三代目JSB岩田剛典が「復活」のメッセージ&二十歳を迎える山田杏奈にサプライズも 映画『名も無き世界のエンドロール』完成報告会見
左から、新田真剣佑、岩田剛典(EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、山田杏奈
1月7日(木)、TOHOシネマズ 六本木 スクリーン7にて『名も無き世界のエンドロール』完成報告会見が行われ、キャストの岩田剛典(EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、新田真剣佑、山田杏奈、中村アン、そして、メガホンをとった佐藤祐市監督が登壇した。
『名も無き世界のエンドロール』は、2012年に小説すばる新人賞を受賞した、行成薫の同名小説(集英社文庫刊)を映画化したもの。幼馴染みのキダとマコト、二人の男が10年もの歳月をかけ、表と裏それぞれの社会でのしあがり、日本中を巻き込むある壮大な計画を実現させようとする姿を描くサスペンス作品だ。主演の岩田剛典が裏社会でのしあがろうとする優しい性格の男・キダを演じるほか、キダの力を借りながら会社経営者となるマコト役で新田真剣佑が出演。二人は、本作で初共演を果たしている。また、物語のカギを握る2人のヒロイン役を山田杏奈と中村アンが演じ、石丸謙二郎、大友康平、柄本明らがキャストに名を連ねている。メガホンをとるのは、『ストロベリーナイト』、『累‐かさね‐』などの佐藤祐市監督。
安全を第一に考え、完成披露上映会は当初の予定から、配信イベントへと切り替えられた。登壇者それぞれが挨拶をすますと、話題はそれぞれが演じた役どころに。岩田は自身が演じた裏社会の交渉屋・キダについて、「本当は心優しく穏やかな人物なんだけど、とある出来事をきっかけに人柄が丸ごと変わってしまう。“大人の時期”と“学生時代”のコントラストを表現できるように意識しました」と述べた。また、ブレザー姿の学生時代を演じたことについて、「幼なじみを演じたまっけんと山田さんとの学生シーンは、一番年上だし(馴染めるか不安で)考え過ぎていましたが、現場に入ったら意外と違和感なく、初日に連絡先を交換したり、和気あいあいとした雰囲気の現場で2人には感謝している」と振り返った。
左から、中村アン、新田真剣佑、岩田剛典(EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、山田杏奈、佐藤祐市監督
キダと共に10年間の壮大な計画を進めていくマコトを演じた新田は、「10年前から現在が描かれていて、過去を明るく出来ればラストが生きてくると思ったので、10年前のシーンはスクリーンを見てくれている人を笑顔にできるように意識して演じてましたね」と話した。キダとマコトの幼なじみを演じた山田は「私が演じるヨッチは、過去のパートにしか出ていないんですが、“衝撃のラスト”に深く関わっているのでヨッチという役を存在感のあるものにしたかった」とコメント。キダとマコトが10年の歳⽉をかけて近づこうとする政治家令嬢・リサを演じた中村は「監督に撮影に入る前に『(演じきれるか)不安です!』と正直にお伝えしたんですけど『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』って言って下さって、無事(撮影現場の)神戸に向かえました」と、監督とのエピソードを明かした。
本作が初共演である岩田と新田は、お互いの印象を聞かれると「まっけんは、イメージ通りの明るくて天真爛漫。撮影の最後の方には年の離れた兄弟のようだった」と岩田が仲の良さをアピール。それに続き新田は、「クランクインして間もないころに岩田さんに『すみません!岩ちゃんと呼ばせていもらってもいいですか!』とお話しして、それ以降ずっと“岩ちゃん”と呼ばせてもらってます」と撮影中に仲を深めるきっかけとなったエピソードを披露した。
岩田剛典(EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)
イベント中盤には、本作の「ラスト20分の真実」とのキャッチコピーにちなみ、それぞれが2021年をどう締め括りたいか、新年の抱負を発表。中村は、「ピアノを継続する」との抱負を挙げ、「元々習っていて、最近離れていたんですけど、また弾く機会があったので続けたいなと思って。集中力を高められるし、(自分は)アクティブなイメージがあるけど知的な雰囲気も出していきたい」と意気込んだ。山田は、「運動好きになる」として、「私、運動をするんですけど、なかなか運動が続かなくて。そもそも運動を好きにならなくちゃいけないんだと気付いて、続けられるよう運動の魅力を見いだせたらなと……」と悩みをぽろり。日頃から運動を続けている岩田は「興味があるものから始めていけばいいんじゃないかな」と、同じく新田も「自分は目標をもってやることが大切だと思っていて、目標を持つのがいいんじゃないのかな」と、それぞれのアドバイスを贈った。
山田杏奈
新田は、「笑顔」を挙げ、「今年笑顔で終えるために仕事をひとつひとつ頑張る、という意味での笑顔です」と説明。最後に岩田は、「復活」を挙げ、「昨年から(新型コロナの影響で)各業界の皆さんが苦しい状況で、自分もエンタメの携わらせてもらっている中でグループ活動もしているので、ライブであったりお客様と同じ環境で楽しめるものがあまりできなくて、発信したいものを100%では届けられない年でしたよね。まだ『復活』というには早いかもしれないけど、今年一年が終わるころには本当にエンタメ業界も復活して欲しいという希望を込めて『復活』にしました」と願いを語った。
イベントも終盤へと差し掛かると、ある登壇者にドッキリが仕掛けられていることがMCから明かされることに。岩田と新田は声を揃え、「そうなんです!実は、サプライズがありまして……せ~の、山田杏奈さん!お誕生日おめでとう!」と本日1月8日(金)に誕生日を迎える山田をサプライズでお祝い。
山田杏奈
ケーキを模した美しいフラワーアートが送られると、山田は「びっくりしました!かわいい!明日、二十歳になります!」と、とびきりの笑顔を見せる。サプライズに気付いていたかどうかを聞かれると、山田は「(誕生日)前日だからな~と思っていたんですけど、意外と誰も何も言ってくれなくてちょっと寂しいなと思ってたんです(笑)」と明かしつつ、「こうしてサプライズしてもらえて嬉しいです!ありがとうございます!」と感謝した。
山田杏奈
最後に、岩田は「本日は生配信をご覧いただきありがとうございます。脚本をいただいてからこの映画が公開されるまで2年近くあったのですが、間もなく皆さんにお届けできることうれしく思います。サスペンスではありますが、自分としては、究極の純愛ラブストーリーと思っています。ご覧いただく頂く方によって色んな受け取り方がある作品ですが、ぜひ劇場でご覧いただきたい作品なので大きなスクリーンでご覧頂ければと思います。今日はありがとうございました!」と、イベントを締めくくった。
岩田剛典(EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)