無料で動物とふれあえる「横浜市立野毛山動物園」 vol.1
小動物とふれあえる「なかよし広場」が人気!
JR桜木町駅から徒歩15分、みなとみらい21地区を見下ろす高台にある横浜市立野毛山動物園(横浜市西区)は、戦後間もない昭和26年に「野毛山遊園地」として開園しました。60年以上の歴史がある同園のコンセプトは、「誰もが気軽に訪れ、憩い、癒される動物園 小さな子どもが初めて動物に出会い、ふれあい、命を感じる動物園」。同じ横浜市内にある「よこはま動物園ズーラシア」(約53ヘクタール)と比べると、面積は約3ヘクタールと小規模ですが、飼育されている動物は約90種。入園無料なので、気軽に訪れることができます。
なかよし広場
動物とのふれあいの入門として人気を集めているのが、モルモットやハツカネズミとふれあえる「なかよし広場」。モルモットをなでるためのブラシや、膝に乗せるための専用座布団なども用意されています。皆さん「私、このコがいい!」「このコと目が合った!」などと言いながら、モルモットを膝に乗せていました。小動物とふれあっているうちに、大人も子どもも自然と優しい顔になっていきます。
モルモット&ふれあい用座布団
平日は、清掃と動物たちの交代時間以外は自由に入場できますが、土日・祝日は整理券による入れ替え制となっています。これは、ふれあう前に、動物との正しいふれあい方を子どもたちにもわかりやすく説明するため。初めて動物とふれあうお子さんたちは、力の入れ加減がわからないので、強くつかんでしまったり、ついテンションが上がって追いかけてしまうことがあるかもしれません。正しいふれあい方を学べば、動物との距離もグッと近くなります!
ハツカネズミ
もう1種、ふれあいはできませんが、間近で見ることができるインドクジャクも、毎年求愛シーズンに注目を集めています。インドクジャクは園内で放し飼いになっているので、どこで会えるかわかりません。歩いているときにすれ違うかもしれませんし、ベンチで休憩しているときに近づいてきてくれるかもしれません。特に人気なのが、白色個体(白変種)のオス。求愛シーズン(春先~6月頃)に、レースのような美しい羽を広げた姿を見られたらラッキーです。あまりの美しさに、つい触ってみたくなるかもしれませんが、そこはグッと我慢。クジャクに食べ物をあげたり、追いかけたりせず、美しさを楽しみましょう!
インドクジャク(白色個体)
※5月3日~6日は、午前9時から午後5時(入園は午後4時30分まで)
※5月・10月は無休