大泉洋が未来で待ち続ける? 映画『騙し絵の牙』公開日決定を記念したスペシャルムービーを解禁 吉田大八監督みずからが演出
(C)2021「騙し絵の牙」製作委員会
映画『騙し絵の牙』が2021年3月26日(金)に封切られることが決定。あわせて、大泉洋が登場するスペシャルムービーが公開された。
『騙し絵の牙』は、小説家・塩田武士氏が俳優・大泉洋を‟あてがき”した同名小説の映画化作品。塩田氏は、4年間にわたって大泉に関する丁寧な取材と綿密な分析を行い、本人からの細部にわたるアドバイスをもらい、小説を作り上げたとのこと。映画の舞台となるのは、大手出版社・薫風社。創業一族の社長が急逝し、次期社長を巡って権力争いが勃発する中、専務・東松(佐藤浩市)が進める大改革で、雑誌は次々と廃刊のピンチに。そんな中、会社のお荷物雑誌『トリニティ』の編集長・速水(大泉洋)は、無理難題を押し付けられ、新人編集者・高野(松岡茉優)とともに陰謀に巻き込まれていく。大泉、佐藤、松岡のほか、宮沢氷魚、池田エライザ、中村倫也、佐野史郎、木村佳乃、和田聰宏、坪倉由幸、斎藤工、塚本晋也、リリー・フランキー、小林聡美、國村隼がキャストに名を連ねており、『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督がメガホンをとっている。
(C)2021「騙し絵の牙」製作委員会
同作は当初、2020年6月19日封切りを予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、公開を延期。今回の発表で新たな公開日が明らかになった。
今回解禁されたスペシャルムービーは、新公開日決定を記念し、本編と同じく大泉洋を主演に迎え、吉田大八が企画・演出し、撮影・照明・録音などスタッフが再集結して撮影されたもの。映画館のスクリーンの前で、大泉が「色々とあって公開が遅れましたが、ご安心ください。1年熟成でちょうど今が食べごろです。私はここ3月26日でみなさんをずっとお待ちしております」と観客に向かって語りかける。最後の“オチ”にも注目だ。
スペシャルムービーは、本編と同じカメラを使用して11月下旬に撮影。全10カットをテストと本番を重ねながら順撮りし、急ピッチで制作が進められた。立ち位置、目線、話すスピード、タイミングなどを確認し、大泉はセットチェンジ中にもセリフの練習を重ね、何度も監督と相談&指示を受けたという。時にカメラマンからも目線の指示が飛んだ撮影は、約2時間続いたという。
大泉と吉田監督のコメントは以下のとおり。
大泉洋
――撮影を終えての感想。
今年は夏に連ドラと舞台を終えてからしばらくお芝居をせずバラエティばかりに出ていたので、久しぶりの監督の緻密な演出に(映画本編)撮影中のピリッとした感じを思い出しました。監督からも「久々じゃないですか?こういう細かいこと言われるの」と言われて…。自分でもよくやったなと思います(笑)。
――公開を待つファンの方々にひと言。
お待たせした分、より期待値が上がっているのではないでしょうか。みなさん、色々な思いでご覧になることかと思いますが、3月26日に公開になるというのは、そのほうがこの映画にとって良い運命だったのかもしれません。
是非、待ちに待った分存分に楽しんでいただければと思っております。
吉田大八(監督)
新公開日決定にあたり、なんとか僕たちの気合いを形にしたくて大泉さんと相談した結果、こんなものができました。楽しんでいただければ幸いです。
誰も気づかないでしょうが勝手にTENETも意識しつつ、一年ぶりの再会とは思えないくらい撮影もスムーズに進みました。
厳しい冬を乗り切れば明るい春が来ると信じて、無事に皆さんと劇場でお会いできる日を心待ちにしています。
また、本日12月4日(金)からムビチケオンライン前売り券の発売もスタート。詳細は、公式サイトを確認しよう。
『騙し絵の牙』は2021年3月26日(金)全国公開。