まなみのりさ、解散前ラストにして初のメンバー作詞楽曲「栞」MV公開 15年間の想いを凝縮した内容に
まなみのりさ
2023年4月1日をもって解散することを発表している3人組アイドルユニット・まなみのりさが、その活動のラストソングとなる「栞」のミュージックビデオを公開した。
まなみのりさは、Perfumeなどを輩出したアクターズスクール広島で結成され、結成当初からメンバー変更を一切することなく「まなみ」「みのり」「りさ」の3人で活動を続け、デビュー15周年を迎えている。
そんな彼女たちだが4月1日に解散することを発表しており、「栞」は最後にして初めとなる自分たち自身で作詞を手掛けた。
《もう出番はないんだね 続きはもうないんだね》
《「会いたいな」って からじゃもう遅いんだよ 「またね」はもうないんだよ》
《好きだけじゃ走れなかったのは それだけ本気だったから》
《積み重なったCD 着なくなった衣装 ズタボロになった足の裏》
《全部がもう2度と 取り戻せない宝物の日々》
など、活動してきた本人たちにしか表現できない繊細な情景と長い活動中の苦難と苦悩、それを乗り越えさせてくれたファンへの心からの感謝が、初めての彼女たちの歌詞に詰め込まれている。
そしてなにより、最後を締めくくる言葉はまなみのりさ3人の人柄が鮮明に伺える《最後くらいはちょっと笑顔で》というフレーズ。解散という道を選ぶ3人と、長く応援を続けてきたファンの関係性を描く純粋な言葉で、6分にも及ぶバラード「栞」は幕を閉じる。
公開されたMVでは、「栞」を初披露した時の様子に加えて、過去のライブやオフショットの映像が使用されており、まなみのりさの思い出が凝縮された1曲で歴史を感じ取ることができる。
まなみのりさは、2月18日から最初で最後の全国ツアーをスタートさせ、各公演ゲストを迎えながら全国6か所を訪れる。そして4月1日には解散ライブを中野サンプラザホールにて開催する。最後のワンマンライブは、彼女たちにとって最大キャパシティとなる会場で実施される。は1月14日に発売したベストアルバム『LAST』とセットで販売されている。
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「栞」
作詞:まなみのりさ
まだ終わらない そう思っていたから
振り返る準備がまだまだ出来ていないよ
明日が見えない 繰り返しの日々の
終わりをあんなに待ってたはずなのに
でもいざふと振り返れば
楽しい思い出ばかりで
きっとそれだけ私たちはさ
すごく恵まれていたんだね
栞を挟んで
”いつか、ここから”なんてさ
そんなに都合良くいってはくれないみたいだ
「会いたいな」って からじゃもう遅いんだよ
「またね」はもうないんだよ
どこかで分かっているの
ハッピーエンドの話が大好きだから
最後の日までできれば笑っていたい
もう充分なくらいに
幸せをもらってきたから
残された時間は幸せを配って
居なくても大丈夫なくらいに
栞を挟んで
”いつか、ここから”なんてさ
そんなに都合良くいってはくれないみたいだ
「会いたいな」って からじゃもう遅いんだよ
終わりはそう遠くない
積み重なったCD
着なくなった衣装
ズタボロになった足の裏
チクタク1秒1秒
全部がもう2度と
取り戻せない宝物の日々
もう出番はないんだね
続きはもうないんだね
好きだけじゃ走れなかったのは
それだけ本気だったから
何度も何度もやめてやるって
思っても続けて来れたのは
あなたが待っていてくれたから
「ありがとう」
「ありがとう」
「ありがとう」
栞を挟んでも
続きはもうないんだけど
最後になんて伝えるか
それくらい自分で決めたくて
いつかまた笑って
どこかで会えますように
最後ぐらいはちょっと笑顔で
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