GUMMY メンバーそれぞれが豊富なキャリアを持つ謎多き新バンド、結成の経緯から今後の構想を訊く
GUMMY
2026年1月、SNSに突如現れたアカウントにて、日付とGoogle MapsのURL、そして謎のロゴのみが告知された新バンド、GUMMY(グミ)。Gara(Vo)、マッド・デンジャラス(Gt)、康太(Ba)、Lotty(Dr)という、それぞれが豊富なキャリアを誇る4人からなるこの謎多きバンドについて、結成の経緯から今後の構想まで、メンバーを代表してGaraとマッド・デンジャラスに根掘り葉掘り訊いてみた。
――2026年1月に始動した話題の新人ガールズバンド・GUMMYですが、どういった経緯でメンバーが集まり、バンド結成に至ったのか教えていただけますか?
Gara(Vo):いくつかパターンがあるんですよね。
マッド・デンジャラス(以下マッド/Gt):キャバクラの待機所で知り合った3人のキャバ嬢と、素行が悪くてクビになった支配人が「新しい店作るぞ!」って始めた店がGUMMYっていうのがAパターン。下北沢で焼き鳥を食べてたら、GaraとLotty(Dr)が音楽の話で喧嘩してたんで、俺が割って入って。「お前は今日からこれを握ってドラムを叩け!」って言って、食べてた焼き鳥の串をLottyに渡してなだめてるところに、車が来て3人まとめて轢かれたんです。その運転手が康太さん(Ba)だったっていうのがBパターン。
――真面目なパターンでお願いします。
マッド:うろ覚えですけど、確かAngeloの活動休止が決まったころのタイミングで康太さんから連絡があって、2人で飯食いに行ったんです。同期で仲がいいバンドにWaiveがいて、ベースの高井淳が康太さんのこと「兄さん」って慕ってたから、もともと3人で呑むことが結構あったんですね。で、前から俺のギターを「いいビートだね」って評価してくれていたから、「なんか一緒にやれたらいいね」って話になり、「じゃあ、ロックバンドをやりますか」ってことになったんです。音楽性とかは全部俺に任せると言ってくれたから、今、声をかけたいドラマーはLottyかなということで、最初は3ピースで始めて。そこから1年くらいは曲とか作って、月に1回くらい集まってやってるうちに、これは俺が歌わないほうがいいなと思うようになったんです。で、また別件でGaraくんと呑んでるときに……もう朝5時ぐらいだったよね?
Gara:うん。
マッド:で、「そういや、こんな話があるんだけど……」って、何曲かデモテープを送ったら「面白そうっすね」って返ってきて。それで4人になったんです。
Gara:僕たち同い年で、18、19歳のころから池袋サイバーにお互い違うバンドで出てたんですよ。
マッド:After effectとLamielとでね。29年前ですよ。怖!
■29年前の「いつかやろうね」が巡りめぐって、今、このタイミングなのかなって。(Gara)
Gara(Vo)
Gara:そのときから「いつか一緒にやろう」みたいな話はしてたんです。もちろん、今までにもセッションとかで会うことはあったんですけど。
マッド:同期にMUCCもいるから、SATOちのイベントでTHE BLUE HEARTSのコピーとかやったよね。あと、大晦日にやってた『Over The Edge』とか。俺はヴィジュアル系のシーンから片足抜いてた時期もあったけど、MUCCとメリーがいたから生存確認してもらえてたところもあるんですよ。
Gara:だから曲とかコンセプトは置いておいて、マッドくんと1回バンドをやってみたいという気持ちが強かったんです。29年前の「いつかやろうね」が巡りめぐって、今、このタイミングなのかなって。
――Garaさんはリズム隊とは面識はあったんですか?
