おそ松、6つ子のキャスティングの真意が明らかに!? おそ松さん「6つ子だよ、全員集合!! トト子もいるよ♪」レポート

レポート
アニメ/ゲーム
2016.1.1
おそ松さん、6つ子のキャスティングの真意が明らかに!?

おそ松さん、6つ子のキャスティングの真意が明らかに!?

 赤塚不二夫先生の生誕80周年を記念したテレビアニメ『おそ松さん』。赤塚先生の「おそ松くん」をベースに、おそ松を始めとする6つ子たちの成長した姿を描いた『おそ松さん』の上映イベント「6つ子だよ、全員集合!! トト子もいるよ♪」が2015 年10 月16 日(金)、東京・メルパルクホールにて開催されました。全国の映画館でもライブビューイングが行われた今回のイベントには、6つ子を演じる櫻井孝宏さん(おそ松役)、中村悠一さん(カラ松役)、神谷浩史さん(チョロ松役)、福山潤さん(一松役)、小野大輔さん(十四松役)、入野自由さん(トド松役)と、遠藤綾さん(トト子役)の7人が出演。アニメ第3話の上映や制作陣を交えたトークなどを行ないました。今回はイベントでのトークを中心に、会場の様子をお届けします!

 
■ アニメ第3話先行上映

 あの赤塚作品の名作、そして演じるキャストが今をときめく人気声優ばかりとあって、アニメ放送前から注目を浴びていた『おそ松さん』。放送後も話題騒然!そして、ファンの期待に満ち満ちたムードの中、イベントが開始。まずは櫻井さんを始めとするキャスト7名がひとりずつステージに登場し、ご挨拶。作中に登場したネタを交えながらのコメントで、会場は早くもお祭りムードに。

 続いて、完成したばかりだというオンエア前のアニメ第3話の先行上映へ。上映前に神谷さんが「3話が終わった後、(ステージへ)出てくるの嫌なんですよ。みなさん、帰らないでくださいね!」とコメントすると、客席からは驚きの声もあがっていました。ファンの期待が一気に高まったところで、第3話「こぼれ話集」の上映がスタート。6つ子が放つハチャメチャなショートショートに、観客は笑ったり、ざわざわしたりと作品を大いに楽しんでいる様子でした。


■ キャストのスタンスは「おそ松さん」そのもの。制作秘話も飛び出したトーク

 その後はトークのコーナーへ。キャスト7名のほか、藤田陽一監督、シリーズ構成の松原秀さん、フジオプロの桑原正人さんら制作スタッフも参加し、激熱なトークショーが繰り広げられました。アニメ化の際に心がけていることとして、松原さんが作り過ぎずに時間をかけて準備していると語り、加えて「キャラがたったのはいいんですけど、シナリオがまとまんないんです…。シナリオを書いていて、唯一チョロ松だけ僕の味方なんです。他の5人は最悪。一番最悪なのは、黄色い人(十四松のテーマカラー)ですね」と笑いながら話していました。桑原さんは「赤塚ワールドをこうやって現代でもイキイキと描いていただいて、きっと赤塚先生も喜んでいると思います。よろしければ原作マンガも手にとって読んでいただければ」と観客へメッセージを伝えました。

 続いて飛び出したのは、キャスティングのお話。普段はよくしゃべる人物やテンションが高いキャラを演じることが多いという福山さんから自身が演じる一松について「なぜこんな半目でしゃべらなくて、ヒール(悪役)っぽい感じなのかなって…。なぜ(演じるのが自分)だったのか聞きたいです」と質問。すると、藤田監督から「わりとボソッと毒をいうのが映えそうな…」とひと言があり、これには福山さんも納得したようです。続く小野さんも自身が十四松を演じることについて「僕も何でこの役なのかな…」というと、会場から笑いが…。

 すぐに他のキャスト全員が口々に「わかれよ!」とツッコミを入れ、会場は爆笑に包まれました。その後、小野さんが「会う人、会う人みんなに(十四松を演じることが)ピッタリだねって…。僕はちょっとわからないんですけど、周りから見るとピッタリだっていうことですので、自信を持っていきたいと思います!」と嬉しそうに話していました。

