Disney+がアジア発の新コンテンツを発表 アニタ・ムイの伝記映画特別版やチェ・ミンシクらが手がける犯罪ドラマなどがラインナップ
『アニタ(ディレクターズ・カット)(原題)』 (C)Disney
1月6日(木)、ディズニープラス(Disney+)が2022年に配信するアジア発コンテンツの一部詳細をを発表した。
2022年最初のAPAC(アジア太平洋地域)コンテンツとして登場するのは、春節(※日本での配信日は決定次第発表)にあわせてディズニープラスで配信される『アニタ(ディレクターズ・カット)(原題)』。同作は、香港ポップス界のスターで、2003年に亡くなったアニタ・ムイの伝記映画特別版。1話45分の全5話で構成されている。アニタ・ムイは、アジア地域を代表する偉大な香港女性アーティストの一人で、歌手として、女優として、数々の賞に輝いた。今回の特別版ディレクターズ・カットでは、数多くの代表曲と共に、香港のスーパースター、レスリー・チャンとの友情、恋模様など、あまり知られていない彼女の私生活にも迫るという。監督は、リョン・ロクマン、プロデューサーは『コールド・ウォー』『モンスター・ハント』シリーズなどのウィリアム・コン氏が務め、ルイス・クーやルイーズ・ウォンなど、香港を代表するキャストが出演している。
韓国からは、新コンテンツブランド「スター」が提供するオリジナル作品として、カジノ王を描いた犯罪とアクションが満載のドラマシリーズ『キング・オブ・サヴィー(原題)』の新たな制作が決定。映画『オールド・ボーイ』などで知られる俳優チェ・ミンシクと、『犯罪都市』の監督を務めたカン・ユンソンが共に手がける。
『ライフロング・ジャーニー(原題)』 (C)Disney
グレーター・チャイナ(中国、香港、マカオ、台湾などの中華圏)からは、『ライフロング・ジャーニー(原題)』の配信が決定。中国文学最高峰の文学賞の一つである茅盾文学賞を2019年に受賞した同名小説を映像化した中国語のドラマシリーズで、中国人のブルーカラー労働者とその家族が、世代を超えて遭遇する社会の変化が描かれる。主演は、ライ・チァインとソン・ジア。
『タイワン・クライム・ストーリーズ(原題)』 (C)Disney
昨年2021年11月から撮影がスタートした『タイワン・クライム・ストーリーズ(原題)』は、中国語で提供するオリジナルクライム・サスペンスシリーズ。実際に起きた4件の犯罪事件からヒントを得た同作では、恐怖に包まれた一家大量殺人事件、身も凍るようなレイプ事件、殺人事件、詐欺事件、不正事件を題材とした物語が展開していく。全12話からなるシリーズで、台湾のカルフィルム社、香港のシックスティー・パーセント・プロダクションズ社、受賞歴を持つハリウッドの映画監督ロン・ハワード氏とプロデューサーのブライアン・グレイザー氏が設立したイマジン・エンターテインメント社など、世界の制作会社が共同で手がける。キャストには、リディアン・ヴォーン、パトリック・シー、サイモン・シュシエ、アリソン・リン、 フレデリック・リー、ワン・ポーチエらが名を連ねている。
ディズニーのAPACコンテンツ&デベロップメント責任者のジェシカ・カム-エングル(Jessica Kam-Engle)氏は、「ディズニーの APAC コンテンツ・ショーケースおよび新しいコンテンツに対して、とても好意的な反響をいただいています。アジアでつくられた最高品質のコンテンツやオリジナルストーリーには文化的な奥深さがあり、世界中の観客が待ち望んでいます。これからも最高峰のコンテンツ制作に投資を続け、アジアで最も評価の高いコンテンツ・クリエイターやストーリーテラーたちと協力して、彼らが世界を舞台に輝くことを目指します」とコメントしている。
新たなAPACコンテンツは、各地域の状況に応じて、2022年から2023年にかけて配信されるとのこと。