Gara:康太さんはありました。何回かメリーのライブを観に来てくれたりもしたので。会えば挨拶して話すくらいの関係でしたけど。
マッド:メリーのイベントにも、ソロで出てたもんね。
Gara:ウチのベースのテツさんと仲が良かったんです。Lottyに関しては“はじめまして”でしたね。
マッド:彼、若いもんね。本当にジェネレーションギャップを感じる。例えば、曲を作るときにイメージを伝えたくて「すかんちのさ……」って言っても伝わらない。「あの『ダウンタウンのごっつええ感じ』のさ……」って言ったら「見たことないです」って! チェッカーズも通ってなくて、康太さんと俺らで「とんねるずと絡んでたころのチェッカーズみたいなアレンジにしよう」って話してたときに、初めてチェッカーズを検索して聴いて「あ、かっこいいですね」みたいな。
■恐る恐る康太さんにも「女装してくれませんか」って頼んだら、「俺、無理だね」って一言返されて(苦笑)。 (マッド)
マッド・デンジャラス(Gt)
――ちなみに、ボーカルにGaraさんを迎えようとなったときの、リズム隊の反応は?
マッド:もう「ウェルカム!」って感じでしたね。Garaくんがくれた歌入りのデモテープを聴いて「最高じゃん!」みたいな。スタジオに入ってもバッチリで、リリースも決まってないのに、すぐレコーディングに行ったよね。そこでもGaraくん一発で録り終わって。それが今回の……どれだっけ?
Gara:3曲目の「マノス」。まだGUMMYっていうバンド名も無いし、コンセプトも決まってなかったけど、とりあえず4人で集まって音出して。音のイメージだけで歌詞を書いて、レコーディングしたんですよね。
マッド:だから当時はスカート履くなんて想像もしてなかったし、まだ純粋なロックバンドをやると思ってた(笑)。
――聴かせていただきましたが、マッドさんのギターとGaraさんのボーカルが、とにかく相性抜群ですよね。
マッド:そうですね。
Gara:マッドさん、昔から「ヴィジュアル界ナンバーワンだ」って言ってくれるんですよ。歌がメチャクチャいいって褒めてくれてたんで、ようやく一緒にやれて嬉しいですね。
――では、そんな念願のバンドが“ガールズバンド”になったのは、何故なんでしょう?
マッド:俺たちリハーサルとか曲作りとかすると、そのあとで必ず4人で酒呑みに行くんですよ。で、そろそろ何か決めようっていう話になって、まず3月7日の新宿LOFTを押さえたんです。先にライブの予定を決めて、「さあ、どうする?」となったとき、結構酒が回ってる状態で俺が「例えば女装とかでさ」って言ったんですよ。綺麗じゃなくていいから、ちょっと小汚い感じでやろう!ってことになり、恐る恐る康太さんにも「女装してくれませんか」って頼んだら、「俺、無理だね」って一言返されて(苦笑)。
Gara:じゃあ、康太さんはスーツを着て、支配人みたいな感じで……と。
マッド:で、みんな酔っ払ってるから、すぐにスマホで可愛い服を探し始めて。
Gara:「これ可愛くない?」って(笑)。
康太(Ba)
――ノリノリで始めたと。おかげで、とても似合っています……と言っていいのか、わかりませんが。
マッド:メイクさんも楽しんでやってくれてるから、俺らもノーオーダーで完全にお任せしてるんですよ。衣装だけは楽しく買ってるかな。おかげで「あの服可愛いじゃん」とかって考えながら、街の女子を見るようになりました。
Gara:今はファンの人たちが毎回ライブで投げ銭してくれて、それで衣装を買ったりしてるんですよ。
――つまり、投げ銭が増えると衣装が良くなるという。それ、投げ銭の行方が目に見えていいですね。
マッド:「このお金はこれに使われました」っていうね。税金の正しい使い方ですね。
――ちなみに、3月7日の初ワンマンのときのお客さんの反応ってどうでした?
マッド:悲鳴。
Gara:確か、先にMVから出したんですよね。
マッド:その前にGUMMYのアカウントを個々にリツイートするだけの告知をして、シークレットライブも1本やったんです。シークレットなのにすげえ楽しいライブだったけど、めちゃくちゃ緊張して死ぬかと思った!
