小瀧望が激動の時代を生きるロックを愛し自由を切望する青年役に 『ロックンロール』上演決定

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『ロックンロール』撮り下ろしビジュアル

『ロックンロール』撮り下ろしビジュアル


2026年11月6日(金)~8日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、11月13日(金)~12月6日(日)東京建物 ぴあ シアターにて、『ロックンロール』の上演が決定した。

本作は、『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』(67)、『コースト・オブ・ユートピア』(02)の戯曲や映画『未来世紀ブラジル』(85)、『恋に落ちたシェイクスピア』(98)の脚本など話題作を次々と生み出し、サーの称号を持つイギリスの世界的な劇作家 トム・ストッパードが祖国チェコスロバキアを舞台に描き、2006年にはロンドン、2007年にはブロードウェイで上演され、2010年には日本でも初演が上演された。愛するロックンロールと母親を守るため、ソ連軍の侵攻に揺れる祖国への帰国を決意するケンブリッジ大学の留学生ヤンと、ヤンの恩師であるイギリス人大学教授マックスの2人が、数奇な運命に導かれながら激動の時代を生きる姿を描く。1968年にソ連軍に軍事介入されたプラハの春から正常化を経て、共産主義が崩壊したビロード革命に至るまでの約20年以上にも及ぶチェコスロバキアの歴史の実態も描かれる大作だ。

劇中では、ローリング・ストーンズやピンク・フロイド、ボブ・ディラン、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドなど実在した著名な歌手の楽曲が鳴り響き、さらには弾圧に屈することなく現在も活動を続けているチェコスロバキアの伝説的なバンド、ザ・プラスティック・ピープル・オブ・ジ・ユニバースの音楽も登場。声高に自由を訴えるのではなく、ロックンロールの音楽を通して自由の尊さを描く。

演出には、人間の心理を緻密に掘り下げ、登場人物の内面を浮き彫りにする翻訳劇を数多く手がけてきた小川絵梨子。歴史に翻弄されながらも音楽と自由を愛する青年ヤンと、共産主義者であるマックスの対照的な人生と信念の対比を丁寧に描き出す。

主演は、2020年に舞台『エレファント・マン』で第28回読売演劇大賞の杉村春子賞を受賞し、その演技力が高く評価されている小瀧 望。今年は井上ひさしの未上演戯曲の舞台化『うま-馬に乗ってこの世の外へ-』に続く2作目の舞台出演となり、和物から一転、ロックンロールを愛し歴史の波に巻き込まれるチェコスロバキア人の青年の大学生から約20年間の人生を演じる。そのほか、村川絵梨、大鶴佐助、上口耕平、そして那須佐代子、吉原光夫といった実力派の俳優が集結し、個々の複雑な心情を繊細に表現する。

小瀧 望コメント

普段はグループ活動をしているので年に1本舞台ができたらいいなという感じですが、今年は素敵なお話がたくさんあって、愛してやまない演劇にこうして携われるのは嬉しく思いますし、(小川)絵梨子さんとは絶対もう1回ご一緒したいと思っていたので今回飛びつきました。ご一緒させていただいたのは5年前の「検察側の証人」(21)が初めてでした。絶大な信頼を置いていて、この5年間演出されている作品も観てきましたが、どれも最高に面白かったので、早くもう1回ご一緒したいと思っていました。今年は念願の再会!本場のアメリカで修行と勉強を重ねてきた方なので、どんどん質問して喰らいついていきたいですし、5年前より成長した姿を見せたいと思います。楽しみで仕方ないです!
作品の中の当時の情勢や文化、政治、音楽、時代背景など難しいと思いますが、深く理解してヤンという役を全身全霊で表現したいですし、約20年の時代を演じるので、どれだけ自分と、ヤンと向き合えるかはかなりのチャレンジになると思います。
とにかく1分1秒でも長く、トム・ストッパードさんと「ロックンロール」とヤンと向き合い続けて、お客様に楽しんでいただけるように頑張りたいと思います。

