神尾楓珠×佐藤浩市、初共演で師弟関係に 応援曲「市船soul」をめぐる実話をもとにした映画『20歳のソウル』公開が決定

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2021.3.15
左から、神尾楓珠、佐藤浩市 (C)2022「20歳のソウル」製作委員会

左から、神尾楓珠、佐藤浩市 (C)2022「20歳のソウル」製作委員会

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映画『20歳のソウル』が2022年に公開されることが決定。キャスト情報などが発表された。

『20歳のソウル』は、中井由梨子氏の著作『20歳のソウル 奇跡の告別式、一日だけのブラスバンド』(小学館刊)を映画化するもの。癌により20歳で亡くなった浅野大義さんと千葉県船橋市立船橋高校の応援曲「市船soul」を巡る物語を描いた作品だ。

市船の吹奏楽部員だった浅野さんは、野球部を応援する「市船soul」を作曲。楽曲は運動部員たちや吹奏楽部の仲間たちを勇気づけ、癌にかかった浅野さん自身にも生きる力を与えたという。20歳の若さで浅野さんが亡くなると、吹奏楽部顧問の高橋健一氏は告別式で「大義のために演奏しよう」と声をかけた。すると、164名の市船吹奏楽部OBが集まり、「市船soul」を演奏して浅野さんを送り出した。中井氏は2017年に掲載された朝日新聞の記事をきっかけに、浅野さんの関係者へ取材を行い、実話をもとに2018年に同小説を上梓している。

原作『20歳のソウル 奇跡の告別式、一日だけのブラスバンド』

原作『20歳のソウル 奇跡の告別式、一日だけのブラスバンド』

映画『20歳のソウル』で主人公・浅野大義を演じるのは、神尾楓珠。神尾は本作で初めて、浅野さんが吹奏楽部で担当していたトロンボーンとピアノ演奏に挑戦している。また、神尾は市船吹奏楽部の演奏も見学し、役作りに反映させたとのこと。大義の恩師・高橋健一を演じるのは、佐藤浩市。佐藤は初の吹奏楽部顧問を演じる上で、高橋氏本人から指揮法を学び、神尾同様に市船吹奏楽部の演奏と合唱を見学したという。

(C)2022「20歳のソウル」製作委員会

(C)2022「20歳のソウル」製作委員会

メガホンをとったのは、テレビ朝日で演出家・プロデューサーとして『特命係長 只野仁』シリーズなどを手がけた秋山純監督。また、作家・脚本家・演出家で、本作の原作者でもある中井由梨子氏が脚本を担当している。

神尾、佐藤、秋山監督、原作・脚本の中井氏のコメントは以下のとおり。

 

神尾楓珠(主演/浅野大義 役)

最初、実話ということを知らずに脚本を読ませていただいたのですが、

映画みたいな、すごい青春だなと感じました。

本作で、浅野大義さんを演じる上で、いろいろな方たちからお話を伺い、

彼は周りからの人望が厚く、とても愛されていたんだなと感じ、映画ではその魅力や、そして彼が残してくれた生き様が、きちんと伝わる様に演じられたらいいなと思います。

 

佐藤浩市(高橋健一 役)

市船・吹奏楽部の生徒たちが演奏しているのを見させていただき、

昨今、このコロナで演奏できる場、表現できる場が失われた生徒たちが、

“何か”を伝えようと、とても生き生きと演奏していました。

その姿を見て、この映画で、そして浅野大義さんの人生を通して、

自分自身もこの子たちのその“何か”を伝えたいと思います。

 

秋山 純(監督)

四年前の朝、新聞で大義くんの記事を読みました。

彼の生きた証を多くの人に知ってもらいたい。

その想いは、たくさんの仲間、素晴らしい俳優陣へと縁を繋ぎ、映画として実を結びました。

大義くんが我々を選んでくれたのだと信じています。

 

中井由梨子(原作・脚本)

浅野大義、という音楽好きの青年が20歳の若さで亡くなった。

その事実の中に、想像もできないような奇跡が、たくさんの人々の絆が、溢れ出す想いがあります。

短くても力強く生ききる、命の輝きを感じてください。

誰もが共感できる、明日への勇気となるような映画です。

 

『20歳のソウル』は2022年全国ロードショー。

作品情報

映画『20歳のソウル』
神尾楓珠/佐藤浩市
原作:「20歳のソウル 奇跡の告別式、一日だけのブラスバンド」
中井由梨子 著/小学館 刊
監督:秋山 純 脚本:中井由梨子
制作プロダクション:プロジェクトドーン
配給:日活 
公式サイト:http://20soul-movie.jp/
(C)2022「20歳のソウル」製作委員会
 
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