『K-1 WORLD GP 2024』で“K-1番長”レ・バンナと対戦! K-Jee「俺が勝ったら“番長”の肩書もらう」
『K-1 WORLD GP 2024』で“K-1番長”バンナと対戦するK-Jee (C)K-1
10月5日(土)、大阪・エディオンアリーナ大阪で開催される『K-1 WORLD GP 2024』でK-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選が実施される。
この予選で注目されるのは、“K-1番長”ジェロム・レ・バンナと、第2代K-1 WORLD GPクルーザー級王者のK-Jeeの一戦だ。
レ・バンナは、「K-1番長」「ハイパー・バトルサイボーグ」と呼ばれ、旧K-1時代にはピーター・アーツ、アーネスト・ホースト、マイク・ベルナルド、アンディ・フグらとライバル争いをしてきたK-1レジェンド。1995年にK-1初参戦で、いきなりWGP準優勝。2000年には極真空手世界王者のフランシスコ・フィリォを左ストレート一撃でマットへ沈め、「千年に一度のKO」と評価。2002年にはK-1 WGPで準優勝し、「無冠の帝王」と呼ばれることもあった。旧K-1消滅後はMMAとの二刀流で試合を行うこともあり、直近では20204年6月にキックルールで金枝勇気を右フック2RKOで下し、健在ぶりを証明した。
一方のK-Jeeは、2020年11月に王者カリミアンの持つタイトルに挑みKO勝利で第2代王座に。2021年3月は初防衛戦でカリミアンのバックブローで逆転KO負け。2022年4月のK-1無差別級トーナメントでは一回戦でマハムード・サッタリにKO負け。8月は無差別級トーナメント準優勝・谷川聖哉とのクルーザー級日本人頂上対決に臨むも判定で敗れ、2連敗。2023年7月はステファン・ラテスク、9月は元極真世界王者・上田幹雄にKO負け。2024年3月はイタリアでマティア・ファラオニに判定負けし、浮上したいところだ。
12月のK-1WGP決勝進出へ向け、K-1レジェンドに真っ向勝負を挑むK-Jeeがインタビューに答えた。
(C)K-1
――最近、家を買ったとSNSで見ましたが、環境の変化とかあったのでしょうか?
K-Jee:いや、とくにないですけど、家を買いたいな、BBQ(バーベキュー)をやりたいなと思いまして。
――ご結婚はされているのでしょうか?
K-Jee:されていないです(笑)。まず家を買ってから、相手を探そうかなと思っています。まあ、いつかおったらいいかなと。
――ちなみにBBQは誰とやるのでしょうか。
K-Jee:誰とやりましょうかね(笑)。ご近所さんとでもやりますよ。
――では、BBQ相手を募集中ということで。
K-Jee:何だったら、バンナとでもやりますかね(笑)。
――アジア予選の相手は、K-1レジェンドのジェロム・レ・バンナ選手に決まりました。まさか、という感じだったのでしょうか?
K-Jee:オファーが来たときは、驚きましたね。でも、どうなんですかね?まだ強いんですかね。
――今年6月にKO勝ちをしていますし、コンスタントに試合をしているため51歳でも実力は落ちていないと思います。
K-Jee:俺が勝ったら、“K-1番長”の称号を彼から奪いたいですね!
――バンナ選手は“K-1番長”と呼ばれているので、それが欲しいと。K-Jee選手は“番長”になりたいんですか?
K-Jee:いやー、そういうキャラじゃないかもしれないけど、なんか響きがいいじゃないですか、“K-1番長”って。
――“K-1番長”のイメージは、ヘビー級だとシナ・カリミアン選手じゃないですかね。
K-Jee:いや、あいつはテロリストですよ。なんか、試合で無茶苦茶やるじゃないですか。あれ、なんかおかしいですよね(笑)。
(C)K-1
――バンナ選手に勝ったら“K-1番長”を譲れと主張するかわりに、自分が負けたら何を与えますか?
K-Jee:いやー、僕は何もないですよ(笑)。
――家があるじゃないですか!
K-Jee:家? 絶対に嫌です。なら番長はいらないです(笑)。
――旧K-1のヘビー級GPは、どんなイメージがありますか?
K-Jee:自分はサッカーをやっていて、ずっとプロのサッカー選手になりたかったので、存在は知っていましたが、特別に意識したことはなかったですね。憧れて凄いなとは思っていましたが、リアルに自分がというのはなかったです。19歳で格闘技を始めてからは、気持ちが入っていきましたけど。
――自分がK-1の伝統的なヘビー級トーナメントに出ることは、あまり意識していなかったですか。
K-Jee:そうですね、不思議な感じはありますね。ただ、GLORYとか世界のヘビー級の試合を見ているとパワー差を感じますので、どこまでやれるのかなとは思います。
――たしかにヘビー級は体重無差別なので、幅が無限大ですよね。ちなみにK-Jee選手は体重はどのくらいあるんですか?
