藤原竜也、石丸幹二、向井理がハリー役!開幕迫る、注目の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』製作発表会見レポート
――ロングラン公演で準備されていることは?
榊原:ロングランの経験がなくて、今のところ模索中なんですけれど、とにかくまずは食べる!食べるっていうことが大事ですね。お手軽なのは焼き鳥かな。タンパク質が必要だと思って。
60代でロングランというのはとんでもない挑戦なんです。皆さんのパワーがめちゃくちゃすごいそのままに何か乗せられてここまでやってきてますけれども、まず自分を見つめ直そうと。このロングランの舞台をとにかく穴を開けることなく、一番いい自分の状態で挑めるように自分を持っていくことが一番のテーマです。
高橋:私としては、毎日の(稽古場で行われている)トレーニング。3日目にして、体が変わってきました。前は押したらフラフラしてたぐらいなんですけど、大地に足がついている!というぐらい変わってきましてね。ロングランを備えて、ウォーミングアップを毎日しております。
(前列左から)福山康平、藤原竜也、石丸幹二、向井理、門田宗大、斉藤莉生、(後列左から)エハラマサヒロ、竪山隼太、榊原郁恵、高橋ひとみ、中別府葵、早霧せいな
――ハリー役の方々も体力づくりで準備していることは?
藤原:ヌーノさんというムーブメントの方(※振付補)がいらっしゃいます。彼の指導のもと、チームに分かれて、30分しっかりとした身体的なトレーニングをほぼ毎日やるんですが、それで僕の1日は終わったというか(笑)。そのあとに「通し稽古をやる」と言われた時、この人は一体何を考えているんだろうと思いましたね(笑)。日々みんなとやっています。
石丸:以前所属していたところが、ロングランをやっている劇団でした。ちょっと思い返してみましたが、やはりしっかり食べて、しっかり寝て、健康な体を維持すること。それが乗り切る秘訣だと思っています。年齢はこんなになってきましたけども、より元気になれるようにと思っています。
向井:皆さんおっしゃってる通り、朝一番最初にやるトレーニング。ヨガであったりとか、コアを鍛えるトレーニングをやるんですが、それがもう汗だくになるぐらい、毎日やっています。改めて何か自分で何かをやることはなく、毎日ちゃんと必死にやることで、どんどん積み上げられていると思います。あとは、アミノ酸を差し入れするようにしています。
――「こんな仕掛けがあるのでぜひここを見てもらいたい」というアピールポイントがありましたら、言える範囲で結構ですので、教えていただけますか。
藤原:“仕掛け”ではないですよね?
コナー:全部本物です。
藤原:そこが見どころですね(笑)。
石丸:魔法三昧なので、いろんな魔法があります。すごくテクニカルな魔法から、アナログの魔法魔まで。どれもが見どころです。僕が一番気に入っているのは、変身魔法。それはね、説明はできないんですけどね。ぜひ客席に座って体感して欲しいんですけども、人が変わります。面白いですよ〜。
向井:いっぱいありすぎて!もう本当に数分に1回のペースで、魔法なりイリュージョンなりがあるので、どれってすごく難しいんですけど、一つ言えるとしたら、劇場全体ですね。劇場全体のイリュージョン。これは、ある瞬間が訪れたらそうなる、どの席でも確実に体感できるイリュージョンになっているので……怖くもあり、面白くもあり、舞台ならでは。映像には絶対できない、舞台ならではで、僕は一番印象的だなと思います。
(前列左から)コナー・ウィルソン、藤田悠、福山康平、藤原竜也、(後列左から)エハラマサヒロ、竪山隼太、榊原郁恵