松本幸四郎が贈る「図夢歌舞伎『忠臣蔵』」、副音声付のアーカイブ配信＆幸四郎・染五郎・猿弥による「歌舞伎家話特別編」が決定

400年を超える歌舞伎の歴史で史上初となるオンライン歌舞伎として、2020年6月27日（土）に開幕した「図夢歌舞伎『忠臣蔵』」。この度、副音声付アーカイブ配信と、出演者によるトークイベントが決定した。

歌舞伎三大名作の一つとして愛され続ける『仮名手本忠臣蔵』の世界を、新たな構成の通し狂言として、全十一段を5週にわたり全五回の上演を行った「図夢歌舞伎『忠臣蔵』」。構成・演出をつとめた松本幸四郎を筆頭に、これまでの舞台中継や歌舞伎の映像化とは一線を画す、オンライン配信専用の作品として、新しい形での歌舞伎が生まれ、回を重ね進化を続ける本作に注目が集まった。歌舞伎界のみならず、大きな反響を呼んだ本作だが、今回、「図夢歌舞伎」をもっともっと楽しめる企画が誕生した。

初のオンライン歌舞伎でこだわったエピソードや、様々な工夫が凝らされた撮影現場での裏話など、視聴者と一緒にたっぷり振り返る特別配信となっている。なお、副音声付アーカイブ配信の他に、副音声無しのアーカイブ配信もあり。

松本幸四郎 コメント

まずは、皆様に感謝申し上げます。
「図夢歌舞伎」は、歌舞伎の舞台になかなか立てない状況の中で、何かできることはないかと思い、悩み、考え、立ち上げた企画でしたが、第五回までたくさんのお客様にご覧いただき、激励の声を数多く頂戴しました。改めて役者はお客様がいらしてこそだと、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
そして今回、配信をご覧いただいたお客様にも、この度のアーカイブ配信で初めてご覧になるお客様にも、さらに「図夢歌舞伎」をお楽しみいただけるよう、副音声付アーカイブ配信と、「図夢歌舞伎家話」の配信が決定しました。
副音声は壱太郎さんとご一緒に、既に懐かしい第一回から映像を見ながら振り返ってみたいと思います。第一回はもう2カ月も前になります。本当にいろいろなことがあったので……私も楽しみです（笑）。
「図夢歌舞伎家話」は、私と共に全五回皆勤賞の猿弥さんと、染五郎の三人で、「図夢歌舞伎」第五回終演後、そのまま撮影現場で収録しました。
歌舞伎座での公演が再開した今、劇場での“生で歌舞伎”と、配信による“おうちで歌舞伎”が共に、この先100年200年と続いていくことを楽しみにしています。