Gara:ね。これだけ長くバンドやってるのに、めちゃくちゃ緊張した。
マッド:お客さんの期待とか不安とか、そういうオーラがグワッと来てる感じがして。すべりたくないし、すっごく緊張したな。
Gara:でも、そんなに大きな期待をしてたわけでもないんですよ。新宿LOFTとかも、いつか埋められたらいいな……程度で。とにかく楽しく酒呑んで、タバコ吸って、みんなでワチャワチャ大人の遊びをしましょうっていうノリだったのが、シークレットに出てから良い意味で跳ねたんですよ。スーツとかでガチッと決めてやるわけでもなく、この歳になってキャリアもあるのに、女装してるというのが良かったのかもしれないです。
マッド:そこだよね。アラフィフですから。
Lotty(Dr)
■2枚目では我々のちょっとアダルトな部分を見せようかと、家でじっくり聴ける曲を選びました。10年後に輝き始めるというか。「あのEP良かったよね」って言われるんじゃないかと。(マッド)
――5月の東名阪ツアーも9月3日の新宿LOFTワンマンも、 早々に完売しましたもんね。そして4月の1st EP『GIVE ME GUMMY』から約4ヵ月で、早くも2nd EP『GIVE ME CHOCOLATE』が発売と、リリースもかなりのハイペースで。
Gara:ここがみんなのキャリアを感じるところで、1曲作るのに本当に1時間かからないんですよ。
マッド:そう。すぐできる。
Gara:今回の収録曲には、結構前に録ってるのもありますけど。
マッド:6曲中4曲は、ほぼ 1枚目と同時に録ってますね。つい最近録ったのは 1曲目の「grunge」と6曲目の「造花」だけかな。
――録り溜まっている曲たちの中から、では、どういった基準で選曲を?
マッド:1枚目はライブを楽しむための作品にしたかったので、アッパーな曲を集めてたんです。対照的に、2枚目では我々のちょっとアダルトな部分を見せようかと、家でじっくり聴ける曲を選びました。6曲入りのパッケージだと、この手のミドルソングを入れる場所が難しいんですよね。なので1枚目では勢いだけで6曲突っ走って、こういうミドルの曲はいっそミドルだけ集めて1枚作ってみようと。だから長い目で見ると、ハズレ盤になる可能性が高いですね(笑)。
Gara:それ、昨日言ってましたね。「これ、ハズレ盤?」って。
マッド:そうだ(笑)。
Gara:ただ、今はハズレ盤でも10年後に輝き始めるというか。「あのEP良かったよね」って言われるんじゃないかと。「あの2ndがあったから、その後のGUMMYに続いたよね」って言われるような作品に……って、10年後にならないとわかんないですけど。
マッド:それを聞いて「そうか、10年後に評価されるんだ!」と、なんだか妙に納得しちゃって。そのころには俺ら60近いですけど。実は解散ツアーのタイトルは、もう考えてあるんです。初めてのツアーが『GIVE ME GUMMY』だったから、最後は『GIVE UP GUMMY』にしようって。
Gara:言ってましたね。「もうできない!」って(笑)。
■このバンドに関しては、僕、それこそ赤ちゃんかもしれないです。「何もしなくていい。何も考えずに、そこで歌っててくれればいい」って言われてるんで。(Gara)
――気が早すぎます! それに、人間歳を取れば取るほど枯れていって、性差が薄れていきますから、より女装も似合ってくると思うんですよ。
マッド:歳取ると、赤ちゃんになっていきますからね。
Gara:このバンドに関しては、僕、それこそ赤ちゃんかもしれないです。「何もしなくていい。何も考えずに、そこで歌っててくれればいい」って言われてるんで。歌詞に関しても「真面目じゃなくていい」って、マッドくんが言ってくれるんですね。僕、すぐにオチつけちゃったり、考えて歌詞を書きがちなんですけど、そういうこともしなくていいと。
マッド:きっと、良いこと言いたいタイプなんだろうなと思って。
――「バルボラ」とかも、めちゃめちゃ良い歌詞ですもんね。平和を願うメッセージソングとも取れますし。
マッド:kazuくん(the god and death stars、gibkiy gibkiy gibkiy等)が、すげえ褒めてた。「森雪之丞感がある」って。
Gara:最高じゃないですか、僕らの神じゃないですか! この曲、実は3回歌詞を書き換えてるんで。最初は“星が綺麗だね”みたいな歌だった気もしますけど。GUMMYは、とにかく型にハマるとか、枠に当てはめるってことがいらないバンドなんですよ。こういう格好でメッセージ性のある言葉を歌ってもいいし、逆に、全く無意味なことを歌っててもいいし。すごく自由ですね。
――何においても“自由”というのが、やはりGUMMYの一番の武器なんでしょうね。
マッド:そうですね。だから、セールスや動員を上げるためにどうすればいいか?っていうことに頭を使う必要はない。ホントに“お金をもらえる趣味”っていう感じなんで。
Gara:いかに自分らが楽しんで、ライブが終わったら酒呑めるか?っていう。
マッド:お客さんも楽しそうだし、それが一番いいかなって。
――先ほどGaraさんは「何もしなくていいと言われている」とおっしゃっていましたが、となるとバンドの舵取りはマッドさんが担っているんでしょうか?
