演出家・鈴木裕美が無料で戯曲の読み方・オンラインミニワークショップを実施
演出家の鈴木裕美が、2020年5月10日(日)、11日(月)に、戯曲の読み方・オンラインミニワークショップを無料で実施することを決定した。全ての演劇がストップしている中、 俳優たちが、せっかくの時間で何か学びたいと強く思っていることを感じたことから、今回の取り組みを決めたという。
Zoomを使用して、両日とも19時から1時間半ほど開催される。同じ内容のワークショップとなるので、どちらかを受講すればよいとのこと。申し込みは5月7日(木)から開始されるので、興味のある人は、詳細をホームページにて確認してほしい。
このたび鈴木からコメントが到着しているので、紹介しよう。
鈴木裕美コメント
先日、戯曲の読み方、ミニオンラインワークショップをお試しでやってみました。そこで感じた事の1つは、今、全ての演劇がストップしている中、 俳優さんたちは、せっかくの時間で何か学びたいと、強くて思ってるんだなということでした。
家で一人でやれることとして「戯曲を読む」ということは、やはりとても有益だと思いますし、私の話も、その際のヒントに少しはなるのかもしれないという手応えがありました。
また、前回、ありがたいことにとても応募してくださる方が多く、ご期待に添えなかった方が多数いらっしゃるので、少し人数を増やして、改めてやろうと思います。
お目にかかって行うWSでは、テキストを使って、具体的に進めていくのですが、今回はどの戯曲にも当てはまるであろう、大きな捉え方をお話ししようと思います。
もう少し突っ込んだWSに関しては現在検討中です。
そもそもは、「戯曲の読み方を教えて欲しい」と俳優さんたちからリクエストを受けて始めたWSです。教えるというのはおこがましいですし、基本、どう読んでも自由だと思っていますので、あくまで“ 鈴木の考える”「戯曲の面白がり方」「戯曲を読み解くコツ、法則」についてお話ししようと思います。
俳優にとって、戯曲の求めていることが読み解ければ、役をイメージしやすくなるのは当然のことです。その一つのきっかけになればと思っていますが、俳優さんでなくても、戯曲に興味のある方ならどなたでもご参加いただけます。以前開催した時は、映像の監督や、翻訳者の方、演劇ファンの方など、様々な方がご参加下さいました。
また、戯曲について以外でも、演劇に関するご質問には出来る限りお答えしたいと思います。