若村麻由美、岡本圭人、岡本健一らのコメント&舞台写真が公開 家庭内のシビアな現実を描いた『La Mère 母』が開幕へ

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2024.4.5
『La Mère 母』舞台写真         撮影:藤井光永

『La Mère 母』舞台写真         撮影:藤井光永

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2024年4月5日(金)より東京芸術劇場 シアターイーストにて『La Mère(ラ・メール)母』が開幕する。

初日公演に先駆けて、出演の若村麻由美、岡本圭人、岡本健一、演出のラディスラス・ショラーのコメントと舞台写真が届いたので紹介する。

『La Mère 母』舞台写真         撮影:藤井光永

『La Mère 母』舞台写真         撮影:藤井光永

『La Mère 母』は、フランス演劇界を牽引する稀代の劇作家フロリアン・ゼレールが『Le Père 父』、『Le Fils 息子』の執筆に先立って彼が31歳の時に3部作の最初に書いた作品。2010年に本国パリで初演され、その後、さまざまな国での上演を経て、最近ではフランスが誇る名女優イザベル・ユペールの主演でブロードウェイでも上演されて大きな話題となった。

『La Mère 母』舞台写真         撮影:藤井光永

『La Mère 母』舞台写真         撮影:藤井光永

本公演の演出は、緻密に人間の本質を描き出す演出力に定評のあるラディスラス・ショラー。そして、ショラーからのラブ・コールを受けてタイトル・ロールの母を演じる若村麻由美をはじめ、岡本圭人、伊勢佳世、岡本健一という実力派キャスト・スタッフが家庭内のシビアな現実を演劇的におくる。

『La Mère 母』舞台写真         撮影:藤井光永

『La Mère 母』舞台写真         撮影:藤井光永

なお、本作『La Mère 母』は『Le Fils 息子』と同時上演となる。

【『La Mère 母』ストーリー】
アンヌはこれまで自分のすべてを捧げて愛する子どもたちのため、夫のためにと家庭を第一に考えて生きてきた。それはアンヌにとってかけがえのない悦びで至福の時間であった。そして年月が過ぎ、子どもたちは成長して彼女のもとから 巣立っていってしまった。息子も娘も、そして今度は夫までも去ろうとしている。家庭という小さな世界の中で、四方八方から逃げ惑う彼女はそこには自分ひとりしかいないことに気づく。母は悪夢の中で幸せだった日々を思い出して心の万華鏡を回し続ける——。


出演者コメント

■若村麻由美
『La Mère 母』は、母としてのアイデンティティをすべて奪われ、喪失していく、そのパニックの中にいるアンヌの激動の精神状態を一緒に体感していただくことができれば、ものすごくスリリングで面白くなると思います。劇場入りして、美術セットを見て、色使い、照明、音楽も含めてとても素敵で、なによりもシアターイーストという劇場の大きさがこのお話にはぴったりなので、この『La Mère 母』の世界に入り込める感じがしました。ラッド(ラディスラス・ショラー)の演出が素晴らしく、ゼレール(フロリアン・ゼレール)の“家族三部作”の最後を飾るにふさわしい作品に出演できることを幸せに思います。劇場にお越しくださる皆様にも濃密なドラマのラストシーンに光を感じていただける事を願って、家族のために惜しみない愛を注いでいる世界中の母たちへ感謝を込めて『La Mère 母』捧げます。

■岡本圭人
舞台『La Mère 母』本日開幕です。 初めて台本を読んだ時、感情が追いつきませんでした。ストーリーが進むにつれて、登場人物の間に何が起きているのか、なぜそうなるのか、全く分かりませんでした。しかし稽古を重ねるにつれて、理解が追いつくようになりました。何がキーとなったかというと「愛」です。愛が深ければ深いほど、人は思いもよらない言葉を口にしたり、行動を取ってしまいます。誰かを愛すれば愛するほど、人は失うことを極端に恐れます。一見、不可思議な舞台ではありますが、若村麻由美さん演じるアンヌの繊細かつ大胆な感情の渦に惹き込まれるほど、物語を理解し得るようになります。是非、劇場で身を任せ、アンヌの感情の波に包み込まれてください。きっと、今まで観たことのない愛の物語を感じることが出来ると思います!

