町田啓太が「ウェッティ赤楚」のおちゃめなエピソードを明かす 『チェリまほ THE MOVIE』完成直前イベントレポート
左から、町田啓太、赤楚衛二、風間太樹監督
3月10日(木)、東京・TRUNK HOTELにて、『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』完成直前イベントが行われ、キャストの赤楚衛二、町田啓太、風間太樹監督が登壇した。
『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(通称『チェリまほ』)は、童貞のまま30歳を迎えたことにより“触れた人の心が読める魔法”を手に入れた安達(赤楚衛二)と、そんな彼に好意を抱く同期・黒沢(町田啓太)によるラブコメディ。豊田悠原作のコミックをドラマ化した同作は、昨年10月期(テレビ東京系列/木ドラ25枠・全12話)で放送され、その後は200以上の国や地域で視聴されるまでに拡がった。『チェリまほ THE MOVIE』は、そんな『チェリまほ』の続編映画だ。
『チェリまほ THE MOVIE』には、主演の赤楚衛二、共演の町田啓太はじめ、浅香航大、ゆうたろう、草川拓弥(超特急)、佐藤玲、鈴之助らレギュラーキャストが引き続き総出演。新キャストとして、長崎支社の同僚役で松尾諭、安達と黒沢の両親役で遠山俊也と榊原郁恵(※「榊」は正しくは「木」へんに「神」)、鶴見辰吾、松下由樹らが名を連ねている。メガホンをとったのは、ドラマに引き続き風間太樹監督。脚本は、『恋は雨上がりのように』『フォルトゥナの瞳』の坂口理子氏が手がける。
赤楚衛二
イベントでは、ドラマがエレベーターの扉が閉まって終わったことにちなみ、エレベーターをモチーフにしたバックパネルの扉から登壇者たちが登場。安達清役の赤楚は「映画化されたのは夢のようで、何よりも今日ここに立っていることが嬉しい。夢見心地でフワフワしています」と笑顔であいさつ。黒沢優一役の町田は「またここから新たに始まりそうという感じがしてワクワクしています」と明かした。風間監督は「ドラマ版が終わってからも沢山の言葉を届けてくれるファンの方々が多く、キャスト・スタッフの想いが届いたと実感することができました」とコメント。
劇場版の撮影を振り返り、赤楚は「大変だったというよりも、楽しい思い出しか残っていない」と充実した表情を見せる。町田も「ドラマから撮影期間が空いていたけれど、クランクイン前に皆さんの顔を見た瞬間に『戻って来た』と思った。クランクインの撮影では監督が『おかえり』と言ってくれて。ドラマを通してスペシャルな時間を過ごしていたんだと思えました」と語る。
ドラマから映画までのブランクについて赤楚が「すいすいと元に戻れてしまったので、逆に不安でした。お互いに『今俺、安達だよね?』とか確認し合ったりして」と明かすと、町田も「二人で最後まで確認し合っていたよね!」。風間監督は「撮影初日のオフィスのシーンですでに戻っていましたね。序盤の撮影からドラマ当時に戻っていけたのは大きかった」と振り返った。
また、海外でも本作について大きな反響があったことに、赤楚が「愛や熱を持ってくださっているのはありがたい」と喜ぶと、町田も「まさかここまで広がっていくとは思っていなかった。作品作りに大切なことをファンの皆さんから学ばせていただきました」と、しみじみ。
町田啓太
お互いの印象について、赤楚は「(町田は)人を傷つけないようにする言葉選びやマインドには学ぶものがあるくらい素敵。目から優しさが滲み出ている」、町田も「(赤楚は)気持ちの良い方で、仕事に対する熱量も素晴らしい。疲れたという言葉を聞いたことがない」と語り、互いにリスペクト。さらに、赤楚が「町田さんこそ、疲れたとかしんどいとかを言わない」と人柄を明かすと、すかさず町田は「それは赤楚さんが聞かないようにしてくれているからだよ」と返礼するなど、互いを見つめ合っての褒め合いタイムが始まる。この様子を、風間監督は「微笑ましいですね」と優しく見守っていた。
また、町田は、「抜けている部分がある」「口元に米粒をつけて来たり、寝ぐせのまま来たり」と撮影現場での赤楚のおちゃめなエピソードも紹介。赤楚が「でも今回は無いですよ!」と大慌てで否定すると、町田は「あったでしょ!ウェッティ赤楚が」と謎のネーミングを発表していた。赤楚は撮影前日にヘッドマッサージを受けたそうで「そのオイルが全然取れず、そのまま現場に行ってしまって。ウェッティでご迷惑をおかけいたしました」と、照れながら告白していた。
赤楚衛二
イベント終盤には、3月1日に28歳の誕生日を迎えた赤楚のための、サプライズバースデーケーキが登場。安達の大好物のおにぎりをモチーフにした特製巨大ケーキに、赤楚は「え?おにぎり?」と驚き。上手くリアクションが取れない赤楚の姿に、町田は「不意を突かれ過ぎて困っている!こういう素直なところが素敵」と大爆笑。赤楚は「あまりにも大きいおにぎりを目の前にすると動揺しますね」と苦笑いしていた。
最後に、赤楚は「作品を愛してくれている方々のおかげで映画化されたのは嬉しいこと。撮影を通して役を演じることで、ドラマの続きの物語であり、映画であると思えるような素敵な作品になりました。何度も観ていただきたい」と劇場公開への期待を語っていた。
左から、町田啓太、赤楚衛二、風間太樹監督
『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』は2022年4月8日(金) ロードショー。