 また、アフレコ収録時でも、現場では笑いが絶えないという話に。アフレコ本番中も堪えきれずに笑ってしまうという入野さんは「だって、楽しいのに笑えないって、何でそんなことあるんですか?」と強気に質問。そんな入野さんのストレートなボケに対し、すぐに中村さんが「仕事だから!」と即答。神谷さんも「何だったら、キャストの中で(入野さんが)一番芸歴長いからね!」と常識的なツッコミを入れ、そういった雰囲気を楽しんでいる小野さんと福山さん。そして最後には、櫻井さんが軽めの口調で「ちゃんとしてくれ!」と長男らしいコメント。その光景はまるで、おそ松さんそのものでした。


■ 「ずっと続けていきたい!」  キャストが語る『おそ松さん』への愛

 その後も、鈴村健一さん(イヤミ役)と國立幸(チビ太役)さんからのビデオレター上映や6つ子の性格や特徴を紹介するコーナー、着ぐるみのイヤミとともにキャスト&ファンの記念撮影など、様々な企画が行われました。

 そしてエンディングの挨拶では、キャストたちが笑いを交えながら、口々に作品への愛を告白。小野さんが「いつもアフレコスタジオに向かう時に思うことは、この収録に合わせて1週間生きてきてるなという感じさえするんですよ。それぐらい楽しくて、やりがいがあって…『おそ松さん』大好きです!」と語ると、続く福山さんも「僕も収録が終わった後に、あぁ俺生きてるなって思って帰るんです…私の中では『おそ松さん』、第6シーズンまでやることが決まっておりますので、ぜひぜひ大きく大きく楽しい世界をどっぷりと楽しみましょう!」とコメント。客席から喜びと賛同の拍手が起こりました。

 神谷さんはアフレコが楽しくてしょうがないと話し、「非常に大変なアフレコ現場なんですけれども、終わった後にすごく元気になれるんですよね…できれば『おそ松さん』を無限に続けていきたいです!」と感想をもらし、中村さんも「こんなに楽しくやれる現場ってのは、そうそうあるものでもないので、僕もこの作品を長く続けていけたらいいなと思っております」と伝えました。最後に櫻井さんが「おそ松のモットーが楽しければいいなので、僕もそれをモットーにこの作品には関わっていきたいなと思っています…『おそ松さん』のムーブメントをみなさんと起こしていけたらなと。僕もずっとおそ松をやっていきたいと思っておりますので、みなさま今後とも応援よろしくお願いいたします」とファンにメッセージを送り、大盛況の中、イベントは幕を閉じたのでした。

 なお、この日は今回のイベントのダイジェスト映像が1月29日に発売される『おそ松さん』Blu-ray&DVD1巻に収録されることや「おそ松さん In ナンジャタウン」として、12月4日から16年1月31日まで期間限定イベントも行われることも発表。今後もムーブメントを起こし続ける『おそ松さん』をチェックしましょう!

 
■TVアニメ『おそ松さん』

【放送情報】
テレビ東京、テレビ大阪 毎週月曜深夜1時35分
テレビ愛知 毎週月曜深夜3時05分
BSジャパン 毎週土曜深夜0時00分
AT-X 毎週火曜深夜0時30分

【スタッフ】
原作:『おそ松くん』 赤塚不二夫/「週刊少年サンデー」(1962年~1969年)他で連載
監督:藤田 陽一
キャラクターデザイン:浅野 直之
シリーズ構成:松原 秀 
美術監督:田村 せいき
色彩設計:垣田 由紀子
撮影監督:福士 享
編集:坂本 久美子
音楽:橋本 由香利
音楽制作:エイベックス・ピクチャーズ
音響監督:菊田 浩巳
音響制作:楽音舎
アニメーション制作:studioぴえろ

【キャスト】
櫻井 孝宏(おそ松)
中村 悠一(カラ松)
神谷 浩史(チョロ松)
福山 潤(一松)
小野 大輔(十四松)
入野 自由(トド松)
遠藤 綾(トト子)
鈴村 健一(イヤミ)
國立 幸(チビ太)
上田燿司(デカパン)
飛田 展男(ダヨーン)
斎藤 桃子(ハタ坊) ほか

【パッケージ情報】
●Blu-ray&DVD『おそ松さん』第一松
2016年1月29日(金)発売
Blu-ray 6800円(税抜) DVD 5800円(税抜)

>>TVアニメ『おそ松さん』公式サイト
>>TVアニメ『おそ松さん』公式Twitter(@osomatsu_PR)

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