藤原竜也、石丸幹二、向井理がハリー役!開幕迫る、注目の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』製作発表会見レポート
――意気込みはもちろん、普通の舞台とは違うなと思うところをぜひ教えてください。
榊原郁恵(マクゴナガル校長役):一言で言うと『ハリーポッターと呪いの子』の舞台にかけるスタッフのものすごい愛!世界でずっとやってきていますけど、アジアでは日本では初めて。作品が好きで、とにかく大勢の方に、この素晴らしさを伝えたい!その一員として皆一緒に頑張りましょう!と愛を感じます。
昨日初めて劇場に来ましたが、そのときにも「まずお客さんというような気持ちで舞台に立ってください」と。私達一瞬にして、みなスタッフにもう魔法かけられました。この感動を、今度は私たちがステージの上で皆さんにお伝えしたい。それを肌で感じさせていただきました。これまで作りあげてきたスタッフさんたちの愛を、私が受け止めて、それを観客の皆さんにお伝えする。そんな舞台だと思います。そこが他の舞台とは違います。
榊原郁恵(榊は木編に神)
高橋ひとみ(マクゴナガル校長役):私もオーディションから今日に至るまで、毎日が夢のようで!稽古初日から楽しくてワクワクして。そして、本当に愛していただいているなというのを実感できて、丁寧に教えていただいて、本当に毎日楽しめています。
昨日もうびっくりするような魔法をたくさん見せていただいて、稽古では見られなかった本物の魔法が見れて……それがまだたくさんあるんだと思うと、本当にワクワクしている。この年になってまだこんなにワクワクドキドキさせていただける体験させていただけるなんて本当に幸せです。命ある限りここにいたいなと思わせてくれる、舞台です。優しさ、ユーモア、私たちにとって幸せな時間。あとはマクゴナガル校長として、皆さんの母であり、いてくれるだけでなぜか安心していただけるような存在になれるように頑張っていきたいと思います。
高橋ひとみ
中別府葵(ハーマイオニー・グレンジャー役):一言でいうとスケールの大きさですね。赤坂ACTシアターをハリーポッター専用劇場にまるごと変えてしまうのもそうですし、セットにしても演出にしてもこれまで見たことのないようなものばかりです。無期限のロングランということもそうですし、この作品に携わっている人の数も凄くてですね。それほどスケールの大きな作品を日本でやれるということが、これからもなかったと思いますし、今後もなかなか出会えるものではないと思います。日本中の皆さんにこの作品を見て欲しいなという思いが強くあります。
中別府葵
赤坂ACTシアター内観イメージ図。ロビーエリア内の物販スペースやカフェも新しく生まれ変わる予定だ
早霧せいな(ハーマイオニー・グレンジャー役):他と違うな、ここがすごいなと思うところは驚きの数です。稽古始まってから、特に魔法の数ですけれども、演出も素晴らしくて。その素晴らしい魔法や演出が、何度見てもフレッシュな驚きを与えてくれる。この赤坂ACTシアターで、お客様と同じ体験、同じ驚きを体感できることが本当に楽しみです。プレビューの初日に向けて、ブラッシュアップして、その体験を皆さんにお届けできるようにしていきたいと思います。
早霧せいな
エハラマサヒロ(ロン・ウィーズリー役):僕が違うなと思うのは、影響力の大きさですね。結構舞台にも出させてもらっていますが、普通、舞台に出ると言うと「出るんですね」ぐらいなんですが、これだけ「おめでとうございます」と言われるんですよ。
キャスト発表になったときもLINEやツイッターでお祝いの連絡がいっぱい来て。エゴサーチしていると「ロンがエハラってwwwまじうけるwww」と書かれていて。最近、スタジオでも滑っていたので、うけてよかったなと思います(笑)。影響力の大きさを感じました。……(前に座っている)藤原竜也がニヤニヤしていますね。藤原竜也さんはね、基本的に稽古場で僕がすべるたびにニヤニヤしているんですよ。
エハラマサヒロ(中央)
竪山隼太(ロン・ウィーズリー役):皆さん仰るんですけど、今回特にモチベーションの高さ。本当にここにいる先輩方もそうですし、それこそスイングやアンサンブルもみんなすごいんですよ。誰かが代わりに入れるように、ずっと昼休みとかも稽古をしている。ある子が急に「やってみてください」と言われて、完璧に演じられて、それを稽古場のみんなが拍手する。素敵なカンパニーやなと思っています。
竪山隼太