竹中凌平、磯野大ら出演 劇団アレン座 第九回 本公演『点滅』の上演が決定
劇団アレン座第九回本公演『点滅』が、2022年12月7日(水)より計3劇場で開幕することが決定した。
本作は、劇団アレン座がこれまでに3度上演した全編エチュード劇『いい人間の教科書。』をもとに、脚本・演出の鈴木茉美が初の全編戯曲として書き下ろしたもの。2022年4月より加入が発表された竹中凌平を含めた劇団員4人での初公演となる。キャスト・スタッフのコメントが到着した。
作・演出 鈴木茉美
鈴木茉美
劇団員4人での初めての公演です。
そして初めて東京都内3カ所の劇場で公演をします。
作品は約3年間、俳優たちの膨大な声と言葉を聞き続け、毎回私が作った点と役者のエチュードで作った線を繋げて作品にしてきた、舞台『いい人間の教科書。』(以下、イイショ)をもとに、初めて全編戯曲として0から創作し書き下ろしたものになる予定です。
役者が変われば線が変わり結末が変わる、私にとって役者と強く繋がる大切な作品です。それはそれでとても楽しいのですが、一度戯曲にしてみようと思いました。いわば若者の声を聞き続けた集大成です。どうなるかはまだわかりません。今までやってきたイイショとは全く違うものになるかもしれません。構想の段階では全く違うものになっています。劇団員にとっても私にとっても劇団にとっても、挑戦の作品になります。アレン座を応援してくださっている方には新鮮に感じてもらえると思います。初めましての方にはアレン座を知ってもらうきっかけになれば嬉しいです。
栗田学武
栗田学武
今年一年を漢字一文字で表すと『初』。
2022年は、初心を思い返す一年になりました。
何故役者を始めたのか。何故劇団アレン座に入ったのか。
役者を志して10年、劇団に入って6年の歳月の中で変わったもの、変わらないものも沢山あります。
そんなことを考えてたら年末に『初』だらけの舞台を劇団で公演させて頂く事となりました。
初の劇団員4人のみでの公演、初の東京3劇場をまたぐロングラン、初の下北沢公演。
ただただ、劇団員として舞台上で芝居をさせていただける事に感謝します。
どの『初』がどんな変化をもたらすのか、とても楽しみです。
個人的には、『いい人間の教科書。』が茉美さんの手によって初の戯曲化された書き下ろしになる予定、という『初』に心が躍っています。
2022年12月。ぜひ一緒に、すっきりと締め括って、新年を迎えましょう。
磯野大
磯野大
久方ぶりに、劇団公演への参加となります。
今回は、竹中という新たな風も加わり、3カ所の劇場で公演をさせて頂きます。
挑戦づくしの公演となりそうですが、果たして今回はどんな作品になるのか、私自身も、とてもわくわくしています。アレン座の挑戦!
是非、見届けて頂けたら幸いです。
竹中凌平
竹中凌平
2022年、色々なことがありました。
中でもアレン座への加入は自分の中でも大きな出来事でした。
東京内 3 カ所でのロングラン公演。
自分達にとっても挑戦的な公演になるかと思います。
昔は「大晦日まで仕事したくないな」なんて思ったこともありましたが、2022年のギリギリまで舞台に立つ姿を想像しているとワクワクが止まりません。
どんな舞台になるのか。どんな化学反応が起こるのか。
まだ全貌は分かりませんが「やってやるぞ」の精神で楽しく駆け抜けたいと思います。
皆様、是非お付き合いください!
來河侑希
來河侑希
常に劇団のあり方を考え続けてきた6年。毎公演集大成だと思いながら、劇団アレン座は走ってきました。思い返せば常に赤字で、常に崖っぷち。それでも何とかやってきた6年。演劇界にいればそれはみんな一緒だと思いますが、それを通して積み重ねてきた劇団独特の年輪が自分たちにもある。積み重ねてきた6年はそんなに多くはないけど、大切な仲間との出会いや別れを経験して、傷ついたり、テンションが上がったりしながら演劇に向き合ってきた6年。旗揚げ当初より目指しているものは高くて、とてつも
なく難しいことだと思い知らされた6年。その傷つきながら学んできた、今の自分たちを全て見せたいと思います。そして、劇団員だけで行う公演はお初です。大変お待たせしてしまいました(汗)が、劇団員全員が揃う公演はとても珍しいのです。そして、常に進化する鈴木茉美の世界へ足を踏み込んでみてくださいませ。
あらすじ
-途方もない数の人生の点滅。年の終わりふと人は立ち止まり物思いに耽る。
初雪が観測された東京、突如として閉じ込められた、ある四人の人生人間には108コの煩悩があるらしい。
人間は欲求が満たされても、苦しまなくなることはないらしい。
欲しいものが手に入っても、満たされないらしい。
それは、煩悩があるからなんだそうだ。
煩悩とは自分自身を苦しめる心のこと。
だから一年の終わりに、鐘を鳴らして煩悩を祓おうとする。
来年は、苦しむことがないように願いを込めて。
あるところに四人の人間がいました。
彼らの人生は突如として一つの空間に閉じ込められました。
それが始まりでした。
人は誰でも罪を感じ、抱えているものがある。
その四人の人間も例外ではない。
物語は、寒い冬。
一年の終わりに奇妙なつながりを通じてドタバタと幕を開ける。
男たちは掘り始める。
何もない空洞を。
空っぽに感じるその人生を。
空いた穴を塞がなくちゃ。
必死に言葉を発する。
それを埋めたとき、未来が見えるかもわからないままに。
これを見なきゃ年は越せない!…わけではないですが、
師走の東京で、一年を締め括れる作品をお届けします。
また新しい一年の始まりへ向かって。
公演情報
栗田学武
磯野大
竹中凌平
來河侑希
以上 劇団アレン座
2022年12月7日(水)~12月11日(日)
劇場:サンモールスタジオ
劇場:アトリエファンファーレ高円寺
劇場:小劇場楽園
◯一般席 4,500 円(税込)
◯ U-18 2,500 円(税込)
○ペア割引 8,000 円(税込)
※ペア割引は2名様分のとなります。
◯プレ公演 4,000 円(税込)
※12月7日(水)プレ公演のみ対象となります。
■Allen suwaru 公式ブログ: https://ameblo.jp/allen-suwaru
■公演についてのお問い合わせ: info@allen-co.com
■についてのお問い合わせ: https://s.confetti-web.com/support/qa_reg_1.php
■『点滅』公式 HP:http://allen-co.com/allen-tenmetsu
■公式 HP:http://allen-co.com/
主催・制作:株式会社 Allen