hideの実弟がつづった物語を映画化 『TELL ME ~hideと見た景色~』2022年夏の公開が決定
(C)2022「TELLME」製作委員会
映画『TELL ME ~hideと見た景色~』が、2022年夏に公開されることが決定した。
『TELL ME ~hideと見た景色~』は、X JAPANのギタリストや、ソロアーティスト(hide with Spread Beaver/zilch)として知られたhideのパーソナルマネージャーを務め、現在はhideオフィシャルマネジメント事務所の代表を務める実弟・松本裕士氏による著書『兄弟 追憶のhide』(講談社文庫刊)をもとにした映画。劇中では、主人公である弟・ヒロシがhideの共同プロデューサー I.N.A.とともに、遺された音楽を世に送り出すまでの軌跡が描かれるという。
メガホンをとったのは、ドラマ『ドラゴン桜』や『時効警察』シリーズ、映画『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』『今日も嫌がらせ弁当』『僕と彼女とラリーと』などの塚本連平監督。塚本監督が脚本も担当し、hideの楽曲の中から、「TELL ME」を映画のタイトルに起用している。
また、12月13日のhideの誕生日に先立ち、NYと東京を拠点に活動するイラストレーター・目黒ケイ氏によるhideのビジュアルも解禁。さらに、ティザー映像も公開されている。
塚本監督、原作者の松本氏のコメントは以下のとおり。
塚本連平(監督)
この映画は、大切な人を突然失った家族や仲間が悲しみを乗り越えて行く、希望と絆の物語です。
タイトルをhideさんの名曲「TELL ME」から頂いたのは、
残された人達の「もっと話したい事が、もっと聞きたい事があった」
そんな気持ちを象徴している様に感じたからです。
「僕が僕で在り続けるため」と言う歌詞の意味を噛み締めながら撮影に挑みたいと思います。
松本裕士(講談社文庫刊『兄弟 追憶のhide』著者)
この度は「兄弟」の映画化のお話をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
長い時間がたった今でも、hideが輝き続けているのは、世界を見ても稀な軌跡であり、
それを支えて頂いたファンの皆様、そして関係者の皆様のおかげです。
実の兄弟でありながら、
ビッグアーティストと駆け出しのマネージャーという異質な関係でもありました。
近しい人が旅立ってしまった時、また孤独で悩んだ時、
そのような思いをした方々へ、少しでもお力になれれば幸いです。
hideは伝説のアーティストではありますが、
やはり私にとっては、かけがえのないお兄ちゃんなのです。
『TELL ME ~hideと見た景色~』は2022年夏、公開。