マッド:はい。一応、リーダーはLottyなんですけど。
Gara:一番年下なのに(笑)。
マッド:リーダーという名の雑用をやってくれる。あとはバンドをまとめてくれるスタッフもいるから、割と俺は楽ですよ。曲作って、ちょっとプランを考えるだけなんで。
――ちなみにマッドさんの中に、GUMMYの曲を作るときのスイッチって何かあるんですか?
マッド:もちろん。このメンバーで出す音というのは大前提だし、あとは過去のバンドの匂いがする作り方っていうのは、GUMMYが一番やりやすいですね。仮タイトルが「布袋」な曲もあるし、この間できた新曲の仮タイトルも「(黒夢)」だし。今回のEPに入ってる「紙と石」も、元は「ニルヴァーナ」だった。
Gara:これも酒呑んでるときにタイトル決めて。「ジャンケンの歌だから、じゃあ、紙と石とハサミだな」ってことで「紙と石」になったんです。「grunge」は仮タイトルから「グランジ」で。「これ、英語にしたらカッコよくね?」って。
マッド:バカの発想(笑)。1枚目に入ってる「死神は赤いハイヒールを履いて、首輪を残す」も、俺、歌詞を見たときに「ハイヒール死神」はどう?ってGaraくんに送ったんです。だけど「いや、ちょっとそれは」って言われて。
Gara:やっぱり僕、考えちゃうんですよね。そういうマッドくんの瞬発力や発想って、僕には無いんですよ。1枚目の最後に入ってる「シール」も、僕が粘着系の女性目線の歌詞を書いたら、粘着系だからと最初は「ガムテープ」を出してきて。さすがにガムテープはないな、じゃあ、同じ粘着系で「シール」でいいんじゃない?ってことになったんです。
――それで言うと4曲目の「アスファルトLOVE」なんかも、タイトルに瞬発力を感じますね。
Gara:これもマッドくんが言ってくれたんです。
マッド:なんだか“ダサかっこいい”っていう。「アスファルトLOVE」は最後のGaraくんのレゲエな歌い方が、すごく良かったな。ああいうのもやるんだ!と思った。
Gara:もともと仮タイトルが「レゲエ」だったから。
マッド:確かBOØWYの「スパカリ(Super Califragilistic Expiari Docious)」みたいな曲作ろう、って話から始まったんだよね。困ったときは俺、いつも布袋に聞いてみるから(笑)。
Gara:ただ、そうやってマッドくんが「××みたいな曲やろう」ってアイディアを持ってきても、みんなで音を出して僕が歌ったら、そうはならなかったりするんですよ。
マッド:それがいいんだと思う。
――メンバーそれぞれの個性が、長いキャリアで完全に確立してますもんね。そんななか、リード曲として6曲目「造花」のMVも公開されましたが、なぜ、この曲をリードに?
