武井壮が2016年版「バーン・ザ・フロア」全力応援!
武井壮
装置、楽曲、衣裳、ダンスすべてを刷新&進化!
幕が上がると劇場はダンスフロアに早変わり。熱狂的なパフォーマンスを目にすれば、誰もが踊り出さずにはいられない―――! 1999年のイギリス初演以降、世界各国の観客を魅了してやまない極上のダンスエンタテインメント「バーン・ザ・フロア」。9度目の来日公演となる最新作『NEW HORIZON』が2016年春、東京と大阪で上演される。タイトル通り今作では装置、楽曲、衣裳、すべてを刷新、新たな境地を切り拓く。彼らの進化を見届けるべく、ホラン千秋、はるな愛、武井壮の3名がスペシャルサポーターに就任した。一足先に見届けた上海公演の興奮を、武井壮が全力でアピールする。
「地球上での楽しみが増える、才能開花のチャンス!」(武井)
―――2016年版のサポーターに就任されました。ダンスへの興味は以前から?
ありましたね。ダンスは言葉に頼らず、地球上の全人類と交流できる武器なので。武井壮の新しい能力の一つとしてダンスを手に入れたら、さらに地球上で楽しめることが増えるなと。スペシャルサポーター就任のお話をいただいたときは「チャンスだな」と思いました。一流のダンサーたちとご一緒できるメリットを十二分に生かして、技を盗んでやろうと(笑)。僕は何事もトップの人に聞くまでは、中途半端に手を付けないと決めているので。
―――トップの人に、ですか。
陸上、野球、サッカーと今まで色んなスポーツをやってきたけど、すべてそうなんです。それぞれの種目のトップの方の動きをみて、その人が頭で何を考えているのかを知って、自分の体に浸透させていく。これが僕の成長の方法なんです。ダンサーは手先、指先ひとつで嬉しげにも、悲しげにもなれる。体の全パーツで表現できるのが強みだと思います。そういう表現方法が細部にまで宿れば、武井壮の表現者としての幅もより広がるんじゃないかと。
―――そういった野望を抱かせるほど、新作『NEW HORIZON』は刺激的なのですね。
“新たな地平線”というタイトルに相応しい内容ですよ。台詞はなくても様々なドラマやストーリーがある。友情、恋、愛、裏切り、哀しみ…。最終的には元気が出て、また新たな自分の能力を手に入れるために「努力がしたい!」と思える舞台。かっこいいな、あんな風になりたいな、とみんな思うと思います。
―――彼らのように踊れたら、素晴らしいでしょうね!
僕はスポーツでも何でも、鍛錬の末に身に付けた能力で、人を魅了している人に魅力を感じてしまうんで。芸人さんやミュージシャンの皆さんや、そういう「魔法使いみたいな人たちのようになりたい!」と思う気持ちで、これまでも頑張ってきたので。皆さんも、これが超人だからできる“手の届かないもの”と思わずに、自分たちも一歩ずつ前に進んでいけば、こういう能力が身に付くんだ、そんな気持ちで観て欲しいですね。
―――上海公演を見学されて、特に印象的な出来事は?
じつは中心メンバーのパスクアレ・ラロッカに、早速ダンスを教わってきましたー! 時間がなくて15分程度で、2小節ぐらいのシーンを(…とここで、現地での映像を見せていただく。すごい武井壮さん、バッチリ踊れてますよ!)。15分でも実際に踊らせて頂いて、何ともいえない昂揚感、快感がありました。その後、本番のステージが開演して。何度もパスクアレに「(舞台上に)行っていいか?」とアイコンタクトしたんですけど、やんわり「NO」みたいな表情を返されたので「オーケー」と。直前までガチで出るつもりでした(笑)。
―――まさか、日本公演では……。
可能性はゼロじゃないですよね(笑)。引き続き交渉はしていきたいですよ、僕を舞台に上げろと。武井壮のダンスの習熟度によっては、スペシャルプログラムもあり得るでしょうね。その場合、リハーサルはガッチリしますけど。中途半端なダンスで彼らと絡んではいけない。ほんとに美しく踊るダンサーたちなので。
―――本番では上演時間約2時間(休憩込み)で10場面以上が展開します。
あっという間ですよ。演目ごとにダンスのジャンルも違うので。台詞はなくても音楽には映画『バーレスク』、オペラ『カルメン』など、過去の名作のテーマソングなどが使われている。そこからストーリーが始まるので、初めての方も、楽しく作品世界に入れると思う。近いうちに、ダンス界へ足を踏み入れることになるんじゃないかな。僕も始めてみたいなと思いましたもん。
