『科捜研の女』21年目にして初の映画化が決定 沢口靖子演じるマリコの前にシリーズ史上最強の敵が立ちはだかる
左から、沢口靖子、内藤剛志 (C)2021「科捜研の女 -劇場版-」製作委員会
ドラマ『科捜研の女』(テレビ朝日系)が『科捜研の女 -劇場版-』として映画化されることが決定。2021年に劇場公開されることがわかった。
『科捜研の女』は、京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口靖子)を中心に、所長・日野和正(斉藤暁)、化学研究員・宇佐見裕也(風間トオル)、映像データ担当・涌田亜美(山本ひかる)、物理研究員・橋口呂太(渡部秀)ら研究員たちが、それぞれの専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描くミステリードラマ。1999年の初回放送から2020年で21年、シーズン20を迎え、現行の連続ドラマの中では最多シーズン数を更新し続けている作品だ。
そんな『科捜研の女』がシリーズ21年目にして、初めて映画化されることが決定。主人公・榊マリコ(※榊は木偏に神)を演じる沢口靖子は、1984年の『第1回東宝シンデレラ』で3万人超の中からグランプリに選ばれ、芸能界入り。同年『刑事物語 潮騒の詩』で女優デビューし、本作『科捜研の女 -劇場版-』が14本目の映画出演となる。なお、沢口のドラマ出演作数は、34歳でスタートした『科捜研の女』を含めて157本にのぼり、うち主演作は124本に達している。
なお、劇場版の脚本は、シリーズのメインライターの一人で『名探偵コナン』などの手がけている櫻井武晴氏が担当。メガホンをとるのは、2009年からドラマシリーズを演出し、『相棒』『特捜9』『刑事7人』でも知られる兼﨑涼介監督。音楽は『科捜研の女』ドラマシリーズや、映画『イップ・マン』シリーズ、『攻殻機動隊』『機動警察パトレイバー』でも知られる川井憲次氏が手がける。
キャスト、監督、プロデューサーのコメントは以下のとおり。
沢口靖子(京都府警 科捜研・法医担当 榊マリコ 役)
シリーズが始まった時は、20年も続けられるなんて、そしてまさか映画化される日が来るなんて、全く予想していませんでした。本当に夢のようです。こんなにも愛される作品となったのは、応援して頂いている皆様のおかげだと、感謝しています。
いつもの「科捜研の女」が映画ならではのスケールで描かれながら、いい形で化学反応を起こし、ダイナミックな作品となります。「マリコ」はこれまで通り、相変わらず真相解明の為に向こう見ずだけれども、愛すべきキャラクターのままですが、最期の決断に注目していただきたいです!
「科捜研の女」の長年のファンの方にはもちろんのこと、一度もご覧になったことの無い方にも是非、劇場に観に来ていただきたい20年間の集大成として取り組んだ自信作です!キャスト、スタッフ一同、1カット1カットに"熱い"意気込みをかけて撮影していますので、ご期待ください。ぜひ、劇場でお会いしましょう!
内藤剛志(京都府警 捜査一課 刑事 土門薫 役)
映画を観る楽しさって、映画館へ行ってみんなで笑ったり手をたたいたり応援したりすることだと思っています。それは「科捜研の女」では今まで無かったことなので、僕ら自身も楽しみにしています。今までにないストーリーが展開されるので脚本を読んでワクワクしました。テレビシリーズ20年の中で起こりえなかったような、とんでもない目に「マリコ」が遭います!そして皆さんが必ず驚く仕掛けがあります! そして、僕が演じる土門に関して言うなれば、映画の方が少し自由度が高いと思っているので、何割り増しかワイルドです(笑)
20年間、応援して下さった皆様への感謝を込めて演じると共に、スタッフも俳優も「テレビシリーズとはどこか違う何かを見せたい」と思って取り組んでいます。「観たことがないぞ!」や「『科捜研』を初めて観るぞ」という方にもぜひ、ご覧いただきたいと思っています。
兼﨑涼介(監督)
京都撮影所演出部所属が決定した際、初めて見学した現場が「科捜研の女」でした。「見てるくらいなら手伝え!」と言われ、助監督としてのキャリアをスタートした私が、20年の時を経て、監督として『劇場版』を演出。想像をすらした事のない未来がやってきました。
様々な“科学”をモチーフとして“人間ドラマ”を構築していく「科捜研の女」の魅力を、映画化により、さらに掘り下げていける!しかも「マリコたち」と一緒に。それは映像的な事でもあり、物語的な事でもあり。これまで以上に“大胆でドラマチック”な「科捜研の女」を作りあげていく未来!想像すると楽しみでしかありません。
関拓也(テレビ朝日・ゼネラルプロデューサー)
20年間お待たせしました。ついに「科捜研の女」が映画になります。
1999年の放送開始以来、ドラマ内で描かれた鑑定技術が次々と現実のものとなり、科学とともに進化し続けてきた「科捜研の女」。今回、沢口靖子さん演じる榊マリコの前に、現代最新科学では絶対に解けないトリックをあやつる、シリーズ史上「最強の敵」が立ちはだかります。全20シーズン、全254話に及ぶエピソードが伏線となった衝撃の展開もファン必見です。数々の大ヒット映画を手掛けてきた櫻井武晴さんの脚本が描き出す、禁断の未来。暴走する科学に対し、最後にマリコが自らの命と引き換えに選んだ究極の答えとは…!?榊マリコの「最期の選択」ぜひ劇場で見届けてください。
映画『科捜研の女 -劇場版-』は2021年公開。