真弓孟之(AmBitious / 関西ジャニーズJr.)「稽古中から泣いてしまうようなお話。たくさんの人にご覧いただきたい」 ミュージカル『サンキュー・ベリー・ストロベリー』開幕
photo:SCOPE/齋藤清貴
2023年4月5日(水)東京芸術劇場 シアターイーストにて、ミュージカル『サンキュー・ベリー・ストロベリー』が開幕した。
ミュージカル『サンキュー・ベリー・ストロベリー』は、2018年8月に韓国・ソウルの演劇の街 テハンノで誕生したオリジナルミュージカル。独り暮らしの老女と、彼女のもとに突然やって来たケアロボットが織り成す、ちょっと不思議でとてもリアル、そして温かい物語が反響を呼んだ。同年の「韓国ミュージカルアワード」にノミネート、2021年には再演が実現した話題作で、日本では今回が初演となる。
お茶目で愛おしくなるケアロボットを演じるのは、この作品で舞台単独初主演となる真弓孟之(AmBitious / 関西ジャニーズJr.)、独り暮らしの老女・エンマは、圧倒的な存在感の土居裕子と高橋由美子がWキャストで務め、原田優一、まりゑが脇を固める。
photo:SCOPE/齋藤清貴
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突然現れたケアロボットの「サンキューと言って下さい」というメッセージ、ロボットによって変わる老女・エンマの日々、そしてエンマの忘れたいはずの記憶とは……。心と身体がほんのり温まり、優しさに癒される感動のミュージカルとなる。
東京公演は4月16日(日)まで、その後4月26日(水)~30日(日)大阪・サンケイホールブリーゼにて上演する。
真弓孟之(AmBitious / 関西ジャニーズJr.) コメント
ロボット役の真弓孟之です。僕が演じるロボットは、相手のことを思ってあえて空気を読んでいないようなシーンがよくあるので、そこが素の自分に近くて、いつもの自分でいられる様な役だと感じています。初めてのミュージカルということで、こんなに濃厚に音楽と向き合う時間を過ごすのも初めてで、新しい発見もあり、すごくいい経験になっています。物語が進むにつれて、エンマがロボットに心を開く過程が好きなので、注目して頂けたらと思います。僕自身が稽古中から泣いてしまうようなお話なので、たくさんの人にご覧いただきたいです。今日から24公演、最後まで走り抜けられるように頑張りますので、よろしくお願いします。
土居裕子 コメント
私が演じるエンマは、8か月もの間、陽の光を浴びずに、どんな生活をしていたんだろう?というようなおばあちゃんですが、私もだんだんその年齢に近づいてきて、自分と照らし合わせながら演じさせていただいております。愛や優しさに溢れた物語で、真弓くんが演じるロボットは常に誰かをサポートするために作られています。自分よりも他の人を愛し大切にするという事が一貫して流れている、これが胸を掴まれるポイントの一つになっています。また、エンマがポロッという言葉に少し哲学的なことが含まれていて、それも聞きどころです。素晴らしい作品ですので、楽しくご覧頂けたら嬉しいです。
高橋由美子 コメント
これまでも同じ役を何人かで演じる機会はありましたが、今回は過去の作品と全く異なっていて、Wキャストでエンマを演じる土居さんのいいお芝居を見ながら、私にとって新たなチャレンジもあるなと思いながら、エンマという役に挑戦しています。真弓くんが演じるロボットが可愛らしいので、ご覧いただいているお客さまにも「ああいうロボットってどこで買えるんだろう?」って、思ってもらえるようなチャーミングさをたくさん感じていただけたらと思います。お客さまの気持ちがあたたかくなるような作品をお届けしますので、ぜひ劇場へお越しください。
独り暮らしの老女・エンマの元に突然やって来たケアロボット。ロボットからのメッセージは、「ただ、サンキューと言って下さい」エンマなりに落ち着いた暮らしを送っているつもりだった毎日が、そのロボットの出現から、大変化を遂げる。それは、エンマにとって案外に愉快で、案外に心地よいものだった。
過去と記憶を断絶して生きるエンマの前に現れる、謎の女と男。忘れたい筈のエンマの記憶は、彼女を永遠に苦しめ続けるのか、彼女の心を救うのか…?
そこに残るのは、ロボットが教えてくれた…優しさ…。エンマの行く先は…?ロボットの運命は…?