ピアニスト・内田光子、新作『ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲』2022年4月8日発売決定
内田光子 (C)Justin Pumfrey
世界を舞台に活躍するピアニスト・内田光子が「ディアベッリの主題による33の変奏曲 ハ長調 作品120」を収録した6年ぶりのアルバム『ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲』を2022年4月8日(金)にリリースする。
『ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲』ジャケット写真
知性と感性のバランスがとれた心に響く演奏で、ファンを魅了し続けている日本が誇るピアニスト、内田光子。
1970年ショパン国際ピアノ・コンクールで日本人歴代最高位の2位を受賞し、1984年に小澤征爾の指揮でベルリン・フィルとの協演にて世界デビューを果たした。2009年には、日本人で初めてエリザベス女王から大英帝国勲章の称号を授受。また、日本人史上初の2度のグラミー賞を受賞し、「世界のUchida」として国際的に名を馳せている。
内田が「その深さや音楽的な密度において特別な作品」と大事にしている今作の収録曲「ディアベッリ変奏曲」は、ベートーヴェンの晩年の傑作。
作曲家のアントン・ディアベッリから自作のワルツの主題を用いた作品を作って欲しいとの依頼を受けたベートーヴェンは、当初その依頼を拒否したものの、最終的に独自で33もの変奏を作曲した。
ディアベッリの主題が徹底的に活用された多彩な変奏は、まさにベートーヴェンの変奏技法が駆使された集大成である。内田自身、数年前から度々コンサートのメイン曲に据えており、昨秋の来日リサイタルでの演奏は、熱狂的な喝采とスタンディング・オベーションを巻き起こした。
4月8日のアルバムリリースに先立ち、2月4日(金)よりアルバムから「ディアベッリの主題による33の変奏曲 ハ長調 作品120からテーマ:Vivace」のデジタル先行配信がスタートしている。