『ヴァグラント』『FACTORY GIRLS』「3LDK」アミューズの注目作品&ユニットが集合 日比谷フェスティバルレポート
3LDK
この日最後に行われたのは、植原卓也、平間壮一、水田航生による俳優ユニット3LDKのステージ。コロナ禍もあって観客の前で披露するのは初だという植原作詞の楽曲「LOVE GAME」では、キレのあるダンスと歌唱に自然と拍手が起き、ステージ周辺のボルテージがグッと高まっていた。
平間壮一
植原卓也
水田航生
3人は付近の施設からイベントを見ている人にも手を振りながら盛り上げ、4月7日(金)に発売したフォトブックや、冬に3人で上演するコメディミュージカル『ミア・ファミリア』の話をゆるい雰囲気で繰り広げる。それぞれが俳優として活躍しており、日比谷周辺にある劇場との関わりも深いことから、各劇場や付近のパン屋に関する話題も。自然体のトークに観客席からは笑い声や歓声が幾度も上がる。
続いて、2023年冬に3人で上演する韓国発のミュージカル『ミア・ファミリア』より「ミア・ファミリア」が披露された。シアターバーを舞台にしたワンシチュエーションコメディで、劇中劇の中で歌われるナンバーだそう。本編の後にライブ形式になる作品で、演出を手がける安倍康律から「本人たちを出していい」と言われているということも明かし、後半は観客と一緒に楽しみたいと語った。
さらに、それぞれが出演を控えている舞台として、植原より『ダーウィン・ヤング 悪の起源』、平間から『ダ・ポンテ〜モーツァルトの影に隠れたもう一人の天才〜』、水田から『FACTORY GIRLS〜私が描く物語〜』、平間と水田が出演する『ヴァグラント』の告知が行われた。
ラストに披露されたのは「Summer Flower」と「Butterfly」の2曲。「Summer Flower」は3人の歌声を堪能しつつゆったりノれるナンバー。平間がステージから客席に降りる一場面もあり、客席と一体になって楽しんでいる様子が印象的だった。最後の「Butterfly」は、ガラリと雰囲気を変えてクールで疾走感のあるパフォーマンスで魅せる。それぞれの個性が見えるダンスや歌唱、ハプニングやアドリブにも瞬時に対応する息のあったやりとりに、冬の舞台への期待が高まった。
日比谷フェスティバルは5月7日(日)まで日比谷・銀座で開催。ステップショーの様子はライブ配信・アーカイブ配信も行われている。
取材・文・撮影=吉田沙奈
公演情報
会場:東京ミッドタウン日比谷
Hibiya Festivalオフィシャルサイト
https://www.hibiya.tokyo-midtown.com/hibiya-festival/
公演情報
2023年8月19日(土)~8月31日(木)
会場:明治座
2023年9月15日(金)~9月18日(月・祝)
会場:新歌舞伎座
公演情報
出演:
柚希礼音 ソニン/実咲凜音 清水くるみ・平野 綾/水田航生 寺西拓人
松原凜子 谷口ゆうな 能條愛未/原田優一・戸井勝海/春風ひとみ 他
公演情報
【訳詞】森雪之丞 【日本版脚本・演出】安倍康律
【出演】植原卓也 平間壮一 水田航生