K-Jee:普段は98kgあって、練習していくと95、96kgくらいになります。でも試合前になるとストレスも出てきて、92、93kgくらいまで自然と落ちてしまいます。なるべく落ちないように食事をとりますが、どうしても限界がありますからね。
――体重が重い相手でも気にならない?
K-Jee:気にしても仕方がないという感じですね。クルーザー級でもいいけど、どちらにしてもやるしかないので。自分のワガママで、どうにかなるものでもないんで。
――ヘビー級の日本人は外国人と比べるとパワー負けしてしまう傾向がありますので、スピードや技術でカバーすることになりますね。
K-Jee:僕は、全体のボトムアップを考えているので、サーキットを中心にしたトレーニングを取り入れています。でも追い込み過ぎると次の日のパフォーマンスに影響するので、できるだけ短時間で効率良くやってケアに時間を使っています。
――合同稽古ではアジア予選に出場の日本人3選手に加え、AKIRA.jr選手なども加わるスパーリングをしましたが、やはり違いますか?
K-Jee:どうしても地元だと大きい選手がいないので、軽い選手とのスパーリングだと速くて攻撃ができないんですよね。かつてのライバルとのスパーリングですけど、そんなことを言っている場合ではないので、とても勉強になっています。
――やはり違いますか。
K-Jee:重い人とのスパーリングは大切ですね。自分はライバルという意識はあまりないんで、そこは他の階級とは違い緩いですよ。
――決勝トーナメントへ向けて、どんな意気込みがありますか?
K-Jee:世界予選トーナメントを見ましたけど、絶対に勝てない相手ではないなと思いました。優勝への可能性をかけて、しっかりと準備をしたい。そのためにもアジア予選を勝ち抜いて、決勝へ進みたいですね。
『K-1 WORLD GP 2024』 (C)K-1
『K-1 WORLD GP 2024』試合順
[第18試合/【株式会社アミューズ presents】K-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選/3分3R・延長1R]
ジェロム・レ・バンナ vs K-Jee
[第17試合/K-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選/3分3R・延長1R]
エロール・ジマーマン vs 山口翔大
[第16試合/K-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選/3分3R・延長1R]
シナ・カリミアン vs クラウディオ・イストラテ
[第15試合/K-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選/3分3R・延長1R]
谷川聖哉 vs クォン・ジャンウォン
[第14試合/スーパーファイト/K-1スーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R]
ストーヤン・コプリヴレンスキー vs 小田尋久
[第13試合/K-1スーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R]
ジョーダン・ピケオー vs デング・シルバ
[第12試合/K-1スーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R]
和島大海 vs キム・ジュンファ
[第11試合/K-1スーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R]
ダリル・フェルドンク vs ゾーラ・アカピャン
[第10試合/スーパーファイト/K-1女子フライ級/3分3R・延長1R]
SAHO vs エリヴァン・バルト
[第9試合/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R]
林健太 vs 近藤拳成
[第8試合/K-1フェザー級/3分3R・延長1R]
斗麗 vs 兼田将暉
[第7試合/K-1フェザー級/3分3R・延長1R]
椿原龍矢 vs 玖村修平
[第6試合/K-1フェザー級/3分3R・延長1R]
銀次 vs 松本海翔
[第5試合/-95kg契約/3分3R・延長1R]
AKIRA Jr vs 滝上正太
[第4試合/K-1ライト級/3分3R・延長1R]
篠原悠人 vs 古宮晴
[第3試合/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R]
髙橋直輝 vs 松本涼雅
[第2試合/-51kg契約/3分3R・延長1R]
大夢 vs 東虎之介
[第1試合/K-1スーパー・バンタム級/3分3R・延長1R]
黒田勇斗 vs 村田健悟
[プレリミナリーファイト第5試合/K-1スーパー・ライト級/3分3R]
吉川諒 vs 大利賢佑
[プレリミナリーファイト第4試合/K-1スーパー・バンタム級/3分3R]
龍翔 vs 稜賀
[プレリミナリーファイト第3試合/K-1スーパー・フェザー級/3分3R]
原田翔貴 vs 健真
[プレリミナリーファイト第2試合/K-1フェザー級/3分3R]
堀井海飛 vs 岩KING
[プレリミナリーファイト第1試合/-51kg契約/3分3R]
湯桶勇成 vs 新井真惺
『K-1 WORLD GP 2024』試合順 (C)K-1