■岡本健一
いよいよ初日を迎えます。私たちの生活の中で「母」なるものが家族のために、どれだけ大きな愛を注いでいるか、どれだけ寂しく孤独を感じているかを知ることが出来る、とても重要な作品です。四人の登場人物の、時には滑稽で笑える行動、母のために懸命に思いやる姿に、共感と反発、喜びと哀しみ、そして希望を感じて下さい。この物語は「母」に関わる全ての方々に劇場で体感して頂きたいと思います。お待ちしております!

[演出] ラディスラス・ショラー コメント

初日を迎えるにあたり、今緊張せずにリラックスしている自分に少し恐れを感じています。今回日本で、そして日本の俳優さんたちと日本語でゼロからクリエーションするのは私にとって初めての経験なので本来なら緊張するはずなのですが、カンパニーの皆さんたちの事を絶対的に信頼しているからこそ緊張していないのだと思います。若村麻由美さんとは今回でご一緒するのは3回目になりますが、若村さんに母アンヌ役をオファーすることが出来て私もすごく嬉しく幸せに思います。アンヌはこの戯曲の中心となるタイトル・ロールですし、多彩な演技力を持つ彼女に相応しい役だと思います。そして健一さん、圭人さん親子、そして伊勢佳世さんとも再びお仕事できたのでとても嬉しいです。圭人さんは前回ご一緒した際には初舞台の新人俳優でしたが、いまは立派な役者に育ち、彼の成長ぶりには随分驚かされました。このカンパニーの皆さんと家族のような良い関係を築いて一緒にお芝居を創れたことはお客様にも感じていただけるはずです。(作の)フロリアン・ゼレール氏も来日して観劇してくれることになり、有難いことにも完売間近と聞いています。どうぞお早めに劇場に観にいらしてください!

公演情報

『La Mère 母』​ 『Le Fils 息子』
 
作:フロリアン・ゼレール
翻訳:齋藤敦子
演出:ラディスラス・ショラー
 
出演:
『La Mère 母』
若村麻由美 岡本圭人 伊勢佳世 岡本健一
 
『Le Fils 息子』
岡本圭人 若村麻由美 伊勢佳世 浜田信也 木山廉彬 岡本健一
 
 
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場
後援:在日フランス大使館 / アンスティチュ・フランセ
企画制作:東京芸術劇場
 
【『La Mère 母』東京公演】
日程:2024年4月5日(金)~4月29日(月・祝)
会場:東京芸術劇場 シアターイースト
 
『La Mère 母』は【こちら】から
 
※視覚に障害のあるお客様のための「舞台説明会」を実施(要予約)
『La Mère 母』 4/17(水)14:00 『Le Fils 息子』 4/18(木)14:00
※聴覚に障害のあるお客様のための「ポータブル字幕機提供」を実施(要予約)
『Le Fils 息子』 4/17(水)19:00 『La Mère 母』 4/18(木)19:00


料金:一般:9,800円 25歳以下:8,000円 65歳以上:9,000円 高校生以下:1,000円(全席指定・税込)
お問合せ:東京芸術劇場ボックスオフィス 0570-010-296(休館日を除く10:00~19:00) https://www.geigeki.jp/
 
 
【『Le Fils 息子』東京公演】
日程:2024年4月9日(火)~4月30日(火)
会場:東京芸術劇場 シアターウエスト
 
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※視覚に障害のあるお客様のための「舞台説明会」を実施(要予約)
『La Mère 母』 4/17(水)14:00 『Le Fils 息子』 4/18(木)14:00
※聴覚に障害のあるお客様のための「ポータブル字幕機提供」を実施(要予約)
『Le Fils 息子』 4/17(水)19:00 『La Mère 母』 4/18(木)19:00


料金:一般:9,800円 25歳以下:8,000円 65歳以上:9,000円 高校生以下:1,000円(全席指定・税込)
お問合せ:東京芸術劇場ボックスオフィス 0570-010-296(休館日を除く10:00~19:00) https://www.geigeki.jp/
 