昨日より今日、“毎日が自分史上最高の自分”であることが、エンタテイナーの至上命題だと思うので。僕もそのために毎日1時間のトレーニングと勉強を欠かさない。我々エンタテイナーは、常に進化した姿をみなさんに見て頂くことが喜びなので。メンバーもニュープログラムをたくさんの人に楽しんで欲しい!と、ウキウキしてました。
「心の扉が開かれて、恋愛したくなっちゃった!」(武井)
――――作品を成立させる、ダンサーの身体能力や肉体美にも見惚れます。
男子の体はみんなパッキパキですよ。全身くまなく動かすので、どこの部位もまんべんなく鍛えている印象です。しかも演者は全員が踊りっぱなしですから。最後までキレを失わない、身体能力が素晴らしい。分野によってはアスリート以上に長けているといっても過言ではない。
女性もね、キュートな子、きれいな子、力強い子まで、いろんな個性をもった女子たちがいて、男の子たちと絡むんです。あれを見ていると、ダンスができたら本当にすぐにでも恋に落ちれそうだなと(笑)。そこが、何としてもダンスを覚えたい理由のひとつですよね。特にボールルームダンスにはボディコンタクトがありますから。やっぱり……いいですよね(笑)。
日本人はその辺りがシャイすぎるというか。異性に恋をするとか、キュートな子に「可愛いね」と気持ちを伝えるとか、そういうことをしない方が損だと思えるほど、心の扉を開いてくれる。地球上に30億人以上女性はいますから、誰が自分の運命の人かなんて10、20人会ったぐらいじゃわからない。僕も30億人全員とダンスしたいぐらい。
―――日々愛のメッセージが飛び交うなんて、素敵です。
男性がバッと女性を抱きしめてうっとりしたり、ダメだったり。一年分の恋物語がそこにギュッと詰まってる感じ。ホラン千秋さんもはるな愛ちゃんも、みんな見終わった後、恋したくなっちゃってましたから。デートには最適だし、狙っている子と観たらカップル成立しちゃうんじゃないかな。男の子もカッコいいダンサーのようになりたいと行動に移せる一歩になるかもしれない。みんなで“ニューホライズン”してほしいですね。
「日常にプラス1の目的を持てば、それは成長の種になる」(武井)
―――毎公演進化を遂げる「バーン・ザ・フロア」、一方の武井さんも近年は世界マスターズ陸上競技選手権に挑戦されるなど才能の進化に磨きをかけ、2015年のフランス大会では400mリレーで優勝されました。
マスターズに関しては、どんなに忙しくても毎日のトレーニングを欠かさず、自分の体を成長させて闘いにいくのが僕のテーマでした。結果、世界一に輝いたのは最高に嬉しかったです。今はSNSで多くの人と繋がることもできるので、応援して下さる方の声もすぐに届くし、その「励まされました」という言葉に、僕自身今日も頑張ろうと思えるんです。
やっぱりダンサーたちもそうですけど、毎日努力して身に付けた能力で人に感動を与える、そのことに挑戦している。成長もしていないのに闘いにいくのは、挑戦とは言わないので。彼らも日本ツアーではさらに進化した姿を見せてくれるだろうし、僕も負けないように成長したダンスをお見せしたいですね(笑)。
―――成長のためにも、“時間は作るもの”?
トレーニングのためにわざわざ時間を作らなくても、今日は駅までほんの少し速く歩いてみようとか、そんな感じで日常にプラス1の目的を加えるだけでいいと思うんです。ゼロよりプラス1は、必ず成長の種になる。それを毎日自分にプレゼントしてあげたらいいんじゃないかなと。僕は努力の結果、色んなものが手に入ることを知っているし、それによって本当にたくさんのものをいただいているので、努力するのがそんなに難しいことじゃないんです。ダンサーのみんなも、始めたときはど素人だったはず。そこからスターになったわけですから、我々もそこに辿り着ける可能性はあると思います。
―――最後に、改めてお誘いのメッセージを!
関西とか関東とか、日本とかアメリカとか関係なく、地球に住むすべての人が楽しめるステージが、この「バーン・ザ・フロア」だと思います。文字通り、生き物としての人間のエネルギーが燃え上がるステージですから。ダンサーたちの情熱を受け取りにぜひ来て頂きたいです。そして観客一人ひとりが、新たな心の扉を開いて頂ければと思います!
熱のこもった話しぶりに、早くも心に火種がともったような気分になる。本公演ではどんな扉が開かれるのか。「バーン・ザ・フロア」史上最強にホットな新作に期待して!
日本公演公式HP(PC・携帯)http://www.ktv.jp/btf