劇団papercraft 第6回公演『Momotaro』全情報解禁 追加出演者に木下愛華、淺川眞來らが決定
『Momotaro』
2022年6月北千住BUoYにて上演が決定している劇団papercraft 新作公演『Momotaro』の全情報が解禁された。
2022年2月に浅草九劇にて第5回公演『殻』を上演し、話題を呼んだ劇団papercraft。
新作公演は、”Momotaro”と呼ばれる、1000人に1人の割合で桃から生まれた人間である女性が、アルバイトスタッフとしてレストランカフェにやってくる、とある日を描いた物語。
”Momotaro”は、15歳で中学を卒業すると鬼ヶ島へと戦争に駆り出されるという世の中で、そんな不条理な運命に翻弄された後、任期を終えて一般人として生活を始めた女性と、その周りの従業員との関わりを中心としたストーリーが展開される。
リアルな会話の中に、フィクションの設定が落とし込まれることによって、独特な世界観を生み出す作・演出の海路による、廃墟のような空間を持つ北千住BUoYにての、新作公演となる。
出演者には、すでに発表されていた真下玲奈、劇団4ドル50セントの堀口紗奈の他、『人狼ゲームマッドランド』や昨年東京芸術劇場シアターウエストにて上演された二兎社『鷗外の怪談』などに出演した木下愛華、元FlowBackのメンバーで現在俳優として活動する淺川眞來、青春高校3年C組の元生徒である兼行凜ら、個性的な俳優陣が名前を連ねており、何気ない日常会話の中に潜む、小さな違和感やズレによって生み出される「何か」が、海路によって露わにされる。
海路(作・演出)コメント
世間一般にはこれを良いものとして、美しいものとして捉えるのかもしれない。でもきっととある側からしてみたら全然そんなんじゃなくて、むしろずっとまとわりつく何かでしかなくて、これはそんな何かから確かに逃げようとした人間の、いつかのお話です。「昔々」との距離感を、皆様と共有できたら幸いです。