ブリューゲルの傑作「バベルの塔」が24年ぶりに来日！　『バベルの塔』展が開催に

ニュース

アート

ピーテル・ブリューゲル1世バベルの塔 1568年頃油彩、板 Museum BVB, Rotterdam, Netherlands

2017年4月18日（火）～7月2日（日）の期間、東京都美術館にて『ボイマンス美術館所蔵ブリューゲル「バベルの塔」展　16世紀ネーデルラントの至宝 ― ボスを超えて ―』が開催される。

本展は、ピーテル・ブリューゲル1世による《バベルの塔》を含む、ネーデルラント美術を総覧する展覧会だ。旧約聖書に登場する「バベルの塔」を描いたブリューゲルの《バベルの塔》は、数あるブリューゲル作品の中でも、代表作のひとつ。本展では、本作が傑作と言われる所以を、作品の壮大な構図と超絶技巧に着目し紐解いていく。

ヨハネス・ウィーリクス（版刻）ピーテル・ブリューゲル１世の肖像（部分） 1600年エングレーヴィング Museum BVB, Rotterdam, Netherlands

ピーテル・ブリューゲル１世（下絵）/ フランス・ハイス（版刻）アントワープの聖ゲオルギウス門前のスケート滑り 1558年頃エングレーヴィング Museum BVB, Rotterdam, Netherlands

ピーテル・ブリューゲル1世（下絵、版刻）野ウサギ狩り 1560年エッチング Museum BVB, Rotterdam, Netherlands

さらに、ネーデルラント美術を代表する画家である、ヒエロニムス・ボスの傑作《放浪者》と《聖クリストフォロス》が初来日。現実には存在しない奇想の世界を描き出したボスの世界観は、いまなお注目を集めている。そんなボスの作品は、世界に約25点しか現存していない。今回はそのうちの2点が初来日する貴重な機会となる。