綾野剛の主演映画『ホムンクルス』が台湾・台北金馬ファンタスティック映画祭のオープニング作品に決定
(C)2021 山本英夫・小学館/エイベックス・ピクチャーズ
映画『ホムンクルス』が4月9日から台湾・台北市で始まる『台北金馬ファンタスティック映画祭』のオープニング上映作品に決定した。
『ホムンクルス』は、山本英夫原作で2003年から2011年まで『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で連載された漫画だ。記憶も社会的地位もなくした男が、頭蓋骨に穴を開ける実験“トレパネーション”を受けたことがきっかけに、人間の心の歪みを異形として見るようになり、自らの記憶に隠された真実に向かい合う姿を描いたサイコミステリー作品。初の実写映画化プロジェクトとなる本作では、TVドラマ『MIU404』や映画『ドクターデスの遺産-BLACK FILE-』などの綾野剛が主演。記憶をなくしてホームレス状態となり、トレパネーション(穿頭手術)を受けたことで、人間の心の歪みを異形として見る能力を得た男を演じる。また、主人公にトレパネーションを薦める医学生・伊藤学役で成田凌のほか、“謎の女”役で岸井ゆきの、主人公に関わっていく高校生役で石井杏奈(E-girls)、主人公に意外な深層心理を見られてしまうヤクザの組長役で内野聖陽らが出演している。メガホンをとったのは、『呪怨』シリーズや、映画『犬鳴村』などの清水崇監督。なお、本作は4月2日(金) から期間限定で劇場公開され、その後Netflixで全世界へ独占配信されることが決まっている。
台北金馬ファンタスティック映画祭は、1962年に台湾映画の普及を目的に発足した、台湾金馬映画祭のひとつで、ファンタスティック系(ホラー、スリラー、SF、恋愛、コメディ)をメインに構成。最近では、サム・ライミ監督、デイヴィッド・リンチ監督、宮藤官九郎監督の作品が上映されている。2021年は、50作品の上映作のうち、日本作品は8作品が占めているとのこと。そんな中、『ホムンクルス』は映画祭から招待を受け、オープニング上映されることが決まったという。
『ホムンクルス』は2021年4月2日(金) より期間限定公開。