横山大観の名画などを展示 資生堂アートハウスにて「四季を彩る日本画の世界」開催

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2016.3.10

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資生堂アートハウスでは、2016年4月12日(火)から7月3日(日)まで、収蔵品の中から風景画、花鳥画の名品を中心に展示する展覧会「四季を彩る日本画の世界」を開催する。


この展覧会では、資生堂ギャラリーで開催してきた「椿会」出品作家の中から、上村松篁や髙山辰雄、横山大観、前田青邨など、昭和の日本画壇を牽引した実力者の作品約25点が展示される。

「椿会」とは、資生堂が銀座の資生堂ギャラリーを会場に、70年近くにわたり開催してきた展覧会。出品当時は、新進・中堅作家として活躍しながらも、後に大家となり数々の名作を生み出していった作家を数多く輩出してきた歴史を持つ。その中の一人である日本画壇の重鎮として活躍した横山大観は、戦前から資生堂ギャラリーで展覧会を開催してきた。今回出品される作品「鵙鸐」(くよく)は、第1回「椿会」に出品された作品。縁起の良い鳥とされる鵙鸐が資生堂を象徴する椿の枝にとまる図は、厳しい戦争を乗り越えて再開したギャラリーへのはなむけの気持が込められているように感じられる作品だ。

冬枯れの木立から、春の花々、愛らしい小鳥、みずみずしい夏の果実や秋の紅葉まで、豊かな四季の風物を題材にした日本画作品を通覧することができる。また、同時期にはアートハウスの別会場にて、梅原龍三郎、牛島憲之、岡鹿之助らによる油絵の小さな名品展も開催されるとのこと。日本画と洋画の名品を同時に味わうことのできるこの機会にぜひ、足を運んでみてはいかがだろうか。

イベント情報
四季を彩る日本画の世界

日時:2016年4月12日(火)~7月3日(日)
料金:入場無料
会場:資生堂アートハウス  〒436-0025 静岡県掛川市下俣751-1

Tel:0537-23-6122 Fax:0537-23-6315
http://www.shiseidogroup.jp/art-house/?rt_pr=tr512
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