日本国内屈指の花火師が丹精込めて作り上げた芸術品を打ち上げる「亀岡平和祭保津川市民花火大会」

インタビュー
イベント/レジャー
2017.6.30

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亀岡平和祭保津川市民花火大会は日本煙火芸術協会推薦の特選玉を打ち上げる、国内でも数少ない大会である。自然豊かな京都亀岡は四季折々の景色も楽しめる観光スポットも豊富。夏の花火大会の楽しみ方から季節のおすすめスポットまで、実行委員会の小林さんにうかがった。

ーーこれまでの歴史をお知らせください。

昭和26年7月に亀岡市で集中豪雨があり、平和池ダムが決壊して多くの犠牲者が出ました。その方々の慰霊をするために「平和祈念式典」が行われたことが花火大会の始まりだと言われており、今年で66回目を迎えます。また、昭和30年には全国にさきがけて亀岡市が「世界連邦平和都市」を宣言しました。これを祈念して毎年行われる「平和祈念式典」は、「平和のともしび」を太陽光から採火することから始まりますが、花火も「平和のともしび」を使って打ち上げられます。

ーー当大会ならではの特徴や自慢できるプログラムを教えてください。

まず一つは、近畿圏では唯一、大玉クラスの7号玉による日本煙火芸術協会推薦の特選玉が打ち上がることです。日本国内屈指の花火師が丹精込めて作り上げた、芸術品とも言われる花火玉。日本全国を見渡してみても、年間で22箇所しか打ち上がることのないものです。こうした大玉の芸術玉を楽しみにしていただきたいです。次に、陸上では珍しい花火の斜め打ちによるワイドな演出を行うこと、それから、亀岡らしい地域色あふれる花火として、今年は亀岡市のゆるキャラ「明智かめまる」の花火「かめまる花火」が打ち上がることも見どころの一つです。

ーー他にもおすすめする部分がありましたら教えてください。

駅から近くてこんなに便利なうえに、打ち上げ数も多くて規模の大きい花火大会は珍しいと思います。小さなお子様がいても安心なのではないでしょうか。

ーー今年のテーマ、およびその理由をお聞かせください。

毎年のテーマというものは無いのですが、「一瞬のきらめきの中に一年分の喜びを」をコンセプトに多種多様な花火を打ち上げ、喜んでいただこうと工夫を重ねております。今年も良かった、来年も必ず来ようと思っていただける花火を用意しております。

ーー今年特に力を入れているところはなんでしょうか。

どのような事業もそうだと思いますが、準備がとても大変ですよね。しかし、無事に当日を迎えて最初の花火が打ち上がったとき、「おお〜!!」と歓声があがると、やっていて良かったなと嬉しくなりますし、毎年より一層良いものをお見せしようと力が入ります。今年は打ち上げ位置を変更し、観覧席付近ではより迫力を感じていただけるような工夫を行なっています。今年の花火は今までと違うところを感じていただけると思います。

ーー県外から行くお客様のために、その土地の魅力や観光スポットを案内いただけますでしょうか。

京都亀岡は、JR京都駅から快速電車で約20分、また、京都縦貫自動車道と名神高速道路が直結したことで、京阪神をはじめ、名古屋方面や岡山方面からのアクセスも飛躍的に向上しました。そんな京都亀岡を代表する観光スポットと言えば、「保津川下り」「嵯峨野トロッコ列車」「湯の花温泉」の3大観光です。四季折々の渓谷美を肌で感じることのできる「保津川下り」は、花や緑、あるいは紅葉や雪化粧など、鏡のように澄んだ清流の中をスリルとともに体感することができる舟下りです。

また、年間130万人が訪れる「嵯峨野トロッコ列車」は、春は山桜、夏は新緑に可憐な岩つつじ、秋には燃えるような紅葉、初冬は真っ白な雪化粧。25分の旅の間には50以上の橋と8つのトンネルが連なり、トンネルをくぐり抜けるたびに新しい風景が広がります。

そして、京阪神からわずか1時間で来られる貴重な温泉地「湯の花温泉」。山里ならではの澄んだ空気。豊かな自然、旬の味覚。まさに都会では味わうことのできない素朴で豊かな風情がここにあります。皆さん、ぜひ京都亀岡へお越しください。

ーー最後に、お客様へお伝えしたいことなどあればお知らせください。

繰り返しになりますが、駅から近くて便利なうえに、打ち上げ数も多くて規模の大きい花火大会です。京都駅からも快速電車で20分で来ることができますので、仕事帰りの方も寄っていただけると思います。また、今年は観覧席を昨年の倍以上増設しました。皆様ぜひ亀岡平和祭保津川市民花火大会にお越しください。

明智かめまる

明智かめまる


インタビュー・文=ふくだゆみ

イベント情報
第66回亀岡平和祭保津川市民花火大会

 日時:2017年8月7日(月)20:00
 会場:京都府亀岡市 大堰川緑地東公園/JR亀岡駅北口/保津橋橋上 各観覧席

 
 

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