窪田正孝・蓮佛美沙子・奈緒らを齊藤工監督が撮影、モノクロのポートレートを公開 映画『スイート・マイホーム』新出演者が明らかに
映画『スイート・マイホーム』キャスト陣
映画『スイート・マイホーム』が9月に公開されることが決定。あわせて、あらたな出演キャスト情報が解禁された。
『スイート・マイホーム』は、『第13回小説現代新人賞』を受賞した神津凛子氏の同名小説を映画化するもの。斎藤工が、齊藤工名義でメガホンをとった最新作だ。主演を務めるのは、連続ドラマ『臨床犯罪学者 火村英生の推理』で斎藤工と共演した窪田正孝。窪田は、奇妙な事件に巻き込まれていく主人公・清沢賢二を演じている。
冬が厳しい長野。スポーツインストラクターの清沢賢二(窪田正孝)は「まほうの家」と謳われた一軒のモデルハウスに心を奪われる。賢二は、寒がりの妻と娘のために、たった一台のエアコンで家中を隅々まで暖められるというその家を建てる決心をする。新居が完成し、家族に二人目の娘も加わって、一家は幸せの絶頂にいた。ところが、その家に越した直後から奇妙な出来事が起こり始める。まとわりつく様な何かの気配。赤ん坊の瞳に映るおそろしい影。地下に捕らわれ、泣き叫ぶ娘。次第に、秘められた過去が明かされる。やがて、「家」を取り巻く恐怖の連鎖は家族だけに留まらず、関係者の怪死などに波及し始める。
本作への出演が発表されたのは、蓮佛美沙子(ドラマ『今夜すきやきだよ』、映画『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』など)、奈緒(ドラマ『ファーストペンギン!』『あなたがしてくれなくても』、映画『余命10年』『マイ・ブロークン・マリコ』など)、窪塚洋介(『Sin Clock』)、中島歩(映画『よだかの片想い』『ラーゲリより愛を込めて』)、里々佳(映画『青野くんに触りたいから死にたい』『呪怨:呪いの家』)、松角洋平(『終末の探偵』『ハケンアニメ!』)、根岸季衣(『ちひろさん』『夜明けまでバス停で』『ミッドナイトスワン』)ら。また、齊藤監督が撮影した、モノクロのポートレート写真も解禁されている。
キャスト陣のコメントは以下のとおり。
蓮佛美沙子
あたたかで幸せな、自分にとって最も安全な場所。そこに冷たく湿った違和感が生まれた時、人は何を疑い、何を信じるのか。得体の知れない恐怖の正体を探し求めるミステリースリラーでありながら、人間の業を描いた物語でもあると思っています。闇深いラストに向かって役を創っていく過程は、本当に本当に楽しかったです。真実の裏に秘められた衝撃を、ぜひ劇場で堪能してください。
奈緒
念願の齊藤組に参加できてとても幸せです。
"マイホーム"という希望のある響きと予想のつかない結末にドキドキと手に汗をにぎり、気が付いた時には得体の知れない恐怖がすぐ側まで迫っていました。
このお家、覗くと危険…お楽しみに。
窪塚洋介
怖い話を撮っていたわけですが、齊藤監督の演出の仕方がとても心地よかったのと、あまり演じたことのない役柄が楽しかったことを覚えています。
夢のマイホーム、世界で1番スイートな場所となるはずが、まさかこんな展開が待っているなんて…衝撃のラストに向けてどうぞお怖がりください。
中島歩
豪華なキャストと憧れのスタッフと仕事ができて鼻高々でした。監督には俳優として新しい面を引き出してもらい感謝しております。
皆様にご覧いただけるのを楽しみにしております。
里々佳
この脚本を読んで、心がほっこりとする「スイート・マイホーム」という題名に反して、薄気味悪い展開に直ぐに引き込まれる自分がいました。人間の幸せに対する果てしない憧れというものをとても考えさせられる作品です。最も安心出来るはずの家や大切な家族が、徐々に「なにか」に飲み込まれていく恐怖。
是非ご覧ください。
松角洋平
齊藤組に参加させて頂き、具現化するとなるとなかなか難解なシーンがありましたが、齊藤監督は俳優もやられていることもあり、演出用語が分かりやすく、気持ちがとても作りやすかったです。常にどこか一抹の不安やストレスを感じながら作品を拝見しました。人間の怖さ、住環境の不安定なことへの恐怖、利便性追求の落とし穴など現代社会に潜む危険性を浮き彫りにしたサスペンスホーミーホラーだと思いました。人によって恐怖というものは各々違いがありますが、もしも貴方の安らぐはずの家が不気味だったらと想像してご覧いただければと思います。
根岸季衣
齊藤工監督とは以前連続ドラマで親子をやった事があるので、立派に成長した息子と一緒に仕事してるような喜びがありました。撮影現場でも感じた事ですが、しっかり腰の座った作品に仕上がっていると思いました。穏やかな中に情熱が静かに燃えている感じ。
監督が緩やかに仕掛けてくる罠に、どうぞ浸って下さい。
『スイート・マイホーム』は2023年9月全国公開。