公演情報

『ロックンロール』
 
原作 トム・ストッパード
演出 小川絵梨子
翻訳 小田島創志
 
音楽:大嶋吾郎 美術:小倉奈穂 照明:杉田諒士 音響:加藤温 衣裳:前田文子 ヘアメイク:鎌田直樹  
演出助手:長町多寿子、平戸麻衣 舞台監督:木村力 舞台製作:クリエイティブ・アート・スィンク 加賀谷吉之輔
宣伝美術:永瀬祐一 宣伝写真:加藤アラタ 宣伝衣裳:ゴウダアツコ 宣伝ヘアメイク:三田彩聖、伊藤こず恵
宣伝:ディップス・プラネット  版権コーディネート:シアターライツ
票券(東京):インタースペース 制作: 市瀬玉子、武冨佳菜 制作デスク: 新美綾乃、永海彩弥野 
プロデューサー:石田翔、江口剛史
 
企画 シーエイティプロデュース
 
出演 小瀧 望
村川絵梨 大鶴佐助 上口耕平
西川大貴 浅野令子 斎藤瑠希 松田佳央理 伊礼姫奈 石川新太
那須佐代子 吉原光夫
 
公式X @rocknroll2026
公式ハッシュタグ #舞台ロックンロール
 
◇兵庫公演
日程 2026年11月6日(金)~8日(日)
会場 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール (兵庫県西宮市高松町2-22)
料金 12,500円 (全席指定・税込)  ※未就学児入場不可
一般発売日 2026年10月4日(日) AM10:00
お問合せ キョードーインフォメーション 0570-200-888 (12:00~17:00 ※土日祝は休業)
運営協力 キョードーエンタテインメント
主催 シーエイティプロデュース、ぴあ、兵庫県、兵庫県立芸術文化センター
 
◇東京公演
日程 2026年11月13日(金)~12月6日(日)
会場 東京建物 ぴあ シアター (東京都中央区八重洲1-6-1)
料金 12,500円(全席指定・税込)  ※未就学児入場不可
一般発売日 2026年10月4日(日) AM10:00
お問合せ スペース 03-3234-9999 (10:00~15:00/休業日を除く)
主催 ぴあ、シーエイティプロデュース
 
【あらすじ】
1968年、ケンブリッジ大学の留学生ヤンは、愛するロックンロールと母親を守るため、ソ連率いるワルシャワ条約機構軍の侵攻が激化する故郷チェコスロバキアへの帰国を決意する。
ヤンの大学教授でマルクス主義者であるマックスは、癌を患う妻のエレナと娘のエズミとケンブリッジで暮らしている。ある晩、フラワーチャイルドのエズミが庭でバイパーが吹く笛の音を聞いていたところにヤンが現れる。
忠実な共産党員であるマックスは、「プラハの春」により民主化の途を開こうとするチェコスロバキアにヤンが帰国することを快く思わず、苦々しく送り出す。
愛するレコードを抱え帰国したヤンを待ち受けていたのは秘密警察の審問官による取り調べであった。
フサーク政権下で正常化体制へと移行を始めたチェコスロバキアでドプチェク解放の署名を集める友人のフェルディナントに対しヤンは、チェコスロバキア出身のアマチュアロックバンド〈プラスチック・ピープル・オブ・ザ・ユニバース〉の演奏を聴いて何もかも基本的には問題ないと悟ったと語る。共産主義による鎮圧を受けてもなお、ロックンロールは潰えることは無かったのだ。
そしてチェコスロバキアで再会するヤンとマックス。忠誠宣誓書への署名を拒んだがゆえに粛清され不遇の時を過ごしていると不平を並べるヤンに対し、怒りをあらわにしたマックスは「で、ケンブリッジでは、どうして本当の君ではない人間の振りをしてたんだ?」と道を違えた教え子の元を去る。
病状が進むエレナがヤンの元恋人であるレンカにサッポーを教えている。マックスは議論に居場所を見出そうとするかのように、あるいはエレナとの時間を惜しむかのように個人授業に割って入る。
エレナが席を外した隙にマックスはヤンが刑務所にいることをレンカから知らされる。――〈プラスチック・ピープル・オブ・ザ・ユニバース〉への嘆願書に署名をしたせいで。
1976年、出所したヤンはアパートで砕け散ったレコードを目の当たりする。
 
さらに時は流れ1990年、ビロード革命によりチェコスロバキアが民主化を実現した頃、ヤンとマックスは再会する。
驚くエズミ。ケンブリッジで別れを告げたあの頃の恩師と、いつしか同年齢になったヤンは、いま何を語るのか――。
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