 
【鳥取公演】
日程:
『La Mère 母』 2024年5月5日(日・祝) 
『Le Fils 息子』2024年5月6日(月・休) 
会場:鳥取県立倉吉未来中心 大ホール
料金:一般:7,800円 2公演セット:6,800円(1枚あたり)はやトク割(~3/31):7,100円 U18:3,500円(全席指定)
主催:公益財団法人鳥取県文化振興財団
お問合せ:倉吉未来中心 0858-23-5391(9:00-18:00/休館日を除く)http://www.miraichushin.jp/
 
【兵庫公演】
日程:
『La Mère 母』 2024年5月10日(金)・5月11日(土) 
『Le Fils 息子』2024年5月11日(土)・5月12日(日)
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
料金:8,500円(全席指定)
主催:兵庫県、兵庫県立芸術文化センター
お問合せ:芸術文化センターオフィス 0798-68-0255(10:00-17:00/月曜休み ※祝日の場合翌日)
 
『La Mère 母』は【こちら】から

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【富山公演】
日程:
『Le Fils 息子』2024年5月18日(土)
『La Mère 母』 2024年5月19日(日)
会場:オーバード・ホール 中ホール
料金:S席:8,500円 A席:7,000円 U25:3,000円(全席指定)
主催:公益財団法人富山市民文化事業団、富山市
お問合せ:公益財団法人富山市民文化事業団 総務企画課 076-445-5610(平日8:30-17:15)
 
【山口公演】
日程:
『Le Fils 息子』2024年5月25日(土) 
『La Mère 母』 2024年5月26日(日)
会場:山口市民会館大ホール
料金:一般:6,000円 財団友の会any会員・障がい者割引:5,500円 25歳以下:3,000円 高校生以下:1,000円
(全席指定) [2公演セット券] 一般:11,000円 財団友の会any会員・障がい者割引:10,000円
主催:公益財団法人山口市文化振興財団
後援:山口市、山口市教育委員会
お問合せ:山口市文化振興財団インフォメーション 083-920-6111
 
【高知公演】
日程:
『Le Fils 息子』2024年5月31日(金)
『La Mère 母』 2024年6月1日(土)
会場:高知市文化プラザかるぽーと大ホール
料金:
[前売り] 一般:8,500円 U23シート:4,500円(全席指定)
[当日] 一般:9,000円 U23シート:5,000円(全席指定)
主催:公益財団法人高知市文化振興事業団
お問合せ:公益財団法人高知市文化振興事業団 088-883-5071
 
【熊本公演】
日程:『La Mère 母』2024年6月8日(土)
会場:熊本県立劇場 演劇ホール
料金:S席:7,000円 A席:5,000円(全席指定)
[U25割・障がい者等割] S席:4,000円 A席:2,500円(全席指定)
※障がい者等割引は熊本県立劇場のみ取り扱い
主催:公益財団法人熊本県立劇場
お問合せ:熊本県立劇場 096-363-2233 
 
【松本公演】
日程:『La Mère 母』2024年6月15日(土)
会場:まつもと市民芸術館 主ホール
発売日:2024年4月6日(土) 
料金:一般:7,000円 U25:4,500円(全席指定)
主催:一般財団法人松本市芸術文化振興財団
後援:松本市、松本市教育委員会
お問合せ:まつもと市民芸術館センター 0263-33-2200(10:00-18:00)
 
【豊橋公演】
日程:
『La Mère 母』2024年6月29日(土)・6月30日(日)
『Le Fils 息子』2024年6月29日(土) 
会場:穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
発売日:2024年4月6日(土)10:00~
料金:S席:10,000円 A席:7,000円 U25(A席):3,500円 高校生以下(A席):1,000円
(全席指定) [S席セット券] 18,000円(枚数限定・プラットセンターのみ取扱い)
主催:公益財団法人豊橋文化振興財団
お問合せ:プラットセンター 0532-39-3090(10:00-19:00/休館日を除く)
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