マッド:本当は「grunge」の予定だったんですよ。だけど、歌録りが終わったときに、自然に「造花」になりましたね。
Gara:ライブでは「grunge」も「造花」もやってたのにね。レコーディングが終わったら、みんな「コッチじゃない?」って。
マッド:まぁ、正直、どっちもいいとは思いますけど。
Gara:僕、マッドくんのギターが好きで。「バルボラ」とかのクリーンな音も綺麗ですけど、やっぱり「造花」の歪んだ、もう壊れそうな音がすごく良いんですよね。ああいうのがメインでもいいくらい。
マッド:俺がよくやるプレイですね。
■「明日は1日GUMMYの撮影」って答えたら「大変ですね」って言われて、思わず「GUMMYは楽しいからいいですよ……いや、この現場が楽しくないわけじゃなくて!」みたいになっちゃった(笑)。それくらいGUMMYって楽しんです。(マッド)
――MVもとても雰囲気が良くて、ロケーションにもこだわりが窺えました。
マッド:実は、1stの「氷の結末」と同じ新宿LOFTで撮ってるんですよ。両方とも新宿LOFTで、ワンカットっていう。
Gara:だから、ほぼノー編集ですね。2、3回くらいしか撮らなかったんで、本当に早かったですよ。撮影に1時間もかかってないですね。
マッド:この前も、別の現場で撮影してたときに「明日は何なんですか?」って聞かれて。「明日は1日GUMMYの撮影だね」って答えたら「大変ですね」って言われて、思わず「いや、GUMMYは楽しいからいいですよ……いや、この現場が楽しくないわけじゃなくて!」みたいになっちゃった(笑)。それくらいGUMMYって楽しんですよね。
Gara:康太さんとかも、僕らからしたら大先輩なのに、会うたびにくだらないダジャレばっかり言うんですよ。だから最近は、口で突っ込まずに目で突っ込むようになってる。
マッド:見つめるだけで何も言わない。大先輩に対して(笑)。
Gara:実年齢は、そんなに変わらないんですけどね。やっぱり、あの当時に活躍していたバンドのオーラがある。
――康太さんがメンバーにいらっしゃるのは、正直、私も驚きましたね。
マッド:まさかの康太さんがね。
Gara:しかも、フタを開けてみたらガールズバンドだったっていう(笑)。
――ガールズバンドならではの特色って、ライブでは何かあるんですか?
Gara:MCのときに、僕が着替えに行ったりはしてます。
マッド:口調に関しては、まだGaraくんが固まってないみたいで。「行くわよ!」って言うときもあるけど。
Gara:ブレブレなんで、これからですね。名前も“G”から始まったほうがいいからって、最初は“Gunma”ってなりかけたんです。康太さんにもGunmaがいいって言われて、「いや、さすがに“群馬”は勘弁してください」と。結局“Gara”になりました。
――9月3日の『グミの日』ワンマンもソールドアウトになり、今後のビジョンとしては、どんなふうに考えていらっしゃいますか?
マッド:とりあえず、あと10年はLOFTを売り切るくらいではいたいですね。LOFTとはズブズブの関係だから、MVもずっとLOFTでいいかも。
Gara:うん。逆に変えない。
マッド:やっぱり新宿LOFTの“ザ・ライブハウス”なイメージに、俺らは憧れてる世代なんですよね。汚い楽屋で床が灰皿みたいなところが好きだから(笑)。
Gara:そういうところで煙に巻かれながら酒呑んで、みんなで喋って、みたいなね。だから、基本、タバコが吸えないところには出ないですよ。
――そういったGUMMYならではのルールやポリシーって、他にあります?
マッド:特には無いですね。メンバーそれぞれの自主ルールでいいと思う。俺は自分の中に下品さの許容範囲があって。例えば、パンツは見せても脱がないっていう線引きは大事にしていきたいです。
Gara:僕は何も無いですね。ダメだったら止めてくれるだろうし、良かったら「もっとやれ」って煽ってくれるだろうから。
マッド:面白いことは、いろいろ思いつくもんね。カバーとかも、いろいろできそう。「私がオバさんになっても」とか、Garaくんの森高は良さそうですね。
――ライブでカバーはやっていないんですか?
