岸祐二、入絵加奈子、綿引さやか、川原一馬が出演 ミュージカル『In This House~最後の夜、最初の朝~』の上演決定 2019年版新ビジュアルとPVも公開
conSeptのMusical Dramaシリーズ第3弾『In This House~最後の夜、 最初の朝~』が2019年11月20日(水)~29日(金)まで、東京都内の六行会ホールとひらつかホールの2会場で上演される。初演に引き続き演出は板垣恭一、音楽監督は桑原まこが務め、岸祐二、入絵加奈子、綿引さやか、川原一馬が出演する。
Musical Dramaシリーズとは、誰もが一度は体験するであろう普遍的な物語を音楽と芝居の魅力を掛け合わせた大人のミュージカル。第1弾として2018年4月に上演された『In This House~最後の夜、最初の朝~』は独白と会話、歌と音楽が奇妙に入り組んで進行するオフブロードウェイの隠れた秀作で、シリーズスタートに相応しい上質な仕上がりで好評を博した。今回新たにジョニー役として『ハイキュー!!︎』『宝塚BOYS』などで注目を集める川原一馬が参加。4人の出演者と4人編成の室内楽で紡がれる静かながらも濃密な大晦日の一晩の出来事を描く。
再演にあたってのテーマは「2人」で、会場にも2人席を設けるなど、伴侶、友人、相方など、いろんな形の2人の在り方について、感じたり考えたりできる作品となっている。本日公開されたPV(バージョンA)にも、このテーマを意識したちょっとしたアイデアが盛り込まれているという。8月30日(金)にはバージョンBも公開されるとのことなので、見比べてみるのも面白いかもしれない。
CHARACTOR
■ヘンリー・アーデン(岸祐二)
ルイーサの夫。 豪快で男らしい人物であると同時に、 いろんなことに好奇心旺盛でもある。 ユーモアのセンスも逸品。
■ルイーサ・アーデン(入絵加奈子)
ヘンリーの妻。 生涯バージニア州の片田舎で暮らしてきたが、 率直で気品のある女性。
■アニー・フリードキン(綿引さやか)
救急看護師。 特に世界の災害地で活動しているため、 年中世界を飛び回っている。 神経質だが頭の回転が速く機転がきく。
■ジョニー・ダマート(川原一馬)
イタリアからアメリカへの移民3世。 ハンサムで面倒見がよくやる気に満ちている。 ワシントンD.C.で警察官の職に就いている。
とある大晦日、年老いた農夫であるヘンリー・アーデンと彼の妻・ルイーサはバージニア州の片田舎にある、長年住んでいた家を久し振りに訪れる。
壁の岩は一部が崩れ、ドアのヒンジは片方がなくなっている。 彼らの間にはどこか張り詰めた空気が流れ、二人は過ぎた時間を振り返る。
そこへ若い二人のカップルがやってくる。 ジョニー・ダマートとアニー・フリードキンだ。 ジョニーが恋人であるアニーを迎えに空港に行った帰り、雪道に滑ってしまい車が故障で立ち往生しているので助けて欲しいと頼まれる。その田舎道は携帯が通じないため電話を貸して欲しいと言うジョニーだったが、あいにくヘンリー達の朽ちた昔の家に電話はなく、 翌朝天気が落ち着くまでその家でお世話になることに。
その大晦日の夜、4人は代わる代わる自分とお互いの話を語ることになる。
ヘンリーが昔はマイナーリーグで将来有望な野球選手だったこと。
ルイーサとヘンリーが大恋愛をしていたこと。
ジョニーがイタリアからの移民3世で警察官の職に就いているが実は文才があるということ。
そしてアニーは世界中の被災地を駆け回る、野戦病院の救急看護師であるということ。
楽しげに生い立ちや今の暮らしを語る一方で、4人はそれぞれの胸に後悔と葛藤、そして隠し事を抱えていた。ヘンリーが野球を辞めてしまった理由、アーデン夫妻の娘が亡くなった経緯、アニーが自分との結婚に躊躇している理由を理解できないジョニー、どこかに落ち着くことへの違和感を拭えないアニー。
やがて夜も更け4人は少しずつ胸の内を語り始める。
初演ダイジェスト動画
公演情報
■公式サイト: https://www.consept-s.com/ith2019