内田光子、20年の時を経てベートーヴェン後期ソナタを再録音 サントリーホールでのライヴ盤をリリース
ジャケット写真『ベートーヴェン・ライヴ~後期3大ソナタ』
世界的ピアニスト、内田光子が、ベートーヴェンの後期ピアノ・ソナタ第30番〜第32番(作品109〜111)を収録した最新アルバム『ベートーヴェン・ライヴ~後期3大ソナタ』をリリース。国内盤の発売も決定した。
ベートーヴェン最晩年に書かれたピアノ・ソナタ第30番〜第32番は、ピアノ音楽の最高峰とも称される特別な存在である。深い内省と葛藤、そして静かな超越へ――従来のソナタ形式を超えた精神的世界は、今なお多くの演奏家と聴き手を惹きつけ続けている。
内田光子は、12歳でウィーン音楽院に入学し研鑽を積み、1970年のショパン国際ピアノ・コンクールでは日本人史上最高位となる第2位を受賞。その後、世界的ピアニストとして活躍を続け、グラミー賞を日本人クラシック演奏家最多となる2度受賞している。2009年には、音楽界への功績が認められ、英国エリザベス女王よりデイムの称号(DBE)を授与された。
内田にとって本作『ベートーヴェン・ライヴ~後期3大ソナタ』は、2005年録音・2006年リリースの後期ソナタ集以来、20年を経て再び向き合った録音であり、2度目にして最後の録音となる。録音は2025年10月、サントリーホールでのライヴ演奏を収録。日本でのライヴ録音作品としては、1991年のモーツァルト・イヤーに録音された『ライヴ・イン・コンサート 1991』以来となり、日本のファンにとっても大きな意味を持つ一枚となる。また本作は、2022年グラモフォン賞を受賞し、2023年グラミー賞にもノミネートされた『ディアベッリ変奏曲』に続く最新のベートーヴェン録音でもある。
アルバムに先行して、第30番の第1楽章が配信開始。内田光子『ベートーヴェン・ライヴ~後期3大ソナタ』は2026年7月24日(金)発売。