マッド:まだ早いかなって。玉数が足らないって思われるのも癪だし。
Gara:でも、もう20曲?
マッド:先週できた曲が「M21」だったんで、ペース的には優秀ですね。
――となると、もう次作のリリースも近いですね。
マッド:春ごろか、春の前には3枚目を出そうかなと。曲自体はあるから、あとは録るだけですね。そこで3部作完結みたいなイメージかな。
Gara:歌詞に関しても、1枚目とか今回は今までのキャリアで培ったもので書いてきたから、これからのGUMMYは自分でも楽しみですね。 きっと、もっと縛られてない歌詞が書けるんじゃないかな。「GUMMYのテーマ」っていう曲も、マッドくんから「“グッドモーニング”で始まってくれ」っていうオーダーがあって、そんな歌詞なかなか書かないですからね。
マッド:康太さんじゃないけど、俺もタイトルとか歌詞はダジャレが多いから。ダジャレって韻を踏んでるだけなんで、言葉としては歌詞にしやすいんですよ。「じゃあ“グミ”って歌詞を“海”にしてさ、俺らが海に行く設定にしよう」とかって、呑んでるときに提案したり。
――呑んでいるときに出たアイディアを、きちんと具現化しているわけですね。
マッド:そうそう。
Gara:呑みの場でめちゃくちゃ盛り上がるんですけど、翌日になると何話してたか覚えてないから「何、話してたっけ?」って、その答え合わせから始まる。
マッド:ギリギリ康太さんは呑まないけど、最後に店にいるのは大体他の3人で、そうなると記憶が無いもんね。
Gara:無い。楽しく呑むためにライブをやって、バンドをやってるところも正直あるから。音楽を頑張ってカッコいいことをやろうとしている人たちとは、ちょっと次元が違うんですよね。
マッド:そうだね。俺もGUMMYは可能な限り、ライブ翌日のスケジュールNGにしてある。1本のライブで2日拘束にして、朝まで呑むぞ!っていう(笑)。
■フェスは出たいですよね。来年、受けますか?『フジロック』とか『サマソニ』の新人バンドのオーディション的なやつ。(Gara)
――では、今、現在のGUMMYとしての目標って何ですか?
Gara:それ、聞きたいですね。
マッド:えーと……フェス出演かな。
Gara:それこそ呑んでるときに『NAONのYAON』に出たいって話をしたら、みんなから止められて。
マッド:ぶっ殺すぞ!って言われそう(笑)。
Gara:でも、そういうフェスは出たいですよね。来年、受けますか?『フジロック(FUJI ROCK FESTIVAL)』の“ROOKIE A GO-GO”とか、『サマソニ(SUMMER SONIC)』の“出れんの!? サマソニ!?”とか、新人バンドのオーディション的なやつ。
マッド:ありですね。音も見た目も含めて、意外と外タレとかが気に入ってくれそうな気もするし。「クレイジージャパニーズカルチャー!」みたいな感じで。
――来日アーティストからオープニングアクトのオファーが来るかもしれませんよ。
マッド:それこそGUMMYが始動して少し後に出たマドンナのアルバム(『CONFESSIONS ON A DANCE FLOOR 2』のロゴがGUMMYにそっくりで! アッチから何か来ねえかなって、ずっと待ってるんですけど……。
Gara:今んとこ無いね(笑)。
マッド:マドンナから。連絡、待ってます!
取材・文=清水素子 ライブ写真撮影=マツモト ユウ
リリース情報
2026年9月3日発売
1. grunge
2. 紙と石
3. マノス
4. アスファルトLOVE
5. バルボラ
6. 造花
ライブ情報
GUMMY ONEMAN LIVE
「グミの日」
9月3日 (木) 新宿LOFT<TICKET SOLD OUT>
イベント情報
インストアイベント
9月16日(水) タワーレコード新宿店
9月17日(木) タワーレコード梅田NU茶屋町店
9月18日(金) 名古屋fiveStars
緊急トークイベント
「グミトーク -真昼のパジャマー」
9月18日(金) 名古屋・静かの海