ゴッホ、ゴーギャンらの作品約80点が最新技術による映像×音響で蘇る 『Immersive Museum TOKYO 2023“ポスト印象派” POST-IMPRESSIONISM』

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2023.6.10
フィンセント・ファン・ゴッホ『星月夜』※イメージ画像。実際の映像とは異なります。 (C)Bridgeman Images /amanaimages 

フィンセント・ファン・ゴッホ『星月夜』※イメージ画像。実際の映像とは異なります。 (C)Bridgeman Images /amanaimages 

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7月7日(金)から10月29日(日)まで、東京・日本橋三井ホールにて、『Immersive Museum TOKYO 2023 “ポスト印象派” POST-IMPRESSIONISM』が開催される。

『Immersive Museum』は、世界的に著名な芸術作品をコンテンツ化し、広大な屋内空間の壁面と床面を使用した没入映像と特別な音響で提供する“新感覚体験型アートエキシビション”。従来の“鑑賞型”から“没入型”のスタイルを提供し、来場者に新たな芸術鑑賞の視点を提示するという。日本開催第2弾となる今回は、「“ポスト印象派” POST-IMPRESSIONISM」をテーマに、フィンセント・ファン・ゴッホやポール・ゴーギャン、ジョルジュ・スーラ、ポール・セザンヌらを代表的作家とする「ポスト印象派」の芸術作品に焦点を当てる。

『Immersive Museum TOKYO 2023 “ポスト印象派” POST-IMPRESSIONISM』※イメージ画像。実際の映像とは異なります。 (C)Alamy Stock Photo/amanaimages (C)Bridgeman Images /amanaimages 

『Immersive Museum TOKYO 2023 “ポスト印象派” POST-IMPRESSIONISM』※イメージ画像。実際の映像とは異なります。 (C)Alamy Stock Photo/amanaimages (C)Bridgeman Images /amanaimages 

開催にあたり、同展で展示予定の約80作品から、ゴッホの『星月夜』など代表作3作品のイメージと、主催・Immersive Museum日本橋実行委員会による各作品の紹介文が到着している。

 

フィンセント・ファン・ゴッホ『星月夜』

フィンセント・ファン・ゴッホ『星月夜』※イメージ画像。実際の映像とは異なります。 (C)Bridgeman Images /amanaimages 

フィンセント・ファン・ゴッホ『星月夜』※イメージ画像。実際の映像とは異なります。 (C)Bridgeman Images /amanaimages 

ゴッホは印象派から「色」の影響を受け、一時期スーラの点描にも挑戦しました。さらにゴーガンとの共同生活を経て、独自の表現にたどり着きました。それは、眼前の風景を強い色と筆致で描いていく「感情の絵画」。

黄色い星、渦巻く夜景、うねる糸杉。ゴッホの見た景色は、激しい感情を伴って力強い絵画へと昇華しました。不遇な運命に翻弄された彼の魂が、見る者の心を揺さぶる名画となって残されました。

 

ジョルジュ・スーラ『グランド・ジャット島の日曜日の午後』

ジョルジュ・スーラ『グランド・ジャット島の日曜日の午後』※イメージ画像。実際の映像とは異なります。  (C)Bridgeman Images /amanaimages 

ジョルジュ・スーラ『グランド・ジャット島の日曜日の午後』※イメージ画像。実際の映像とは異なります。 (C)Bridgeman Images /amanaimages 

印象派は、絵の具を混ぜずに細かい筆致を重ねていきました。スーラはその手法をさらに推し進め、筆のタッチを「点」にまで突き詰めました。そして、当時確立された補色などの科学的色彩理論を取り入れ、より鮮やかに色を表現しようとしました。スーラとシニャックによる点描画は大きな話題となる一方で、モネやルノワールの反発を招き、印象派解体の原因の一つともなりました。

 

ポール・ゴーギャン『説教あとの幻影』

ポール・ゴーギャン『説教あとの幻影』※イメージ画像。実際の映像とは異なります。 (C)Bridgeman Images /amanaimages 

ポール・ゴーギャン『説教あとの幻影』※イメージ画像。実際の映像とは異なります。 (C)Bridgeman Images /amanaimages 

印象派は目に見えるものの「印象」を描きました。それに対しゴーギャンは新しい軸を打ち出しました。明快な造形表現と、目に見えるものと、画家の内面です。これらを絵に共存させる「総合主義」を唱えました。輪郭を線で縁取り、中を塗りつぶすクロワソニスムという手法から始まり、タヒチの土地に根ざした文化にキリスト教的モチーフを取り入れた独自の道を進んでいきました。

 

『Immersive Museum TOKYO 2023“ポスト印象派” POST-IMPRESSIONISM』のは、イープラスにて発売中だ。 

 

イベント情報

Immersive Museum TOKYO 2023 “ポスト印象派” POST IMPRESSIONISM
期間:2023年7月7日(金)~2023年10月29日(日)
場所:日本橋三井ホール(東京都中央区日本橋室町2-2-1 COREDO室町1-4階)
アクセス:銀座線・半蔵門線「三越前」駅直結
     東京メトロ「日本橋」駅から徒歩7分
     山手線・中央線・東海道線「東京」駅 日本橋口から徒歩9分
主催:Immersive Museum日本橋実行委員会
   株式会社電通
   佐々木ホールディングス株式会社
   (グランドシネマサンシャインほか、全国17サイトの映画館を運営)
   株式会社ドリル
協賛:SOMPOホールディングス株式会社
協力:Yogibo
主管/企画制作:株式会社電通、株式会社ドリル
 
 
入場券:大人 2,500円(税込)/ 大学生・専門学生 1,800円(税込) / 高校生・中学生 1,500円(税込) /
 
小学生以下 無料 / 障がい者割引 1,200円(税込)※付き添いの方1名様まで同料金 ※要証明書
 
イープラス販売URL: https://eplus.jp/immersive-museum/
 
公式SNS:
 
展覧会公式サイト:https://immersive-museum.jp/

イベント情報

Immersive Museum FUKUOKA supported by FORTINET
期間:2023年4月29日(土・祝)~2023年9月10日(日)
場所:BOSS E・ZO FUKUOKA 6Fイベントホール (福岡県福岡市中央区地行浜2-2-6)
アクセス:福岡市営地下鉄「唐人町」駅 徒歩15分
主催:福岡ソフトバンクホークス株式会社
主管/企画制作:株式会社電通、株式会社ドリル
協賛:フォーティネットジャパン合同会社
 
 
Immersive Museum OSAKA
期間:2023年6月17日(土)~2023年9月6日(水)
場所:堂島リバーフォーラム(大阪府大阪市福島区福島1-1-17)
アクセス:JR環状線「福島」駅 徒歩5分
     JR東西線「新福島」駅 徒歩5分
     阪神「福島」駅 徒歩5分
     京阪「中之島」駅 徒歩5分
主催:Immersive Museum OSAKA実行委員会
主管/企画制作:株式会社電通、株式会社ドリル
公式サイト:https://immersive-museum-osaka.jp  
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