況下に置かれた男女の濃密なひとときを切り取る「誰でもない恋人たちの風景」と題したシリーズの第一弾として製作した作品だ。
瀬戸かほ (C)2019 キングレコード株式会社
本作の主人公は、癒えない悲しみを抱え、人の間を漂うように生きてきた女性・ユリ。は彼女は小さな古本屋にたどり着き、店主・トモさんの妻になる。トモさんは、亡くなった前の妻のことを毎日思い出す一方で、今はユリがいない生活は考えられない。同じ頃、トモの幼馴染で父を亡くしたリュウタは、遺品の中にとある詩集を発見。やがて、ユリとリュウタはどうしようもなく惹かれ合い、求め合うことに。しかし、それはユリがトモさんのもとを去ることを意味していた。
左から、瀬戸かほ、宇野祥平 (C)2019 キングレコード株式会社
主人公のユリを演じるのは、瀬戸かほ。映画、ファッション、広告、ミュージックビデオなどで活躍しており、近年は『にとっての世界』(17年)、『Birds』(17年)、『オーロラ・グローリー』(18年)、『あの群青の向こうへ』(18年)、『神様のいるところ』(19年)などに出演。本作では、二人の男と情を交わし演技の中で、初となるヌードを披露しているという。
宇野祥平 (C)2019 キングレコード株式会社
また、ユリの年上の夫・トモさん役で『俳優 亀岡拓次』や『焼肉ドラゴン』の宇野祥平が出演。ユリが恋に落ちる夫の幼馴染・リュウタを『新宿スワン』『コーヒーが冷めないうちに』の深水元基が演じる。
深水元基 (C)2019 キングレコード株式会社
越川監督は、ドイツの詩人・ゲーテが晩年に若い人妻マリアンヌと恋人関係になり、のちに『西東詩集』の核をなす愛の詩を共作したエピソードから着想を得て、本作の愛の物語を作り上げたとのこと。
瀬戸、越川監督のコメントは以下のとおり。
瀬戸かほ (ユリ 役)
女優としてやっていけるのか悩んでいたときに、監督からこの作品をいただき挑戦したいと思いました。
果たして自分は応えられるのか、不安でいっぱいだったのですが、監督をはじめとするみなさまのおかげで、そのときの私のすべてを出すことができました。
撮り終えたあと、ユリからなかなか離れられなかったことを強く覚えています。
このままお芝居をやっていこうと思えたきっかけの、大切な作品です。
越川道夫(監督)
ひとには皆、それぞれに「愛」をめぐる「歴史」があります。
僕にも、誰にでも。
それがささやかな映画にならないかと思っていました。
ひとは幸福でありたいと思い、幸福になろうとして行動するけれども、それがいつも正しいとは限らない。
愚かかもしれない。でも愚かであるからと言って、幸福でないとも限らない。
そんなことを繰り返しながら、ひとはそれぞれの愛の小さな歴史を紡いでいるのかもしれません
新人の瀬戸かほさんで映画を撮ることになり、深水元基さん、宇野祥平さんにも参加してもらい、アンサンブルを作りながら、そんな映画を想像しました。
作りながら、この映画に登場する三人の様々な箇所に自分の「愛の歴史」を見出してまい、古傷が疼くようなそんな思いもしました。
この小さな作品が、ご覧いただくみなさんそれぞれの「愛の歴史」を反射するような映画になったのならば
こんな嬉しいことはありません。
左から、深水元基、瀬戸かほ (C)2019 キングレコード株式会社
『愛の小さな歴史 誰でもない恋人たちの風景 vol.1』 (C)2019 キングレコード株式会社
『愛の小さな歴史 誰でもない恋人たちの風景 vol.1』 (C)2019 キングレコード株式会社
『愛の小さな歴史 誰でもない恋人たちの風景 vol.1』 (C)2019 キングレコード株式会社
『愛の小さな歴史 誰でもない恋人たちの風景 vol.1』 (C)2019 キングレコード株式会社
『愛の小さな歴史 誰でもない恋人たちの風景 vol.1』は10月19日(土)より新宿K ’scinemaほか全国順次公開。