江戸時代の絵師・河鍋暁斎の展覧会『これぞ暁斎!世界が認めたその画力』が2月より開催 イメージソングは和楽器バンド

SPICER
河鍋暁斎 《名鏡倭魂 新板》 明治7(1874)年 大判錦絵三枚続 イスラエル・ゴールドマン コレクション Israel Goldman Collection, London Photo:立命館大学アート・リサーチセンター

河鍋暁斎 《名鏡倭魂 新板》 明治7(1874)年 大判錦絵三枚続 イスラエル・ゴールドマン コレクション Israel Goldman Collection, London Photo:立命館大学アート・リサーチセンター

画像を全て表示(13件)

『ゴールドマン コレクション これぞ暁斎!世界が認めたその画力』が、2017年2月23日(木)~4月16日(日)にかけてBunkamura ザ・ミュージアムにて開催される。

河鍋暁斎(1831─1889)は、幕末から明治を生きた絵師。幼い頃に浮世絵師の歌川国芳に入門したのち、狩野派に学び19歳の若さで修業を終え様々な画法を習得した。仏画から戯画まで幅広い画題を、ときに独特のユーモアを交えながら、圧倒的な画力によって描き上げたことで知られている。

河鍋暁斎 《象とたぬき》 明治3(1870)年以前 紙本淡彩 イスラエル・ゴールドマン コレクション Israel Goldman Collection, London Photo:立命館大学アート・リサーチセンター

河鍋暁斎 《象とたぬき》 明治3(1870)年以前 紙本淡彩 イスラエル・ゴールドマン コレクション Israel Goldman Collection, London Photo:立命館大学アート・リサーチセンター

河鍋暁斎 《動物の曲芸》 明治4-22(1871-89)年 紙本着彩 イスラエル・ゴールドマン コレクション Israel Goldman Collection, London Photo:立命館大学アート・リサーチセンター

河鍋暁斎 《動物の曲芸》 明治4-22(1871-89)年 紙本着彩 イスラエル・ゴールドマン コレクション Israel Goldman Collection, London Photo:立命館大学アート・リサーチセンター

河鍋暁斎 《家保千家の戯 天王祭/ろくろ首》 元治元(1864)年 大判錦絵 イスラエル・ゴールドマン コレクション Israel Goldman Collection, London Photo:立命館大学アート・リサーチセンター

河鍋暁斎 《家保千家の戯 天王祭/ろくろ首》 元治元(1864)年 大判錦絵 イスラエル・ゴールドマン コレクション Israel Goldman Collection, London Photo:立命館大学アート・リサーチセンター

河鍋暁斎 《鍾馗と鬼》 明治15(1882)年 紙本着彩、金泥  イスラエル・ゴールドマン コレクション Israel Goldman Collection, London Photo:東北芸術工科大学 杉山恵助

河鍋暁斎 《鍾馗と鬼》 明治15(1882)年 紙本着彩、金泥 イスラエル・ゴールドマン コレクション Israel Goldman Collection, London Photo:東北芸術工科大学 杉山恵助

本展では、世界屈指の暁斎コレクションとして知られるイスラエル・ゴールドマン氏所蔵の作品を展示。あらゆる画風をもつ暁斎作品の全体像を提示する展覧会となっている。本展の開催に際して、ゴールドマン氏からは以下のメッセージが寄せられている。

 

ゴールドマン氏からのメッセージ
「なぜ、あなたは暁斎を集めているのですか?」 2002年、東京の太田記念美術館で私のコレクションによる最初の暁斎展について議論しているとき、初めて出会った有名な北斎研究家の永田生慈氏が、私にこういう質問をしました。これまで、だれ一人、このような直接的な質問をした人はいませんでした。ためらいなく、私は本能的にこう答えました、「なぜなら暁斎は面白いからです」

