『木島櫻谷』展が東京・港区で開催 近代動物画を集めた、生誕140年記念特別展

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2017.11.30
《獅子虎図屏風》右隻 明治37年(1904) 個人蔵

《獅子虎図屏風》右隻 明治37年(1904) 個人蔵

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東京・泉屋博古館分館にて、生誕140年記念特別展『木島櫻谷』が、2018年2月より開催される。

明治から昭和にかけて活躍した京都の日本画家・木島櫻谷(このしまおうこく1877-1938)。2013年に開催された回顧展をきっかけに、その後知られざる作品が続々と見出され、再評価の気運が高まっている。そして2017年、生誕140年を迎える記念として、眠りから覚めた京都画壇の雄、木島櫻谷の特別展を新たに開催。

《猛鷲図》明治36年(1903) 株式会社千總蔵

《猛鷲図》明治36年(1903) 株式会社千總蔵

2018年2月24日(土)~4月8日(日)の「PartⅠ近代動物画の冒険」では、彼の描いた”動物”に着目。代表作はもちろん、未公開作品を一堂に集め、多様な表現とその変遷をたどる。また、櫻谷文庫に遺された多くの資料調査から、それらの制作背景や画材などを紹介。彼の歩んだ道程を通して、近代京都の日本画の諸相をも明らかにする。

さらに、2018年4月14日(土)~5月6日(日)にかけては、「PartⅡ木島櫻谷の『四季連作屏風』+近代花鳥図屏風尽し」も開催される。

《熊鷲図屏風》右隻 明治時代 個人蔵

《熊鷲図屏風》右隻 明治時代 個人蔵

《寒月》左隻 大正元年(1912) 京都市美術館蔵

《寒月》左隻 大正元年(1912) 京都市美術館蔵

《かりくら》右 明治43年(1910) 櫻谷文庫蔵

《かりくら》右 明治43年(1910) 櫻谷文庫蔵

 
イベント情報
生誕140年記念特別展『木島櫻谷』

 会期:PartⅠ 近代動物画の冒険 2018年2月24日(土)~4月8日(日)
     PartⅡ 木島櫻谷の「四季連作屏風」+近代花鳥図屏風尽し 2018年4月14日(土)~5月6日(日)
 会場:泉屋博古館 分館(港区・六本木)
 休館日 :月曜日(4/30は開館、5/1休館)
 開館時間:午前10時00分~午後5時(入館は4時30分まで)
 入館料 :一般800円/高大生600円(中学生以下無料)
 *団体(20名以上)2割引、障がい者手帳ご呈示の方は無料
 ホームページ:http://www.sen-oku.or.jp/tokyo/

 

 

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