辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)×浜中文一が緊迫の密室劇に挑む 『スマホを落としただけなのに』の舞台化が決定
舞台『スマホを落としただけなのに』メインビジュアル
2020年3月20日(金・祝)から4月5日(日)東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで、4月18日(土)から4月19日(日)に大阪・松下IMPホールにおいて、舞台『スマホを落としただけなのに』の上演が決定した。
原作は2017年、第15回『このミステリーがすごい!』大賞の隠し玉(編集部推薦)作品として選ばれた志駕晃のデビュー小説。これまでにシリーズ第2弾「スマホを落としただけなのに~囚われの殺人鬼~」とあわせた累計発行部数は78万部を突破、2018年には、北川景子、田中圭、千葉雄大、成田凌など豪華キャストで映画化され、興行収入19.6億円の大ヒットを記録した。2020年2月21日には続編の映画公開も控えるなど今最も熱いミステリー作品となる。
今回初の舞台化で描かれるのは、奇才劇作家・横内謙介の書き下ろしで、原作小説「スマホを落としただけなのに」とその続編である「囚われの殺人鬼」を融合させた物語となっている。
出演は、事件解決に奔走するサイバー犯罪に強い若手刑事・加賀谷学(かがやまなぶ)役に、自身初の刑事役となる辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、コンピュータ技術に長け悪意あるハッキングを繰り返す連続殺人鬼の浦野善治役に浜中文一が決定。逮捕された浦野の取り調べを中心にスリリングに展開していくストーリー、共に舞台経験豊富な2人の熱演に期待したい。
また、恋人が落としたスマホをきっかけに事件に巻き込まれる女性・稲葉麻美役を演じるのは、本作が舞台単独初ヒロインとなる早川聖来(乃木坂46)。昨年2018年に乃木坂46・4期生として加入、演技派メンバーとして早くも活躍が期待される新星だ。さらに稲葉麻美の恋人富田誠役を、ミュージカル『テニスの王子様』でデビュー後、舞台・映画・ドラマと活躍の幅を広げている佐藤永典、そして加賀谷学の先輩捜査官・後藤武史役の原田龍二が説得力ある演技でわきを固める。
このたび原作者の志駕晃、脚本・演出を手掛ける横内謙介、そして出演者からコメントが届いているので紹介しよう。
原作者 志駕晃コメント
「スマホを落としただけなのに」の舞台化にあたり、その主演を辰巳雄大くんが演じることを実に感慨深く思っています。私は舞台プロデューサーをやっていたことがあり、ふぉ~ゆ~の初舞台「壊れた恋の羅針盤」が、実は私の初プロデュース舞台だったのです。辰巳くんもそうですが、浜中文一くんも早川聖来さんも原作のイメージ通りで驚きです。さらにこの舞台を高校の先輩である横内謙介さんが演出するのも、数奇な運命を感じます。
脚本・演出 横内謙介コメント
不思議なご縁で繋がって、この傑作小説を舞台化させて頂くことになりました。つい先日までガラケー使用者で、ガラケー最後の一人になる覚悟でしたが、この仕事の為にスマホに変えて目下、猛勉強中です。そしてデジタルを極めた世界の小説と、極めてアナログな演劇という手法が、どう結びついて新たな作品となるか模索しています。それが結実した時、この舞台は現代から未来に向けての、何かのメッセージとなる作品となると信じて取り組みます。若い俳優の皆さんとの出会いも、とても楽しみです。
<加賀谷学役>辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)
加賀谷学役のふぉ〜ゆ〜辰巳雄大です。
映画版では千葉雄大さんが同じ役を演じているので同じ”雄大”として勝手に運命を感じています。人生初の刑事役です。本番までに身も心も刑事になれるように最大限の力を注ぎます。
今回のストーリーは舞台オリジナルなので舞台ならではの生身の人間がそこにいる緊迫感のある【スマホを落としただけなのに】の世界を楽しんで下さい!
素敵なキャストさん達と熱い作品にして劇場で皆様の心拍数を上げさせて頂きます!
<浦野善治役>浜中文一
舞台「スマホを落としただけなのに」に出演させていただきます。映像化はされておりますが、舞台ならではの表現、臨場感を皆様にお届けしたいと思っております。
そして今回初めて殺人者の役をするということでまた自分の新たなバックボーンを使ってお芝居が出来る事をとても嬉しく思います。是非お越し下さい。
<稲葉麻美役>早川聖来(乃木坂46)
舞台「スマホを落としただけなのに」の作品に携われることを本当に有り難く感じています。私は乃木坂46に加入して1年、舞台には何度か立たせていただきましたが、同じ舞台上にグループのメンバーがいないことは初めてで、さらに有名な作品ということもあって緊張しています。ですが、私にとって新しいことだらけのこの作品と向き合うことで、新しい自分に出会えるかもしれないという期待の方が大きいです。至らない部分も沢山あるかもしれませんが精一杯役を務めたいと思います。頑張ります。
<富田誠役>佐藤永典
僕がこの作品を知ったのは映画版の方からだったのですが、「スマホを落としただけなのに」公開当時、タイトルがとても気になり映画館に足を運びました。怒涛の展開に引き込まれそしてとてもゾクッとした事を覚えています。
あと、暗証番号やパスワードなどを毎回誕生日とかにしないで、ちゃんとしたものにしようと思いました。
小説映画に続き、舞台でも面白き作品になるよう精一杯演じさせて頂きます。
<後藤武史役>原田龍二
頂いた役はベテラン刑事。
僕の役どころは、刑事というより『デカ』といったニュアンスでしょうか。
気がついたら、追われる側から追う側に適した年齢になってしまいました。
来年、50歳になります。
キャストは、ヤングな方が多いようですので、思う存分オジサンで居られるのが嬉しいです。
ベテランなりの刑事魂をどう焦がすか…
人間臭く演じる事を心掛けたいと思います。
スマホを落としただけなのに・・・すべての悲劇がはじまった。
神奈川県警庁舎内の取調室。サイバー犯罪に強い若手刑事・加賀谷 学(辰巳雄大)は、ベテラン刑事・後藤武史(原田龍二)とともに、丹沢山中で5人の女性を殺害した連続殺人鬼、浦野善治(浜中文一)の取り調べを行っていた。
浦野は天才ハッカーであり、黒髪の女性ばかりを狙った猟奇的な殺人犯であった。一方で連続殺人の被害を免れた稲葉麻美(早川聖来)と、その恋人・富田 誠(佐藤永典)の事情聴取も進む。この事件は、富田がただスマホを落としたことで、美しい黒髪女性であった麻美が偶然にも浦野のターゲットとなってしまったことから始まった。加賀谷の取り調べでの追及で、成りすましたSNSのアカウントを駆使し、ターゲットを追い込む恐ろしい浦野の手口が次第に明らかになる。
そして、加賀谷は、事件の真相に迫っていく中で浦野に奇妙な感情を抱くようになり、さらには驚くべき事実にたどり着く――。