私は暁斎を、その技術的な素晴らしさと人を魅了する力、感傷的でない動物の描写などで崇拝していましたが、何よりも彼の異様なほどのウィットとユーモアこそが、ほかの画家たちと彼との間に一線を画すことに気が付きました。
私は、ロンドンのオークションで誰もが見落としていた彼の傑作、豪勢にも僅か55ポンドで落札して以来、暁斎の作品をおよそ35年以上にわたって収集しています。同じころ、私は一匹の象が遊んでいる小さい作品も入手しました。翌日、私はその小品を著名なコレクターに売却してしまったのです。しかし翌朝早くに目を覚まして、何か極めて価値あるものを失ってしまったことを嘆きました。数年間にわたって懇願した末に、それを買い戻すことに成功しました。(暁斎が私を発見したのであって、逆ではないと信じることは、コレクターの虚栄であります。)

暁斎は収集するに値する素晴らしい芸術家であります。彼の作品は、スタイルにおいて、主題において、また技術において、ずば抜けた広がりを持っています。そして私は彼の代表的な作品を網羅するために、あらゆる努力をしました。今回の展覧会に展示されている作品の多くは、暁斎を愛する人々には良く知られているものですが、およそ80点は完全に新しい発見です。私はこのように暁斎に関する個人的な視点を表明する機会を与えられて、極めて有り難く思っています。

 

なお、本展の展覧会ナビゲーターおよび音声ガイドは落語家の春風亭昇太が担当する。また展覧会イメージソングは、和楽器とロックを融合させ、国内外で人気を集めている『和楽器バンド』の新曲「浮世heavy life」に決定した。この曲は、本展のために書き下ろされた楽曲で、歌詞の世界観は河鍋暁斎をイメージした内容になっているとのこと。展覧会とあわせて、こちらもぜひチェックしてみては。

 

河鍋暁斎 《地獄太夫と一休》 明治4-22(1871-89)年 絹本着彩、金泥 イスラエル・ゴールドマン コレクション Israel Goldman Collection, London Photo:立命館大学アート・リサーチセンター

河鍋暁斎 《地獄太夫と一休》 明治4-22(1871-89)年 絹本着彩、金泥 イスラエル・ゴールドマン コレクション Israel Goldman Collection, London Photo:立命館大学アート・リサーチセンター

河鍋暁斎 《三味線を弾く洋装の骸骨と、踊る妖怪》 明治14-22(1881-89)年 紙本淡彩 イスラエル・ゴールドマン コレクション Israel Goldman Collection, London Photo:立命館大学アート・リサーチセンター

河鍋暁斎 《三味線を弾く洋装の骸骨と、踊る妖怪》 明治14-22(1881-89)年 紙本淡彩 イスラエル・ゴールドマン コレクション Israel Goldman Collection, London Photo:立命館大学アート・リサーチセンター

河鍋暁斎 《百鬼夜行図屏風》 明治4-22(1871-89)年 紙本着彩 イスラエル・ゴールドマン コレクション Israel Goldman Collection, London Photo:立命館大学アート・リサーチセンター

河鍋暁斎 《百鬼夜行図屏風》 明治4-22(1871-89)年 紙本着彩 イスラエル・ゴールドマン コレクション Israel Goldman Collection, London Photo:立命館大学アート・リサーチセンター

河鍋暁斎 《達磨図》 明治4-22(1871-89)年 紙本淡彩 イスラエル・ゴールドマン コレクション Israel Goldman Collection, London Photo:立命館大学アート・リサーチセンター

河鍋暁斎 《達磨図》 明治4-22(1871-89)年 紙本淡彩 イスラエル・ゴールドマン コレクション Israel Goldman Collection, London Photo:立命館大学アート・リサーチセンター

イベント情報
ゴールドマン コレクション 
これぞ暁斎!世界が認めたその画力


開催期間:2017年2月23日(木)~4月16日(日)
※会期中無休
開館時間:10:00-19:00(入館は18:30まで)毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
主催:Bunkamura、フジテレビジョン、東京新聞
後援:ニッポン放送、ブリティッシュ・カウンシル、日仏会館フランス事務所
協力:日本航空
お問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)

他会場
■高知県立美術館
2017年4月22日(土)~6月4日(日)
■美術館「えき」KYOTO
2017年6月10日(土)~7月23日(日)
■石川県立美術館
2017年7月29日(土)~8月27日(日)
※会期は予定

シェア / 保存先を選択